2023年6月9日金曜日

撮影会本命の御岳山神社に早朝散歩

 朝食前に神社までは少し歩くとのことで、坂道を登りながら辺りを見回すと山間から垣間見える景色に霧がかかって見える。「見下ろす」とは気分のいいものだ。景色の場合はいいけど、人の場合は「見下す」(みくだす)となるので、ゆめゆめ注意。人がごく少なくて静かな道をゆっくり上がりながら撮っていった。

 前回来たのは多分40年数年前にもなるだろうか。そのときも神社に来ているのだろうけど、さっぱり記憶にない。撮影となると、「絵」になるところをじっくり探していくので、どうしても一番後からついていくことになる。あわてて追いかけるようになるのが常だから、足元に注意をしなくてはならない。静かな空間をじっくり楽しんだ後の朝食は格別美味しかった。











 

2023年6月2日金曜日

残像への思い

 奥多摩駅を上がっていくと、廃墟のような工場跡があった。事情はわからないが、この地での操業を続けることができなかったのだろうか。こういう被写体もなぜか思いが残っているものとして、撮ろうという気持ちになる。

 そう思うのは自分だけではなく、写真を撮るメンバーが持っているようだ。別にきれいでもなく、どちらかといえば普通おめにかかる写真とは違ったものなのに、撮る気を起こすのは写真家の宿命みたいなものなのだろうか。

 美しい花は皆に賛美されて、それは人々の気持ちを安らげる効果もあるのだろう。もう一方の「賛美に値しない写真」は、花であれば美しく咲き誇って人を楽しませた後、枯れてしまった姿にシャッターを押す。花の人生に妙に思いを残すということもあるのではないか。

 賑やかに機械の音を立てながら操業していた工場が、取り壊しもされずにがらんどうの空間を残して…どうなったのだろうか。働いていた人たちはどんな生活をしているのか。カメラを向けた4人は共通した思いを重ねているのだろうと思う。












2023年5月29日月曜日

ゴミの手前の写真??でも楽しみあり

 御岳山の写真合宿で撮った写真を眺める。いいなと思って撮るのはいつものことだけど、無理やりとったりしているものも少なくない。「写真とは」などと知ったかぶりするほどのこともなく、あれこれと一緒に出掛けたメンバーと交流するのが楽しみになる。

 しかし現像、プリントしてその場に持っていくのに、手をかけることはけっこうある。これもまた楽しみのうちになる。一緒に行った人の写真はどんなだろう。持ち寄った日に見て、自分よりいいもの、いいところを撮っていたとわかると、少々悔しい。

 こうした「目標」があるのが「後期の楽しみ」であり、元気のタネだと娘にも言われる。いつまでと予定もできないけれども、健康が長続きするのは出たとこ勝負しかない。膝の痛みが落ちついてきたら、腰と肩が痛みだした。これもお付き合いで生きていくしかないだろう。写真は奥多摩湖、旧小河内小・中学校。








2023年5月22日月曜日

この一週間のうち5日出て歩く

 先週は予定が詰まってしまって、忙しかった。読者会というか、指定された本を読んで、感想など意見交換する催し。本を読むのが得てでないものだから、こうでもしないと読むことができない。自分にとっては必須科目。

 翌日には御岳山に一泊撮影に出かけた。随分と前に行ったことがあるが、4人でゆるゆると歩きながら往路では奥多摩湖の「学校」やら奥多摩駅チカの「廃業した建物」を撮った。翌朝は御岳山神社に向かい、少しふうふう言いながら階段を上って、森閑とした神社周辺を撮った。

 一日置いて、写真展を見る約束で河辺まで出向いた。写真愛好メンバーの話はつきない。

 昨日は「写真のたのしみ方」の研究会で3人が集まって、パソコンの動かしや撮った写真の扱いについて、自作の資料を基にして学習した。自作の資料は、知識や技量の及ばないところを補充しながら作ったものだったが、自分としても勉強になった。一度や二度の研究会ではちょっと賄いきれそうもない。いずれも「アルコール」をたしなんだことは言わずもがなのこと。

 12日に撮ったアジサイは、今はすっかり開いてしまった。


 

2023年5月13日土曜日

「撮り花」が集まった

 写真を撮る催しをしようと、退職者会の企画のひとつで集まった。カメラを購入したので撮りに行きたいとの要望を受けて、たしなみのあるメンバーが寄り集まって小石川植物園の「花」を撮りに行こうということになった。

 42810時に茗荷谷に集合。会員7人が参加、朝は風が吹いていて、ちょっと寒いかげん。歩くうちに気温がだんだん上がってくるが、汗をかくほどでない。ところが植物園というわりには花に巡り合えない。時期が遅いのかな?対象物はあまり見つからないので、しかたがなくじっくと見て撮影対象を探すことになった。

 はずかしながら、牧野富太郎が小石川植物園にゆかりがあるものとは、この時には知らなかった。サクラの木があったからはもっと早い時期ならよかっただろう。ともかく花が咲いてなくて、なにを撮ったら写真になるのかが難しくてこまった。これも修行だと思って頑張って撮ることにした。皆さんはどんな写真を撮ったかわからないけれども、終了後の飲み屋さんで次回6月の撮影日程を決めたので、その日にご披露という予定になる。









