2013年3月4日月曜日

天気予報が的確に伝わらないと


 気象庁のスーパーコンピューターが24日夜から約12時間不具合で、「数値天気図」などが作成できなくなり、5日午前9時に復旧した。これが影響しているかどうかはわからないが、5日夕方の段階で寒気が接近したので、大雪を予報した。114日に似た気圧範囲だったからだった。大雪の予想ははずれて、都内では6日早朝から降り始めた雪は想定以下でやんだ。

 114日の大雪では、「雪が積もる可能性は少ない」と予報し、首都圏の交通機関が混乱したため、JR6日午前中の湘南新宿ラインを止め、山手線、東海道線などで「7割」運転を実施した。気象庁は「雪対策の準備や電車のダイヤ変更などで迷惑をかけた」と陳謝することになった。

 他方、「ウェザーニュースの予報」は、気象庁のデータに全国3000カ所の気象観測設備を設置して気象データを収集、700台のライブカメラ、サポーターの投稿で情報を収集して予報している。6日は20万件もの報告が寄せられ、午後2時には「雪ときどき雨」に変更したという。

 北海道では9人が暴風雪で犠牲になるなど、痛ましいことになった。気象庁は、よりわかり易く知らせる方法を検討するとのことだが、天気予報は地方の場合は、情報量が極端に少なくなる。

 北海道が故郷である人が、安否を尋ねたところ、メールで返事があった。
 
 「何時もそうですが、報道機関も訳のわからないバライテー番組ばかり、肝心な気象情報や通行止めの情報が報道されませんでした。 天気情報は、予報の域を出ず地域の的確な報道が有りません。夏も冬もそうですが、発達した低気圧がオホーツク海に抜けるときは何時も大荒れになるのは、統計的に分かっているはずです。
 湧別の親子の死亡は、児童館へ子供を迎えに行っての帰り道の事故、助けを求めたが、消防や警察は他の救出に出ており、そのため時間がかかり、ガソリンが切れ徒歩で車から離れての事故です。 子供を守るため、子供に覆い被さり父親は凍死、子供は足に軽い凍傷とのこと、また自分の防寒着を子供に掛けてとのこと、痛ましい事です。過疎化が進むと此れからも此のような事故が増加すると思います。」

 正確な気象情報を捉えて、必要とするところへ、十分に伝えられるようにしていくことが求められる。情報化社会に格差があってあるの
では、デジタル社会を自慢するわけにはいかない。

気象庁の大雪予報が外れた日、ウェザーニューズはなぜ、「雨」を予報できたのか (1/2)

ウェザーニューズとKDDI、ケータイ・スマートフォン向け気象情報サービスで提携
http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1009/29/news094.html

難しい“大雪”予報 寒気・低気圧の動きは予報通りだったが……
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1302/07/news022.html




2013年3月3日日曜日

クシャミの政治の責任


 写真講座に出かけた地下鉄の電車で、目の前の女性があわててティッシュを鼻にあてた。ああそうかと思ったとたんに、後ろの方でクシャミをする人あり。誘発されたか我が鼻にも、ツーンとした反応が…。一時こらえたものの耐えられずに、手を当てて「ハクション!」2回。

 誘発というよりは、花粉が一気に通り抜けたのだろう。電車には、衣類に着いた花粉が相当舞っているだろうから、マスクを忘れてきたのがまずかったなと、ようやく気が付いた。地下鉄の駅やトンネルのチリ(汚染物質)は、換気はしていてもかなり多いものだろう。

 PM2.5にしても、問題の放射能汚染物質にしても、なんの対策も聞いたことはないのだから、まあ無防備ということだ。
放射能汚染への対策は言うに及ばす、微粒子状物質(PM2.5)については日本の大気汚染の原因として、その対策が求められてきた。自動車業界からの声では、対策はできたとされているが、中国の「公害問題」以前から、排ガスの観測地で発生が確認されている。

 環境基準が設定されて、20103月に測定対象物質に追加して常時監視体制をとっている。基準を超える日が多くないということで、問題ないしとしているのかどうかわからないが、中国の黄砂に被せて大騒ぎするのはおかしい。

 花粉の問題にしても、大気汚染との因果関係が言われながら、「花粉情報」だけが政治の対応になっている。花粉発生源にたいする対応も自治体任せのまま、国が進めてきた戦後の杉植林政策への無反省が続く。こういう問題を放ってきておいて「土強靭化政策」はないんじゃないのと、下車駅まで頭をめぐらせながら、クシャミを堪えた。




2013年3月2日土曜日

医者が手を放すと石屋の手に渡る


ということわざがあると、聞いたことがあるような気もするが、HP検索にかけてもヒットしなかった。医者から見放されて医療費がかからなくなると、今度は墓石を作る金がいるという意味だと説明されている。「医者」→「石屋」、「見放されて」→「手に渡る」という言葉の彩を体現している。

