2014年2月6日木曜日

都知事候補者の一本化はできない

2014/02/03~脱原発候補の一本化を呼びかける記者会見」があった。


以下、上記HP(Independent Web Journal) の一部コピー
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 「脱原発都都知事選候補に統一を呼びかける会」は23日、日本記者クラブで記者会見を開き、細川護熙・宇都宮健児両氏の「候補統一化」を、改めて求めると発表した。同会は、会見後に両陣営を訪問し、一本化への協議を要請すると説明した。
会見者 むのたけじ氏(「たいまつ」 発行人)、澤地久枝氏(作家)、落合恵子氏(作家)、吉岡達也氏(ピースボート共同代表)
 同会が両候補に要請する内容は下記の4つ。
1. 両陣営は、確実な都知事当選を目指して候補者を一本化し、選挙運動で協力する。
2. 両陣営とも、目標「原発ゼロ」に合致する政策内容の具体化とその実現に努める。
3. その他、2020年オリンピック、社会保障など諸政策についても協力関係を強める。
4. 以上の方針実施を確かなものとするため、新知事は選挙後に辞退側候補に都政への参与を求め、事実上の連立体制を組む。両陣営は予めその約束を協定化する。
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 「脱原発都都知事選候補に統一を呼びかける会」は告示前に、一度一本化の記者会見をした。双方の立候補予定者に直接会うこともなく、文書による「要請」をした。脱原発しかないできていなかった政策と、都政全般にわたって詳細に政策を発表している候補者とは相当のかい離があるし、一方は使者と合う意思はないとはねつけ、政策討論の申し入れのもノーという状況下では、一本化などの工程はありようもなかった。今になってまた、統一を望む声が「双方」に強くあるからと、再び今度の行動となったという。
「一度は統一化を断念して細川氏の支持を表明していた。しかし選挙戦も残り一週間を切った今になって、再度『一本化』を申し入れる理由は何なのか」との疑問がだれしも湧くところだ。

後段の「座間宮ガレイ」氏がこの件に関して、舌鋒鋭く批判しているので、映像を搭載したが、見ることができるだろうか?

さて、その際に発言した数人のコメントがこの行動にはいっていることに、一徹な考えをもっているわけでない状況が見えた。

前国連大学副学長・武者小路公秀氏
 Facebookで統一化を求める議論を始めた。すると『宇都宮さんを裏切るのか』という抗議の声が届いた。私は、宇都宮さんを支持する考えは変わらない。細川さんの方から宇都宮さんに話し合いを呼びかけるよう提案したい」

作家・落合恵子氏
 「都知事選は自治体の首長選挙ではなく、国政も左右するもの。宇都宮・細川両候補の得票率が、脱原発を抱えていない候補の得票率を上回った場合、私たちはそれをどう考えればいいのか。名護市長選、南相馬市長選の流れを切らないようにしたい。これは、どちらかの候補に降りて欲しいというものではない。
 『話し合いの機会を下さい。もう一度考えてくれませんか』ということ。今、脱原発の陣営が分裂している。選挙後、両者が一つにまとまる期待も込めています」

【落合恵子氏へのインタビュー取材】
IWJ「一本化の動きについて、改めて」
落合氏
「今日の会には、やむにやまれない思いで座った。さっき会見でも言いましたが、やはり(呼びかけが)遅すぎたと思います。本当は、両候補の方に座っていただいて、本当の意味で中立という形で話し合っていただく会を作るべきでしたが、私たちは非力でした。
 『今になってなぜ』という思いは私も持っている。しかし、ただやっぱり負けたくないというか、この国の命運がここにかかっているということで動き出した。遅すぎたと言われれば、私の感覚では、そうだったと思います。私だってさっきまで、(会見へ参加することを)迷っていたんですから。こういう会を開くことで、私たちは傷つく人を少なくしたい。でもそう言いながら、この会を開くことが誰かを傷つけている可能性もある。

 私たちはやっぱり選挙の有り様も、同じ思いで、金曜日の官邸前も今でも一緒じゃないですか。そのことを大事にしていかないと、誰が喜ぶのでしょうか。私たちは誰を敵とするのか。敵という言葉は悲しい言葉だけれど、傷の中で、学び合う私たちでありたいと、心から思います。私は、何度も申しますが、両陣営から距離をとって、自分の一票を一生懸命使います。それしかできないです。ただし、一票を一生懸命考えて使います。

 私がやることは選挙に行こうと、やっぱり、行かないよという人も大勢いるので、今回の選挙の重要性を語りつづけるしかないですね。どこに入れましょうというのは、本来、民主主義の基本を考えれば、自分で決めて自分で一票を使えばいいんですから」IWJ・ぎぎまき)

記者会見当日の座間宮ガレイ氏

zamamiyagareiさんのライブ























2014年2月5日水曜日

ありったけの投資行動で日本がどうなってしまうのか。

 昨夜はつりの会の会議が終わった後、打ち合わせたいことがあると自分に言い訳をしながら、飲み屋に付き合った。家に戻って、パソコンをいじりながら、一人で二次会を開催。ブログのネタをあさりながらNETサーフィンするのはいつものことで、いくつかネタを拾っておいた。ところが朝の寝覚めが悪い。こうなるとブログの書き込みが遅くなる。アルコールをとりすぎたというほどまでではないが、やっぱり若い時とは違うなと実感させられる。なかなか年相応の着地が上手くいかない。


 2020年のオリンピック開催に向けて、招致員会が描いた開催施設の「写真」(2013.1.11)があったので、これを使うことにしようと昨夜は思ったのだが、上手くまとまりそうもない。

 オリンピックの「夢」の看板だけいただいて、建設業界のいのままのものづくりがすすめられそうな気配だ。世田谷の保育園建設が、業者の「人手不足」で進まないとい報道をしていた。東日本震災の復興、ダムも新幹線も道路建設などの公共事業、オリンピック開催関連事業だけでも、膨大な事業量なる。これに加えてトンネルや橋のメンテナンスの必要性も問題になっている。東京都の築地卸売市場の移転も、工事の入札が不調になった。

 こうなると資材の値上がりと人手不足で受注額が膨らんでいくことに作用するのだろうか。膨大な投入資金のツケが回ってくるだろうことを考えると背筋が寒くなる。消費税増税が打ち出のこづちで、大判ふるまいに使われたのではたまらない。















