2017年2月3日金曜日

キューバの人たちの暮らしぶりは… キューバその3

 写真を撮るメンバーは、キューバの暮らしを切り取りたいと、狙いを定めている。キューバの姿がドキュメントでつかまえられればいいのだが、それはあらかじめ狙いを定めておくわけにはいかない。出たとこ勝負のことになる。くじ引きのように当たりはずれがある。

 したがってキョロキョロと挙動不審者がごとき動きで、一瞬も気を抜かずに動かなければならない。特に人を撮るとなると、秒単位で千変万化する相手をとらえなくてはならないが、うまくその瞬間にシャッターを押せれば御の字というところ。

 ところでキューバの人たちは、基本的に写真を撮られることをさして問題にしない。もちろん撮らせてもらうときには断るが、日本の場合は事前に断りをいれないと、ときには齟齬が起きたりする。キューバの人(キューバに観光で来ている人も多くいる)が問題にしないというのが、どうしてなのかはわからない。ちょうど目が合ったとき、その機会にカメラで撮るポーズを示すと、「いいよ、撮れ!」という態度が返ってくる。こういうケースが一番多い。

 家の前で外を眺めている人も結構いる。ガイドさん話では、夏だから家にいるより外に出てくるのではと言う。この撮影チャンスは、日本から持ち込んだアメが役立つ。同行の先輩が慣れていて、ちゃんと準備していた。アメ一つで、まず笑顔がでてくる、さあ撮っていいよと、構えてくれる。でもそれが型式的になったりして…。

 もう一つは、多くはないが、「撮ってくれ!」とせびる人。これは後からチップをせびるというスタイルの人。申し訳ないがこれは応じない。金の問題ではないが、いい写真にはならないだろうから。で、どれだけ迫れたのかというところは、ウーン。

































2017年1月31日火曜日

キューバの子供たちは活発 キューバその2

 子供たちが、金曜日が「課外授業の日」で街中の広場にでかけてくる。キューバの歴史などを「図書館」で学ぶらしい。私たちを、ガイドさんが図書館に案内してくれて、担当者が蔵書を紹介してくれた。そこに手塚治虫の漫画があった。漫画のことはよく知らないが、ほかにも日本の漫画を翻訳したものが備えてあると、実物を示しながら教えてくれた。もし、日本で紹介してくれるものがあれば、連絡してくれという依頼もされた。

 子供たちは、公園が活動の場になっている。サッカーの蹴りの練習は、先生がついて指導しているが、子供が蹴るそのボールは、あまり飛ばないようだ。安全のため特別な造りになっているのだろうか。公園にきているギターリストの演奏に合わせて、先生と母親たちも一緒に楽しんでいる子供のグループもいる。先生がなにをしたのか子供たちから飛びつかれていた。親たちもリズムをとって踊っているが、子供同士でジルバを踊りだしたのには驚いた。これが「民族的」なものというよりも、「解放されている」という方があたっているのかと思う。

 なかにはゲーム機をもって、友達がのぞき込んだりしていた。子供が腕時計をしていたのが、撮った写真から分かった。腕時計がイミテーションなのかとも思うが、そんなファッションしているとは、「キューバは貧しい」という見方からは外れているような違和感をもった。子供たちの様子は、これが教育費無料という効果といえるのだろうか。子供たちの服装は端正できれいだ。子供たちは夕方になると、広場(空き地)に出てサッカー(の練習)をしている。その姿は私たちが移動するところの、どこでも見かけた。