2019年2月24日日曜日

月島を周って撮る

 もんじゃ焼きを食べようという催しがあった。フリーな身の上を生かして、夕方から始まるその会に参加させてもらうことにしていた。もう一つの意図は写真を撮ること。始まる時間より早く現地に行って、銀座から歩き始めて勝鬨橋も撮り、橋を渡ってから水路の風景をねらってみた。

 勝鬨橋のゴッツイ造りは、眺めてみると面白いものだった。不思議なことに人がずいぶんと歩いていて、何か催しでも?と最初考えたが、そうではなかったらしい。勝鬨橋にも映り込んだが、高層のマンション群がアピールしているかのように、立ち上がっている。どうやらそこへの出入りがあるらしい。

 調べてみたら、月島地区でこの一年で増えた人口が1592人、うち外国人の増加が3分の一を数える。水路にある屋形船繋留の風景と、街の変容のコントラストに少々とまどい感をもった。もんじゃ焼きの店群の周りは、高層ビルと変わりように置き去りにされる、古い家並みが取り巻いているようだった。







 



















2019年2月22日金曜日

気分は春の胃カメラ結果


 前回の検査からほぼ2年になって、その間胃薬も飲んだが、アルコールもそれなりに胃袋を通過していった。ピロリ菌の除菌が2回目でうまくいって、危険の回避へは整ってきたものと思っていても、ときどき胃の一部に違和感があるので、少々心配はしていた。

 胃カメラの結果は、大丈夫とのことで一安心。あとは「大腸がん検診」でひっかからなければ、一年くらいは安心していられる。(つまり、酒も飲める)

 家を出るとき持って出た「本」を抱えて、いつもの喫茶店まで行って読もうかと、明るくなった気分をウォーキングに転嫁して歩いた。初めて通った道で神社が目について、ちょっと寄り道した。古めかしいたたずまいにスマホでカシャリと2枚撮影した。

 喫茶店で一時間ほど本を読んで過ごし、神田川沿いに家に向かった。途中咲き始めのサクラをスマホに収めた。河津桜が見ごろとのことが新聞に載っていたが、この桜も河津桜なのだろうか。





2019年2月21日木曜日

五色沼、モノクロに近い世界を雪が造った

 10人ほどのメンバーが、ガイドさんに案内されて雪の世界を歩いた。スキーをしたことがあるので、スノーシューを履き、ストックを持つのは全く違和感がなかった。スノーシューのストッパーの締め方が弱かったのを、ガイドさんが直してくれた。

 元が自然探勝で使われているところであるし、前に通ったらしい雪上に、フミ跡があるので緊張もせずに楽しむことができた。雪と、時折雪をまき散らす雲のおかげで、沼の水の色がわずかに青色に見える以外は、全くのモノクロの世界。水が湧きだしてそこだけ石に張り付いている苔の緑が、いやに印象的になった。











2019年2月20日水曜日

新雪を踏んで歩く五色沼

 スノーシューを履いて歩きまわるのは楽しい。新雪を踏むのが、なぜか楽しい。坂を滑り降りるのも、子供の頃に帰ったようで面白い遊びだった。念のために坂から滑るのは遠慮しておいた。危険は避ける年齢になったのだから…。山の中は、雪のない時ならば自由に歩き回ることができないから、今どこへでも入り込んで歩けるのは、なかなか体験できないことだ。

 いつも雪に見舞われているところでは、面白さや楽しさは後景の話なのかもしれない。そこまでも「楽しみ」に昇華させたのが人間のすごいところだが、雪との闘いの歴史をないものにしてはならないことは、東北出身の者として思うこと。











2019年2月17日日曜日

核兵器製造企業に融資しない「りそなHD」につづけ

 核兵器がいらないことを明示することは、日本の歴史が負ってきた責任と言える。被爆国としての体験を唯一受け、核実験の被害までこうむった。だから核兵器の禁止は誰でも賛成できること。