2014年2月4日火曜日

「世界一エコで安上がりなオリンピックを!」へ答えない知事候補もあり。


 「神宮外苑と国立競技場を未来に手わたす会」が12月13日に青柳正規文化庁長官に申し入れをした。要望書は「新国立競技場建設による重要文化財聖徳記念絵画館の周辺景観への懸念について」で、内容は、重要文化財である聖徳記念絵画館の周辺環境への配慮と50年たった国立競技場の文化財としての価値についての2点。「世界一エコで安上がりなオリンピック」と言って承知したこととはかけ離れた新国立競技場建設が進められようとしていることに対してのことだった。
 この申し入れは、「招致が決まればあとは…」という流れに異議を挟んだもので、筋が通ったものだ。この会が都知事候補に「東京五輪と新国立競技場についての公開質問状」を出した。回答は百様で「オリンピック中止」から「返上」という回答もある。
 宇都宮氏が項目ごとの質問に答えているほか、内藤氏がほぼ項目に沿って答え、桝添氏は「街頭演説で駆け回っており、回答が難しい」として答えず、細川氏はオリンピック後、遺産が使い続けられるよう過大は建設を見直すとしている。田母神氏は返事をしていない。五輪準備への政策が重要なわりには、「有名」力大物候補者の回答はそっけないものだ。このNET署名は13676名人が応じている。

「神宮外苑と国立競技場を未来へてわたす会」設立趣旨
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 猪瀬都知事は「1964年の東京オリンピックの遺産を有効利用し、世界一エコで安上がりなオリンピックにする」と発言していました。ところがなぜか、昨2012年に新しい国立競技場のデザインコンクールが行われていたのです。主催者は独立行政法人・日本スポーツ振興センター、審査委員長は安藤忠雄氏。
最優秀に選ばれたのはイラク出身・ロンドン在住のザハ・ハディド氏。まるでUFOのような形の巨大なものです。自転車競技のヘルメットという人もいます。11万平米の土地に29万平米の広さの競技場を建てるこの計画、予算の1300億では出来そうにありません。3000億とも噂されています。しかも70メートル(マンションでいうと20階建て以上)のため、東京都の都市計画審議会は日本で最初の風致地区、神宮外苑の高さ規制を20メートルから75メートルへとまともな論議もないままに緩和してしまいました。このままいくと、神宮外苑のあの美しい銀杏並木、重要文化財の聖徳絵画館の左後ろに、この巨大な競技場が建ってしまいます。そんなこと認めるわけにはいきません。そうしたらきっとたくさんの木が切られるでしょう。そうしたら霞ヶ丘都営アパートの住民も二度目の移転を迫られます。
 コンクールの粗雑さ、デザインや防災面での不安については建築家たちも異論を唱えています。わたしたちは市民の目線から、この新国立競技場計画を考えたいのです。巨大な建物を造っても需要がなければそれは子孫への巨大なお荷物です。たくさんの都民、国民がこの問題に興味を持って、東京の空をもうこれ以上狭くしないこと、東京一極集中をこれ以上進めないようにしませんか?国民の税金でつくられるのですから。そう考えて「神宮外苑と国立競技場を未来へてわたす会」をつくりました。
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賛同者の皆様
私たち「神宮外苑と国立競技場を未来に手わたす会」は先般、東京都知事選の立候補者に「東京五輪と新国立競技場についての公開質問状」をお送りしました。
◎公開質問状と回答内容はコチラ→回答

一部を切り抜き







2014年2月3日月曜日

雪が溶けて…。

 窓から見える日差しが、もう春がやってくることを教えてくれる。東京の雪は、1回か2回降るから、その残り冬の催しを済ませてからでないと、ダメなような気もする。日常の生活から見ると雪は邪魔存在となる。都市も田舎も共通してそう扱われる。

 山麓の雪が溶けはじめるころに、雪が居座っていたあたりの泥を身に着けて、気の毒なくらい汚れた身体を、徐々に水に変えていく。日常生活の厄介者ではあっても、大地の養分を溶かし込んだ水分を少しずつ渓へ流れ込む作業は、大地の生き物たちにどれだけの恵みを施すのだろうか。とりわけ人間の食にはとてつもない影響をもっている。

 「生産活動」から遠ざかったものには、自然の活動がいやに気になるし目に染みる。雪解けの渓流から少しイワナを頂戴して、たまった雪が溶けた端っこからみえるフキノトウを積むことを想像しただけで、うれしくなってくる。大自然のなかに踏み込んでいる実感はなにものにも代えがたい。












2014年2月2日日曜日

お江戸日本橋は七つ立ち…

 日本橋が陽の目を見るようになるという話。どういうことはない界隈の再開発することによって、高速道路を「動かす」ことを考えているとか。1964年東京オリンピックの首都高建設で、日本橋を陽の当たらない場所にした経緯を反省したわけでもなくて、再開発に不都合にならない範囲で何とかしようかというものなら、いままでと大差はない。

 オリンピックの名のもと陰に追いやった日本橋は、12歳くらいで江戸に奉公に来た少年たちが20歳になって初めて関西に帰るとき、「七つ立ち」をメドにしたという。「初のぼり」は、初めての「帰省許可」があって、従業員の多い大店に帰省する従業員が多くて、にぎわっている様子だった。

 日本橋とて、江戸の働き手の心躍る帰省の出発点だったことを考えれば、江戸の歴史に対して泥をかけたに等しい仕打ちだろうと言いたいところだ。正月の箱根駅伝も本来なら日本橋起点でもと言えるのではないだろうか。東海道という日本文化の道筋を通るのであれば。読売新聞社からという文化というにははばかる事業者の会社の前から出発では味気がちょっと違う。

 「戦災」でなくしものは数えることができないほど膨大だ。それをさておくわけにもいかないが、幸いにも残ったものを日本の文化として丁重に扱っていないことに、問題がないのだろうか。都市集中を誘導する再開発を金科玉条のように扱って、それによって経済が発展するという決まり文句で説得にあたる。そうかなそれではと乗っかっていくことで、どれだけの東京や地方の、身近な地域の文化を壊してしまったことだろう。

 大きくても小さくても、営々と繋がって醸造された文化を、一部の自己都合で簡単に消してなくしてしまうということは、あってはならないことだ。そして、それが当たり前のようにされていることが、人の精神構造に影響を与えている様な気する。