2023年5月6日土曜日

連休の一日、憲法集会に。休養一筋というわけにいかなかった連休。

 腰が痛いけど、歩けないわけではないと憲法集会に出かける。退職者会の人たち、たくさんの参加者と一緒に、「憲法改正の危機」を共有できてよかった。「敵基地攻撃能力」という、かつての歴史も憲法制定にもなんとも反省のない主張がまかり通ってしまう危うさが、戦前のように落とし込まれていくことには黙ったままではいけない。さしたることはできないけれども、生まれたときから憲法のもとで生きてきたものとして思うこと。


―北海道新聞

敵基地攻撃能力に反対33%、賛成27% 防衛増税反対は過半数 全道世論調査

会員限定記事

2023429 22:35(429 23:11更新)


―「ほいくらし」HPから

お友だちのものを勝手に使ったり、自分のものにしたりするのはだめだよね。それから、お友だちに意地悪したり、叩いたりするのもいけないよね。
そういうルールがあるから、みんな安心して楽しく過ごせるんだよ。53日はみんなが住んでいる日本の、大切なルールが決められた日だから、記念日としてお休みになったんだよ。

2023年5月1日月曜日

この一か月よく動きまわった。部屋のゴミがたまった。

  4月中には17日間も出歩いていた。自分でもよくもまあと思う。膝の痛みが治まっているのをいいことにして出かけたが、それで腰が痛くなったのも当前かもしれない。その影響で、新聞「切り抜き」が溜まってパソコン取り込みができないし、出かけた先の資料も山積みになる。パンフレットなどは処分してもよいかと思うが、あとで見ると面白いし、撮った写真の参考になる。これはと思った資料はスキャナーで取り込んでおくけれども、果たしてまた出かけることになるのかどうか。

 撮ってきた写真はいの一番にパソコンに取り込んでしまうので、部屋に積み重なることはない、非ゴミの存在で散らからないのは特異というか、デジタル社会の恩恵ということか。正確には「いらない写真」がたんまりあるから、ゴミがないとわけにいかない。日付ごとに「整列」して取り込まれるのは、ほかにはない簡易さだ。アナログのたまった新聞も梱包して資源回収に出す準備をした。当面の片付け作業を済ませた気分になった。

 4月2日に、JRP多摩ブロックで多摩湖の桜を狙った撮影会があった。盛りはとっくに過ぎたので「ゴミ」になりそうだけど、その前に。











2023年4月27日木曜日

展示した写真の思い返し

 再開発のものすごさを写真に表したかったが、それなりに力を込めたつもりが、そうでもなくて表現するのに、もうちょっと力およばなかったと思うのが率直なところ。集中してもっと突っ込んだ撮影をしなくてはいけないなと、思い返している。

 ビルがどんどん建築されて、「昔の風景」が消滅していくことには、そのテーマをもった他の人の写真が実に印象的に記憶に残る。「再開発が…」という「…」の部分にかかわるテーマは何なのだろうとずっと考えている。一極集中批判が今ではほとんど表には出なくなって、いまや公園の木を伐り、高層ビルを建てるということにまで追い込まれている。

 地方の山々を削り、採った石灰石と砂利とコンクリートで都市を固める。どこもかしこもこれでうごめき回る。ここまでやるのかという気がしてならない。地上空間を手に入れて(地下の場合もある)財産とし、持っているものと持たざる者の格差をどんどん広げることになんの思案と問題も考慮なしでいいのか。そんなバカげた成長・経済は本当に願い下げにしたい。

 「貧困・困窮」から抜け出せない、その中にいる我々も、財政が足りないからと、年金も医療もなにもかも切り下げられて、生活程度は下がるばかり。どこに安寧な幸福と未来があるのか。









2023年4月20日木曜日

写真展が終わって台風一過みたい

  一山超えて、いろいろな感慨がわいてくる。まだ落ち着いて整理ができない状況で、最後の仕事の展示作品のホームページ作りがやっと終えた。疲れたというのが本音だけど、遠くからきてくれた人には感謝とお礼を先に言わなければと思う。会場で話したり聞いたりしたことが、たくさん耳に残っていてこれからじっくり思い返し、温めて行こうかと思っている。

 己のようなしがない写真でも、化粧を施して素晴らしい作品群と一緒に飾ってもらえるのは、ゼミ展(グループ展)のよいところだと、ゼミ生と講師にも感謝あるのみ。日頃お世話になっている友人知人とは、写真の説明と近況を語り合えて、コロナ下で交流できなかったうっぷんを、幾分か晴らせたような気がする。

 これから、展示会に来られなかった方へパンフレットの余分を配布しようと思っている。選挙戦の盛りで、名前だけの連呼が飛び回っているが、写真展「共生」の作品に込めた戦争、自然、再開発、人のふれあいなどへの思いが、生かされる方向と結果にしたいものだと思う。

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