 であるのに、「国としては」核兵器禁止条約には、後ろ向きで「違う方法で」核をなくしていくと言って逃げまわっている。さらに「核アレルギー」とまで発して、核兵器所有までの意図を隠さない。アメリカの核兵器持ち込みでさえ、「内緒話」として隠し立てまでもするということでは、話にならない。

 15日の毎日新聞で、りそなHD(ホールディング)が核兵器製造企業への融資禁止を宣言したと報じた。当然のことと思いながらも、核兵器をなくしていく流れのひとつとして評価されていいいと思う。他の関係企業も続いていってほしいが、もう一歩入って、原発の稼働についても一言表明されないかと期待をかけたい。

 日本のプルトニウムの蓄積は47トンに達している。原発で使った核燃料から取り出して、資源として再利用する核燃料サイクルを推進している。核兵器を所有していない国では日本だけだ。これが原爆に換算すると6000発にもなるということで、恐るべき状態になっている。





 スノーシューを履いて五色沼を自然探勝。「コシアブラは福島ではまだ食べられない」とガイドさん。







2019年2月15日金曜日

「都合の悪いことは隠す」であれば由々しいこと

 インターネットに載っている漫画、写真、論文について著作権を侵害していると知りながらダウンロードすることは全面的に違法とする…方針が文化審議会で決まった。著作権者の了解なしにアップロードすることはこれまでも著作権法には違反していたが、ダウンロードのうち音楽と映像に限っては違反だった。

 それを小説や雑誌、写真、論文、コンピュータープログラムなどあらゆるネット上のコンテンツに拡大される。個人のブログやツイッターの画面も禁止。パソコンやスマホで「スクリーンショット」(画面を切り取って保存する)も「著作権侵害だと確定的に知っていた場合に」違法となるという。 

 「ネットの利用が委縮してしまう」ことに批判が起きていたが、刑事罰の対象範囲はこれから要件を絞り込むとされている。
 ここまで広げていくとなると、いろいろな疑問が湧いてくる。NETに載せているものの利用法については、個人によって違う。丸ごと伝えるのはよくないが、アップした内容で意図が曲げられておらず、紹介するもののが自分の主張の一部であればのはいいのではないか。

 新聞の切り抜きなども、著作権が存在することは理解できるが、切り抜きの内容を使用することによって、主張する表現の具体性が高まり、信頼度が高まるということがある。文章化をした場合には、それ自体に誤りや改竄がないかどうかの検証が別に必要になることにもなる。

 Facebookは周知の範囲については選択できる「制限的」なので、外に露出させることは適当でないが、ツイッターの場合は本名でなくても投稿が可能なのだから、かなりフリーな情報だと言えるのはないか。そう考えて自分も利用することがある。

 大ぐくりでいえば、ある情報を知らせることが不都合な場合、例えば国会議員が本会議の最中に、居眠りをしている画像などはそれにあたるが、それこそあってはならない拡散対象にいれるべきことだ。

 「エヌHK」がニュースで取り上げる国会の論戦は、必ず首相がちゃんと答弁しているように切り取られて、国会の中継内容とは相当の差がある。誤解を生みだすようなことは、報道として避けるべきことが前提だが、こういうときこそ正確な情報が、別に伝えられることが必要なことだと思う。

 もっともそれ以前に、国会の審議では改竄、ねつ造、すり替え、答弁拒否などで、質問の内容にまともに回答をしないケースが非常に多くなってきた。こんな状況の時に、加えてNET情報の制限をする対応は、社会民主主義にそぐわないし、秘密保護法の態勢づくりを思わせる。もちろん著作権の保護は十分検討されるべきだ。

 これによって関連して次の情報に触れた。これはサイバー攻撃の対応だというが、パソコンのルーターを通じて個人のパソコンに入り込むという、盗人ともいうべきことを政府が始めている。どこまでかという全体像がわからないが、個人情報(NETアクセスの履歴によっても、わかること多くある)取得によって「著作権法違反容疑」のような被せ方で、個人のプライバシーに踏み込んでくるとしたら、非常に乱暴なこことだ。