 「戦争への道」が日本の国土も文化も破壊したということを、いつも思い返さなくてはならない。ところが、日本が他国を侵略したという歴史が間違いではなかったという真逆的な考え方が、実は日本の環境も文化も顧みない発想とつながっているような気がしてならない。日本橋が、国の重要文化財に指定されたのは1999年5月。首都高速建設から実に35年後だった。





2014年2月1日土曜日

政策の討論をやれば、見えてくる。

 脱原発を公言するなら、毎週金曜日にやっている官邸前のリレートークに参加すればいいのにと、Facebookに書き込みをした。原発を批判するなら「一点で」団結している行動だから参加するのには遠慮はいらない。実は参加することはないのだろうと思っていたら、H都知事候補が参加した。原発への批判とその行動参加は遅きに失してはいても、「風」を起こす方に加わったという点では評価されていいことではないかと思う。立場が違っていても、都知事選が終わっても当然金曜日には参加してもらえるものと期待したい。

 都知事選が「脱原発」に対する態度だけではないことは、ここに至ってM候補者も具体的な政策を今こしらえているということからしても、はっきりしてきた。やらないよりはましだが、テレビでも討論にならない「主要候補者の発言」が放映されるにいたった。都知事選があるからその風に乗って帆を立てたという見方は外れてはいないだろう。

 しかしそれだけで選挙を進めるとあれば、客観的には「脱原発の世論」を割るということになる。だから一本化だったというわけだろうが、そんな話には「逢いもしないで」蹴とばしたH候補。たとえば国民健康保険の負担軽減だとか、公立保育園増設、ブラック企業・雇用対策も、不正「借用」問題への対応などいくらも身近にあるシビアな政策が論じられるべきところ、U候補を除いて軽んじられた。

 現在は多少の政策も言わざるを得なくなっているが、告示前にはそれは白紙状態なのだから、そういう点でも一本化にはなりえなかっただろう。だから、政策で討論しようというU候補の提案には応えることができなかった。しかし、脱原発の主張が、具体的には「ゼロ」から「いつかまで」と大きな違いがあっても、主張することがよしとする考え方も事実として存在している。双方を尊重して配慮するということもあって、運動が担保されている。

 そうであっても、「徳洲会借用金」問題がきっかけになったこの選挙は、佐川急便マネー、政党助成金流用などカネにまつわる後ろ暗さも、候補者資質が問われているという点で、重大なことだろうと思う。ついでながら、政党助成金の流用問題を赤旗で批判されたM候補は、ネトウヨ(ネット右翼)から攻撃材料として使われている。T候補の浮上のためなのだろうか。

 選挙の際の政策、公約の重みは、扱いが軽く置かれている。マスコミの扱いもそういう視点からということでは全く不十分だし、よって有権者側の認識も表面的になる。そこをつけめとする愚民思想を破りたいものだ。





2014年1月31日金曜日

アナログが懐かしくも、優しく感じる魚獲り。




この2枚の写真は、漁をしているところを撮ったものということがわかる。澪筋が沖まで続いて見えるのはきっと大潮だからだろう。潮が引いた後、沖に行き損ねた小魚を獲ろうというのだろうか。中学生のころ住んでいた千葉の海は、こんな海だった。澪筋にハゼもカレイもいたしアサリも自生していた。ちょっと先の海岸で、アサリを撒いて養殖して、「アサリ獲り」の商売があると聞いて、アサリって金を払って獲るものなのかよと思った。

こんなに立派な澪があれば、どれだけのハゼ釣りができるだろうか。きっと5キロとか10キロとかになるかもしれない。ハゼ釣り場にしているところは、年を追うごとにじりじりと釣れる量が減ってきて、大会の釣り場範囲を拡大していかなければならなくなっている。確かに三浦半島の先の方に行っても、海の匂いがなくなっている。川も湖もしかり、魚の繁殖環境が悪化しているのだろう。

 
 この写真、漁をしている人たちみんなが網を上げているのはどうしてなのだろう。魚を一斉に追い込んで網を上げるということが効率的ということなのか。網を一斉にあげているところが写真の見栄えが良いことには違いない。風に飛ばされないように踏ん張っているところも面白い。上げ潮になってくる間、何回も網を上げるのだろう。

(写真はFacebookから)

2014年1月30日木曜日

原発をなきものにするのに遠慮はいらない



福島民報2014.1.29
楢葉町の沖合約20キロに設置され実証運転が始まった「浮体式洋上風力発電所」の昨年12月の発電量は64万2400キロワット時で、稼働率は94・9%だった。福島市のコラッセふくしまで28日に開かれた浮体式洋上風力発電実証研究事業の漁業協働委員会で報告された。
 昨年12月1日から東北電力への送電を開始した。12月の平均風速は秒速7・9メートルだった。
 委員会では、経済産業省の担当者らが、事業の進捗(しんちょく)状況や、漁業との共存に関するワーキンググループでの協議内容を報告した。
 経産省などは平成27年度までの実証研究を通し、商業化が可能かどうかを判断する。


 エネルギー問題は商業の採算ベースに合うのか合わないのかという範疇では置いておけないことではないのかな。漁業との共存もなにも、原発では共存できないことが明確なのだから、「実証研究事業」などとのんびり構えている場合ではないだろう。それこそ海外の脱原発のとりくみを学んでいけば、方法はいくらでもわかるだろう。この写真をどなたが撮ったのだかわからないが、福島第一原発が陸上に見えるのが面白い。かすんでいるから亡霊のようだ。さっさとなくなって見えなくなればすっきりするのに。

2014年1月29日水曜日

お隣の釣りの総会に参加させていただいた

 お隣の釣りの会の総会に参加させいただいた。恥ずかしいことに、開始時間を間違えてしまって、あわててタクシーを飛ばすことになった。時々よりもしょっちゅうこんなことがおきるので、困ったことだ。パソコンのカレンダーに書き込んであるのに、見直すことをしないからということもある。緊張感が薄れているというわけでもないと思うのだが、思い込みのようなものがるのかもしれない。いずれにしても、だんだんきつい話はできなくなっていくのだろう。

 だから挨拶を「労釣は高齢化が進んで…とよく言われるが自分もその範疇になった…」としゃべることになった。総会は主要なことが終わって、アトラクションに入っていった。クイズに答えて消費をゲットするというものがあり、あとで参加した私にもやらせていただいた。冷や汗をかきながら、二つ目には答えることができて商品をいただいた。つづけてオークションだ。入会した方が、残念なことにすぐになくなってしまったという「釣り遺品」のオークションだった。船釣りものが多かった。竿掛けを「競り落として」?いただいた。


 二次会にも9名が参加して、釣り談義に話が咲いた。大島への「支援」釣り会やら、渓流釣りへの参加やら、総会にふさわしい釣り計画への夢が、アルコールの勢いも加わった元気さで話し合われた。すっかり元気を分けてもらったようで、遅れて参加した落ち込みも忘れ果てて、今度は歩いて家に帰った。決して金が惜しいからではなくて、次回の釣りに行くための体力づくりに。

2014年1月28日火曜日

オリンピックがマイナーなツケをのこしたのでは

 ソチのオリンピックが開幕になる。開催はロシア政府の威信をかけたもので、プーチン大統領が自ら指揮を執っているとことだ。国際環境保護団体の世界自然保護基金(WWF)はロシア政府が自然環境を無視して準備を進めているとの懸念を表明し、抗議のために協力を中止する可能性も言及していた。
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 WWFのロシア支部は、「五輪準備は暴走状態で、建設の質は低く、環境に大きなダメージを与えている」と指摘し、ロシア政府がソチのインフラ整備を急ピッチで進めて行く上で、自然環境に「多大な負担」を強いていると非難した。

 WWFによると、数万ヘクタールの自然保護区内で建設が進められているほか、未開発の森林も十分な補償措置がなされないまま、道路が造られているという。

 WWFは、グリーンピース(Greenpeace)などの環境保護団体とともに、この問題についてロシア政府当局とくり返し協議を行って提案を行ってきたが、提案がことごとく無視されている以上、協力を続けることは「疑問だ」としている。
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 自然環境を考慮しながら、公共事業や開発事業がすすめられなければならないことは、現代にはもっとも必要なこと。ところが準備を進める方は一向に顧みる態度ではない。 
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五輪施設建設を統括する国営企業「オリンプストロイ(Olimpstroi)」は、環境への懸念を無視してはいないとしている。さらに、政権与党「統一ロシア(United Russia)」幹部も、「バンクーバー冬季五輪の時期に声明を発表して、わが国での冬季五輪に悪い印象を与えようとしている」として、WWFは愛国的ではないと批判した。
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 インフラ整備の遅れや環境への懸念などの問題が指摘されてきたが、廃棄物の処理や、黒海でのイルカの大量死などを指摘する声もある。(黒海のイルカの大量死の原因が「海洋汚染ではないか」とする疑い)国家財政が縮小するなか、約60億ドルという五輪予算が国庫の負担になっているとの批判もある。東京オリンピック招致も巨大な国立競技場建設にたいする批判や、葛西臨海公園でのカヌー、スラローム競技会場が環境破壊との指摘がされている。オリンピックに名を借りて、自然環境を破壊していく行為や、さまざまな投資を上澄みさせることは防がなくてはいけないことだ。税金から負担する以上納税者が納得できるものにして欲しいものだ。




2014年1月27日月曜日

筋書が描かれたのでは創作であって、事実とは違う場合が出てくる

 アクリフーズ群馬工場の「農薬検出事件」の容疑者が逮捕された。任意同行して逮捕したという報道だが、本人が否認しているというのに、妙な構図だ。なんの理由で逮捕したのかはわからないが、逮捕することには同意したのか、させられたのか。会社からは何の問題もない人だと説明され、「同僚」からは不満を言っていたと、人の描き方はいろいろできるものだと驚いてしまう。「そんなことやる人には見えなかった」「実はこんなことをしたことがあった」と二通りの評価がかならずでてくるのも、事実は小説より奇なりどころでないおかしさを感じる。こういう事件が起こるとついつい、本当の犯人でない可能性はどれだけ尊重されているのかと思ってしまう。

 他人のパソコンを遠隔操作し、無差別殺人などの犯罪を予告したなどとして、威力業務妨害などの罪で起訴された元IT会社員は
「最終起訴から半年たった現在でも、いまだに勾留が続いている片山祐輔被告人。勾留だけではなく、弁護人意外とは一切面会できない「接見禁止」状態も続いています。木谷明弁護士をはじめとする片山氏の弁護団は、接見禁止決定の取り消しを求めましたが、裁判所側はこれを棄却。異議申し立ての準抗告がなされ、最終的には最高裁にまでもつれ込むのではないのか、」という状況にあるとのこと。つじつまの合わないことが相当あるらしい。

こんなことがあると納得する話
「キャッチセールス、どれだけ引っかからないと思っている人であっても、二人につかまって喫茶店で半監禁状態のようにしてセールスされれば、90%以上の方が購入・契約をしてしまうそうです。警察の尋問術はピカイチです。いい意味でも悪い意味でも。職務熱心なあまり、こいつが犯人だと一度思い込んでしまうと、見事にその方向での「自白」を引き出してしまう。そんな事態も十分あるのです。」

 犯行に及んでいるということが事実であることもありうる。そうだとしても、科学的な立証ができていること、本人が圧力を受けないで犯行を認めるということ抜きには、犯人とはならない。「パソコンの遠隔操作事件」は起訴されてから半年もたっている。無罪の可能性が高くなっているとも言われているが、マスコミはこういうことには、ほとんど後追いをしない。昨日の朝日デジタルで、弁護士の動きが伝えられた。


キジドラ速報PC遠隔事件










2014年1月26日日曜日

脱原発だけが都政の課題じゃあない

都知事選の政策討論がないという異常なことになった。告示前の青年会議所の「恒例」討論会も、宇都宮氏以外が参加をしないということで中止されたが、告示後の四つのテレビ討論会も同様で中止、延期になったとか。これで、脱原発の世論を当て込んで二分させ、桝添氏浮上の結果を生み出す構図がはっきりしてきた。今の段階でも都民生活に影響大な政策が、討論されないでしまうのでは、有権者は目隠しされたままの選択を迫られることになる。

それも織り込んだものということであれば、あまりにも馬鹿にしたやり口だと思う。脱原発候補の一本化ということで、「勝てる選挙に」という動きもあったが、都政が原発のみでは済まない現実を持ってのだから、その話は進まない。そのことで運動に携わっている人たちの苦渋も生んでいる。脱原発の中心的な運動体の方は、どこも推薦しないという懸命な判断をしているので、運動そのものにダメージになっていくことは防げるとは思うが、都知事選挙があってもなくても脱原発の運動が引き続いていかなければ、目標はそう簡単に到達するものでない。

もし脱原発で信を問うというのであれば、どなたかが言っていたが国会議員として選挙に出るのが筋だろう。もちろんその時の公約は脱原発だけでは足りないだろうけど。

アクリフーズ群馬工場の「農薬検出事件」の容疑者が逮捕された。契約社員だということだ。テレビ報道で、労働条件について不満を漏らしていると、同僚が語っていた。中国製ギョーザ農薬混入事件は、つい先日無期懲役との判決がでたが、天洋食品で臨時職員として働いていた36歳の男性は、犯行を起こした動機について、臨時職員の給料や待遇への不満や、他の従業員とのトラブルなどだとしていた。処遇の労働環境が似ているところがある。中国も日本もそういう雇用の実態を抱えていることは、大きな問題と言えないか。

宇都宮氏の都知事選挙の政策が光って見える
「雇用を、前に。ブラック企業を撲滅します。=長時間労働、上司のパワハラなど若者を使い捨てにする「ブラック企業」を規制する条例を裁定します。自給三ケタをなくす、最低賃金を1000円以上に引き上げます。」


脱原発だけが持ち上げられて、他のことがないがしろになってはいけないだろう。公約として言い出せば、財界に対しての物言いになるから、控え隠すということだろうと突っ込みを入れておこう。政策論争からの逃亡に違いない。






2014年1月25日土曜日

カモが泳いでいた神田川

 釣りの会の総会の知らせで、ハガキができ上がったので昨夜出かけるときにポストに入れようと思って、玄関に置いたままにしてしまった。今朝は暖かいというので、起きだしてすぐに一番近くのポストまで投函してきた。
 パソコンに、ハガキの編集ソフトがないので、Microsoft officeに備わっている機能を使って作ったのだが、前に一度造ったものなのに動かし方を忘れてしまって、どうしたものだかわかるまで時間がかかった。出来上がったものもあまり見栄えがよくない。officeは封筒のあて名書きも、「和式」に丁寧に対応したものになっていない。日本のものでないからそうなのだろうが、だから「筆まめ」や「一太郎」のような編集ソフトを買い込むようになっているのだろう。

 一番近くのポストは、神田川を渡ったところにある。川だから、ついのぞいてみると、カモが8羽も泳いでいる。この辺で見ることはあまりないが、少し下の方で護岸の拡張工事をしているので、流れがせき止められて広くなっている。冬場でもコケを食べているのだろうか、他には食べ物になるものがながれることはあまりないだろう。水生生物はまずいないし。今年生まれた家族たちにも見えた。向こうもこっちを見て警戒していたから、すぐに覗くのを止めた。

 川の中心部に側溝を造って排水のように水を流しているのは、自然を遠ざけることになっているし、生き物のことや川と人とのかかわりあいも無視しているといつも思う。「親水公園」がつくられれば、そこで水とのかかわりあいができて、安らげる場所として、「癒される~」ことに効果的なのだろうと思う。もちろん、警戒すべきときもあるから、その対策を考慮することも必要になる。


 神田川の水害が頻繁だったころもあるが、美濃部革新都政の時に道路の地下にトンネルを掘って、雨の一時貯留場所を造り始めた。隣の中学校の地下も貯留場所として造られている。豪雨がよく発生するようになって、その対策として仕方がない側面もあるが、都市部では水がやっかいものになっているということは、本当はおかしい。





2014年1月24日金曜日

かつての職場の同窓会

 かつての職場の同窓生が集まった。およそ40年も前に職場で活動していた仲間で、サークルでも組合でも活発に動いていた人たちだから、元気ながりだった。いつから始まったのかはわからないが、当時と変わらない顔つきでいるのが懐かしくもあるし面白可笑しい。10名がそろってにぎやかに喋り捲る。一年のうちにはいろいろなことがあって、昔話もでてくる。それぞれ近況を話して交流したものの、質問もチャチも入って、出てなかなか次に回らない。

IK氏~  医療費の支出が14万円になった。奥さんが、心臓に腫瘍ができて手術した。
K氏~  兄が栃木の竜巻で被害を受けた。何が起こるかわからない。テニスは続けてやっている。
F氏~  昨年はインフルエンザにかかって隔離された。一昨年はトルコ、台湾に旅行した。税務指導員で働いている。
N氏~  いい話はないが、ベトナムに行った。妻が胃がんで全摘出になった。体重が減ってしまった。子供が9月に結婚した。
IT氏~  団地は年寄りばかりでシンとしている。非常勤の仕事を一年また申し込んだ。やることはやっているので、もういいんだけど。
IN氏~ 外部とのつながりを持とうと、退職者会に入った。すぐに幹事になって、ニュースづくりなどをしている。住まいの方では管理組合で、夏祭り、スキーなどで動いている。写真教室に行ったことから、カメラをとることが増えたが、なかなか上達しない。ヒゲはやりたいと思っていた。
氏~ イタリヤ、スペインに旅行したが、疲れた。孫に関わって一日が終わる。テニス、居合ができなくなった。
NT氏~ 変化はなし。心臓の薬を飲みながら生きているが、スキーは年に2回やるくらい。旧多摩都税の囲碁クラブにかよっている。孫の保育園の理事になって忙しい。
KD氏~ 955分からの体操は必ずやっている。月1回の俳句は300回を超えた25年続けた。自分は一人っ子だったが8人の孫がいる。写真展に出品したので、見てほしい。
IT ~ ドイツに行って写真を撮った。退職者会に入って写真のグループで付き合っている。ドイツに行った。渓流9条の会でシンポジュームをやることになった。

 ワイワイと成人男子が喋り捲るのは、他からも奇異に映るのか、隣のグループから「どういうお仲間ですか、いいですね」と声をかけられた。

KDさんの撮った写真を、写真展に出品したということで、またそのときに集まることになった。





2014年1月23日木曜日

いい写真を撮るにはまだまだ

 現代写真研究所の講座に行ってきた。講師の話は、リアリズム写真の真髄を話してくれて、通っていたころの目標も思い出させてくれたた。どの講師も、生涯かけてのテーマの追求となったものだとの印象を受けた。原発、パリの写真家、炭坑、戦争などテーマを追求するということで、テーマに沿った社会のありように関わっていくことが、記録になり告発につながっていく。そこからまた、テーマの繋がりが現れる。そういう写真でなくでどうするのだと熱がこもった話だった。

 観光地を巡って何が撮れるのかと、迫られるようだった。そういう仕事となるとプロ集団の仕事だという人がいると紹介していたが、生涯をかけてやるというまでにはなかなか取組が難しいという気がする。だが、話しながら紹介した写真も、きれいな景色や美的な人物写真でないし、夕張炭鉱の写真集は、非常にり迫力があるものだった。現実を切り取るときの視点が大切なのだろう。

 写真は見る人のために撮るという話も含蓄があって面白い。面白いのだが、ここが悩ましいところで、自分がいいと思ったものでも、他人は思わない場合が往々にしてある。Facebookの写真グループでも、写真の趣旨によって違いがあって、勢い込んで投稿してもがっかりすることはある。他者の投稿をよく見てみると、確かにいいものがある。いいものはやっぱりいいとしか言いようがないが、美的なものと社会性の違いとでもいうのか、写真はいいとは思うが感動までというと、自分がまだまだ咀嚼しきれていないものがある。人の評判だけを気にしていたら、絵葉書と違わないものになってしまうだろうし。

Facebookに投稿した「評判のよかった」写真

「先斗町は品がある」






2014年1月22日水曜日

応援メッセージ、すばらしい


東京都知事候補者の一本化について&宇都宮けんじさんへ応援メッセージ

「脱原発で候補者の一本化を」という話、ぼくも正直、悩みました。

ホソ・・氏が出てきて、脱原発を主張したためです。

何に悩んだかと言えば、最悪の選択に思えるマス・・氏の当選確率が高まってしまうことです。
しかし人間的にも主張でもブレのなさ、正直さでも宇都宮さんが最適です。

ところが選挙は株式投資と同じで「美人投票の論理」、すなわち自分の好みではなく、
多くの人が好むであろう人を選択しなければならないのです。
都民はこれまで選択してきた人たちはお世辞にも良いとは思えない人たちでした。
「その人たちが選択する美人は誰か」と考えなければならないのです。

しかしもうひとつ考えました。
これまで都民は何度もそうした知事を選んできたのです。

マス・・氏が都知事になったとしても、これまでとほとんど変わらないでしょう。

そしてもうひとつ、原発だけが問題ではありません。
クレジット・サラ金問題を追ってきた人にとって、原発という一課題のためにその人たちに
とっての希望を失わせていいのかどうか。
多方面にわたって宇都宮さんの主張はとても良いものです。
それを失わせることと天秤にかけるのはとても難しいと思いました。

ぼくはやはり信頼できる素晴らしい候補者として、
宇都宮さんが立ってくれたことに感謝しています。

ホソ・・氏が先に出ていたら、
「信用できないから」と言って誰かを立てようとしたのではないでしょうか。

愚直なのかもしれません。
でも信頼できる人を支持したいと思います

田中 優氏
反原発の立場で活動を続ける文筆家。主な肩書きとして未来バンク事業組合理事長、天然住宅バンク理事長、非営利組織「ap bank」監事、一般社団天然住宅共同代表。その他、日本国際ボランティアセンター理事



1/19 名護市長選・稲嶺ススム当確の報を受け水野木内みどりと話す宇都宮けんじ










2014年1月21日火曜日

あえて明らかにしないほうが有利とは姑息なこと

18日に開催予定だった東京青年会議所(JC)主催の公開討論会が、主要候補者欠席のため14日に続き再度中止になってしまった。
 もともと、選挙運動がひどく制限されているうえに、選挙期間も短いことで、候補者の政策や首長、論戦が十分に戦わされない制度になっている。端的に暗闇選挙と言った方がいいのかもしれない。東京には1080万人の有権者がいるが、全体に周知することができようはずもない。「投票率が低い」とよく言われるが、そういった制度によって担保されていることを考えるべきことだろう。

 したがって、「公開討論会」は重要な意見表明の場となっている。言われるところの「後出しジャンケン有利」とされるマスコミを利用した操作で、当選を獲得する、もっと言えばかすめ取ることが選挙のセオリーのようになっている。有権者を馬鹿にしたものだ。
 脱原発で帆を上げて、他の政策も不明のままなるべく後に政策、主張を出して他候補との論争を避けて通るという、まったく実のない方法がまかり通るのでは、高齢者対策やら雇用対策、子育て・教育への対応を望み期待している有権者に失礼というものだ。

 その「有力」候補が公開討論会へ出ないから、私も辞めるって?いったい誰になにを訴えていこうというのか。そんなことやらなくても、当選できると踏んでいるとしたら都民そっちのけで、フリー切符を手に入れようとする魂胆だろうとしか思えない。
 参議院選挙結果でも、19日の南相馬市長選挙結果でもたしかに「脱原発」の声は大きいものだと感じる。
 「脱原発都知事を実現する会」が、細川一本化でと記者会見をした。コメントの中に「宇都宮氏は脱原発を政策としているが、他の政策と並列させており、優先度が低い」ということを言っている。都政は脱原発での視点は当たり前だと思うが、自治体の役割はそれだけではない。

~私たちは、都民のため、有権者のためにこの公開討論会を計画しました。その公開討論会に「誰々が出ないから出席しない」等の欠席理由は理解に苦しみます。誰が出席しても誰が欠席しても、東京都知事というリーダーを目指す志が本気であるならば、立候補予定者の皆様にはビジョンや考え、そしてご自身の覚悟を都民のために本日の場で示していただきたかったと強く思います。本公開討論会への欠席という事実と上記の欠席理由は有権者を置き去りにするものだと考えます。この対応が当選するための選挙戦術であるならば、立候補予定者の多くは、都民には政策を自身の言葉で語らなくても、理解をされなくても、「後出しじゃんけん」で知名度やメディア露出に関しての選挙戦術をとれば東京都知事に当選できると考えていると思わざるを得ません。まさしく、都民をないがしろにする行動であり、本当に都民のための東京都知事を目指して立候補を表明されたのか疑問を抱かずにはいられません。~

 ブログ~2度の流会で怒りのコラムニストの書き込み

~実際、昨年の参院選前の討論会で、後に当選する山本太郎氏は著名人であるが、無所属であるためか不参加(たぶん対象外だったはず)。桐島ローランド氏は著名人でみんなの党公認予定だったが“異業種参入”直後で勉強不足の露見を怖れたのか参加しなかった。


~19日に南相馬市長選で脱原発運動をして生きた桜井勝延氏が当選した。名古屋市の河村たかし市長が「ええことだ。あんな事故を福島で起こしておいて、もう一回(原発稼働を)やりますというのはどうか。原発は地震国の日本では無理だ。(脱原発は)流れにならなければいかん」と桜井氏再選を歓迎した。


 岐阜県瑞穂市の堀孝正市長も「原発事故から2年以上たっても地元に帰れない住民の心情や、使用済み核燃料を処分できない現状を考えると、脱原発でいかないといけない。福島県で脱原発の候補が勝つのは当然で、(自分も)さらに脱原発で行くとの意を強くした」と話した。







2014年1月20日月曜日

キャロラインケネディのツイートで思う

 キャロラインケネディー駐日大使が和歌山県太地町で行われているバンドウイルカの追い込み漁に「イルカ追い込み漁の非人道性を深く懸念している」としたうえで、「米政府は追い込み漁に反対する」とツイートした。
ツイッター上では、ケネディ大使の発言に賛同する意見が相次いでいるという。米ロックバンド、ガンズ・アンド・ローゼズの元ドラマー、マット・ソーラムさんは同大使に「太地に残忍な虐殺をやめるよう迫ることができたら、世界の英雄になれるだろう」と応援のメッセージを送った。米女優カースティ・アレイさんも、「何百頭ものイルカが虐殺されようとしている。日本よ、この惨劇を止めて」と書き込んだ。

イルカ漁は、縄文時代早期の約1万年前から沖ノ島遺跡(館山市沖ノ島)でイルカの骨がでてきているので、このころにはイルカ漁があったらしい。「イルカ追い込み漁」は銛を使って行われる「イルカ突き棒漁」があるが、どちらの漁法であったのかはわかっていない。イルカの回遊量が「イルカの回遊数減少は、餌となるブリの減少によるものと見られる」など、環境改変で回遊が減ってしまったことで、明治の初年頃にイルカ追い込み漁が廃止となったところが多かったという。逆に、明治になってからイルカ追い込み漁が行われるようになったところもある。静岡県の川奈、富戸(現伊東市)、田子(現西伊豆町)などでは明治以降に始められている。

日本はイルカ漁を文化としてきた国だ。沖縄の名護市でもイルカを重要なタンパク源として食用にしている。発祥は不明だが明治の初めにはその漁が行われて、方法は沖縄独特のサバニを用いた追い込み漁で(水産庁の区分では突棒とされており、近年ではもっぱら手投げ銛による漁獲が多いもよう)毎年二月から六月頃に名護湾に来遊してくるバンドウイルカやコビレゴンドウを対象にしている。1970年頃に最盛期を迎え、この頃は市民と漁協による熱烈な応援のもと港の船がほぼすべて出航し、多い時は250頭ほどを一度に漁獲していた。 
しかし以降は九州・沖縄サミット開催へ向けた議論の影響もあって減少に転じ、1989年には自由捕獲が禁止となった。以降は、毎年の漁獲量限度を設定しての実施となっている。主な用途は食用であり、絞られた油は食用油にされ、一部は肥料としても利用された。ただし食用は主に名護市に限られ、古老の話では食用として一般に普及したのは第二次世界大戦後とのこと。

2009年の日本におけるイルカ漁全体の捕獲枠は19,383頭で、実際には11,020頭が捕獲され、その実績内訳は突き棒漁で捕れるイシイルカが9,540頭(リクゼンイルカ型7,767頭、イシイルイカ型1,773頭)とほとんどを占めていた。つまり、イルカ追い込み漁での捕獲数が日本のイルカ漁業に占める割合は全体の1割程度ということだ。

名護市長選で稲嶺氏が当選した。基地建設反対の民意が明確になったが、今後もあらゆる手段で基地建設の強行が狙われると想定される。しかしとりあえず、ジュゴンが生育する豊かな海も守られる希望が持てた。イルカを捕獲することが罪悪だとすることは、100%と当たっているとは言えない。基地建設によって、名護のイルカ漁の文化も破壊され、ジュゴンもいなくなってしまうのでは、「残忍な虐殺」とは違わない。


日本自然保護協会の声明
米軍普天間飛行場の名護市辺野古への埋め立て申請承認に対し強く抗議する。

公有水面埋立の手続きでも、問題は解決されるどころか、新たに深刻な問題が次々と発覚し続け、沖縄県は度々国に解決を求めてきました。
しかし、本日の沖縄県知事の会見は、これらの課題がどのように解決したのかについて、県民はもちろん、関心を寄せてきた国民が理解し納得できるものではありませんでした。
日本自然保護協会は、国と県に事業の透明性の確保を求め、ジュゴンやウミガメをはじめとするサンゴ礁生態系の環境保全措置が担保されない限り、県に埋立申請を撤回することを求めます。





2014年1月19日日曜日

危ないことばかりの日本

 工場での事故が多い。今に始まったことではないが、工場での事故が多い。事故は企業のメンツに関わる係ることだから、表面に出てこないこともあるだろうが、事故が起きても消防にはすぐに連絡しないなど、旧態然のやりかたがまかりとおっている。従業員の安全に十分な対策が取られずに、アベノミクスとやらの設備投資が拡大しているということもあるのかもしれない。
 Yahooニュースで調べてみたら、この4か月に4か所の工場で重大事故が起きている。

※三重で工場爆発、5人死亡地域 2014年1月9日 16時3分

※横浜でサイロ爆発 2人負傷 地域2013年11月30日 15時29分

※千葉の工場爆発 2人が死亡 地域2013年11月15日 20時49分

※量販店トイレ出火 男性死亡 地域2013年11月13日 21時52分

※工場で爆発 2人が全身やけど 地域2013年10月25日 18時38分

※大宮駐屯地でタイヤ破裂 重体 地域2013年4月10日 13時49分

※「溶解炉爆発」1人が意識不明 地域2013年4月9日 12時3分

 JR北海道の幹部がまた亡くなった。「15日午前8時20分ごろ、北海道余市町の余市港で、男性の遺体が浮いているのが見つかり、道警は体の特徴などから、JR北海道の元社長で相談役の坂本真一氏(73)と確認した。」と、事情は不明でもJR北海道の「事故多発」に絡んだことだろう。
 
 昨日18日、自民党の石破幹事長が北海道を訪問した折に、「事故やレール検査数値改竄(かいざん)問題など不祥事が相次ぐJR北海道に関し、抜本的な改革が不可欠との認識を示した。「電化率が悪く、重いディーゼルカーが古い軌道をぶっ飛ばして走っている。事故が起きない方がおかしい。誰が経営しても無理だ」「道路整備、鉄道整備の在り方を北海道がどのように考えるのか。国としてどのような支援がJR北海道にできるか。北海道としてのベストを言ってほしい」と述べたとのこと。

 赤字になるのを承知で分割民営化してしてしまった自民党の責任などどこ吹く風だし、全部の株を政府が所有している責任など全く感じさせない言い草だ。「電化率が悪く、重いディーゼルカーが古い軌道をぶっ飛ばして走っている」に関しては、次の事実をみて驚いた。

 2006年3月、鉄道総合技術研究所・川崎重工業との共同開発による「ハイブリッド車体傾斜システム」を発表した。これは、従来の制御付き自然振り子(曲線ガイド)式と、空気ばね圧制御式の車体傾斜システムとを組み合わせた世界初の技術であり、従来の振り子式を上回る最大8度の傾斜度を実現させることで重心の移動を抑え、乗り心地を維持したまま曲線部のさらなる速度向上を可能とするものである。2015年度に予定される北海道新幹線の新函館駅開業時に合わせ、函館駅 - 札幌駅間の特急列車への導入を目指しており、実用化されればほぼ全線での時速140キロメートル運転が可能となり、函館-札幌間で約20分の所要時間短縮が見込まれている。試作台車をキハ283系気動車1両に取り付け走行試験が行われていたが、試験終了後は元に戻され、定期運行に復帰した。(ウィキペディアから)

 古い軌道を「ぶっとばして」可能な実験までやっている。まったく危険極まりない。

 結局、道路造りばかりしかが解決法をとらないことでは、JR北海道の将来はどういうことになってしまうのか。北海道の住民と利用者の「交通権」は放棄されてしまう。「道内では高速道路(道央自動車道、道東自動車道など)の延伸開通が次々と予定されており、さらなる苦境が続くことが予想」というウィキペディアのコメントでいいはずないのだけど。

ボーイング787は相変わらず事故が続く。JRの「点検中」による遅れは、今や航空交通にもあてはまっている。今年になって4件になる。


















2014年1月18日土曜日

投資家デビューで…か

 「私も投資家ですか?」「ワーイとしかデビュー」というコマーシャルがある。投資を若者に誘おうという、「明るい」イメージを感じさせる。株で始める資産運用のサイトにアベノミクスによる効用を宣伝している。

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17回 アベノミクスと株式投資 -株取引初心者への提言-
 アベノミクスの効果もあって日本株の株価が回復して来ました。
民主党政権時代の201211月までは日経平均株価は8,500円~9,000円の間をうろちょろしていました。しかし、20121226日に自民党の安倍晋三氏が内閣総理大臣に再就任してから(厳密には再就任する少し前から)株価の上昇が始まっています。

65日現在では、ピークの15,000円台後半から少し下げ、13,014円の終値をマークしていますが、依然として半年前と比較すると高い水準を保っています。
これもひとえに、安倍首相が打ち出した金融政策による円安の効果だと言われています。日本は皆さんが小中学校で習ったように、輸出産業に依存しており、外国への輸出価格に為替レートは密接に関係してくるため、円安であるのは当面、歓迎することであると言えるでしょう。(もちろん、個々人ではどの産業に自分が属してるかにもよりますが・・・)
本題はそこではありません。

 タイミング良くこの期間に株をはじめて【ガッポリ稼いだ】方も少なくないでしょう。また、株価が上がっていく様子を見て、これから株式投資を始めたいと考えている初心者の方も同様に少なくないと思います。

株を通して利益が出ることそのものは、私は大変素晴らしいことだと思います。ただ心配なのは、「たいして知識もないにも関わらず、この期間にまとまった金額を稼いでしまった株初心者の方の将来」です。
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ビギナーズラックへのご注意にまで及んでのコメントだが、端的に言って博打と変わらないのに「資産運用」とさわりの好い言葉で懐の金を出させようと、この機に虎視眈々と狙われてわれているようだ。

「いずれは賃金に回ってくる」という虚言は、労働組合を経験している人ならすぐに見抜けることだろうと思うが、国会で追及されて財界に「お願いし」マスコミでさえ、「自分のところへは回ってきてないよ」というコメントを報道するに及んで、渋々と動き出すというところだろう。トヨタはこれまででもどれだけ売り上げをあげてきただろうか。1兆円だの2兆円だのと景気の好い収益だったにもかかわらず、「やがてまわってくる」ことなど全然なかったと言っても間違いないことだ。連合の組合「も」、機をみて賃金要求をすると言っている。非正規雇用の方はどうするのだ?証券会社の賃金は3040%の従業員に給料アップをすると発表した。どうして全員ではないのだ?企業サイドから言えば、格差をつけることで競争をあおり、業績のアップにつなげようとするものだろう。

―投資家4723万人
~平成24年度の全国5証券取引所上場会社(調査対象会社数:3,540社)の株主数合計(延べ人数、(注)参照)は、前年度比4.6万人増加して4,723万人となり、また、全体の97%を占める個人株主数は前年度に比べ4.8万人増加して4,596万人となった。個人株主数は、昨年のほぼ横ばいから今年度は小幅ではあるものの増加に転じ、過去最高を更新した。~

 しかし、とは言え所得が少ないことゆえに、株投していくばくかの収入を得たいとする動機もでてくることになる。従業者の半数近くが非正規従業者という、200万円ちょっとくらいの年収で、当たり前の普通の暮らしはできない。ここまで働くものの処遇を切り下げて、260兆円ともいわれる内部留保をため込んだのだから、その本体のため込みを吐き出させたいと思うのが普通ではないのか。残念なことにその力関係にはないが、筋道の上では当然のことだ。「これから回ってくる」のではなくて、これまでのものを出せということになるだろう。

 筋道は明確でも、なかなかその道が遠くて歩けない。日本の財政危機、少子化、社会保険から医療費、消費税増税など生活におよぶ様々な危機が、テコに使われて「投資家への道」が浮かび上がる。雇用の状況が厳しいことで、自衛隊への「就活」に期待が集まっていくのと同様に、日本の進む道と密接につながっていると思うと心穏やかでない。「私も投資家ですか?」というカワイイ女子が、飛び上がるコマーシャルを見ながら、暗然とした思いがする。