 日本の文字言葉は、こいう修辞があるのが面白いところで、文言の展開に味があって楽しい。味わいながら意図するところを想像したり、できれば自分で作り上げたりすれでば、文化の香りに触れることができる。「ら抜き言葉」に少々引っかかりをもっている身には、実に痛快な言葉使いだと喝采したいところだった。

 ところが、「ら抜き言葉」は長野県伊那谷で使われており、正しい日本語とされているのだとか。文法が違うだけの理由でダメよと言うのは単純すぎるということか。それに、パソコン、携帯電話、スマートフォンなどの文字打ち込みでは少なくて済むというメリットもあるにはある。時代の要請ともでいわなくとも、忙しい生活には利便があるともいえる。

 でもやっぱりそれではなんとなく寂しい。豊かな言葉と表現を聞き味わうことで、知的な満足感を持つことができる。もっとも、その文言のレトリックを駆使して、人心を丸め込むという悪徳政治家がいるから、気を付けければならないことも確かだ。

 この「ことわざ」は赤旗の水曜エッセイーに登載された記事で、時田昌瑞氏によるもの。この方の名前に記憶があったので、高校時代の同窓会名簿を確認してみた。年齢からもどうもそうらしい。連絡をしてみようと思い立った。




2013年2月28日木曜日

肩こりも精神が作用するかも


 首をねじると痛い。朝起きたては、ストレッチをやる習慣が続いている。この効果はあるのだろうと思うが、どれほどなのかはさっぱりわからない。ここ10年くらいの間には、なにくそ!みたいな気持ちが残っていて、ついつい伸ばし縮みの動作に力が込められて、痛めてしまうことがままあった。腹八分目ではないが、割引をしてやらないといけないと、最近は抜くようにしているつもりだ。

 でも同じメニューでは足りない筋肉もたくさんあるので、つい先日から少しメニューを増やしたものだから、その原因もあるのか、どこからきているものなのかがわからない。
 原因になるとしたら、もう一つパソコンの可能性もある。これは体験済みで、自称パソコンお宅だから、14年のお付き合いの途中で、頚腕症候群?だったのかただの凝りだったのか、それからは回復を期してマウスは左手で動かすようにしている。脳が慣れて、どいうことなく左利きになったが、それでどうも治ったらしい。

 その後は特に肩の異常はなかった。ここ二三日、HPの更新だとか簡単な原稿作成だとかの作業と、切り抜きのスキャンの作業があったから、多少の影響があるかも知れないと、昔を思い出した。

 パソコンも楽しんでやっているうちはいいが、「詰めて」となるとよくない。現職の方々のように、業績だとか締め切りの日程だとかの軋轢はないけれども、それなりの日程のつきあいはこなさなければ世の中の義理が収まらない。そこまでストレスの原因だと言うわけにはいかない。

 ともかく痛みはしばらく様子を見てということにしかならないが、その先の、医者にかかたったときのコメントが頭に浮かぶ。「年齢もありますからね」なんて言われて湿布薬をもらっても、治るのかい?などと思うだけだったら…。それよりは、釣りに出かけるイメージを膨らませる方がよっぽど薬になると、自分に言い聞かせて信じることにしよう。




2013年2月27日水曜日

PC遠隔操作事件の容疑者が関与を否定している


 4人が誤認逮捕された事件は、新たな容疑者が逮捕されている。報道だと、決定的な証拠があり、犯人という筋立てに「説得性」がある。だがしかし、報道をそのまま信用していいのかどうかは危険で、そのまま呑み込むことに疑念をもつ。警察(検察)による事件への対応がおかしいと思うことが、最近特に多いようなので、素直に信用していいのかとの余念が先に出てきてしまう。

 ニュースを見るにしても眉に唾を付けながら見聞きすることになる。警察の発表に基づくニュースのネタ構成となっているようで、小出しのネタ提供によって報道が動いていくような報道ぶりだから、もうひとつ真実に迫っている気にならない。

 ジャーナリストの江川紹子氏が、Yohooニュースに書いた記事では、容疑者を事件と結びつける決定的な証拠があると報道されたのに、いまだに160名もの捜査員が証拠集めに苦労しているというこの事件。マスコミが「オタク」だという人間像とはだいぶ違うようだし、警察は決定的な証拠はマスコミが勝手に描いているとまで言っている。「猫に首輪をつける彼の映像」もそんな映像はないはずだという弁護人の指摘以降、「立ち消え」になってしまったとのこと。

 足利事件で菅谷利和さんの無罪を証明した佐藤博史弁護士が、当番弁護士の依頼で実質的にかかわっている。後は野になれ山となれみたいな報道が多いから、後追いにでも見ておかないと危ない話かもしれない。


2013年2月26日火曜日

フナつり近し

 このところFacebookに桜の花の投稿がよくある。この寒さにみんな辟易しているのだろうか、春の訪れを待ちかねて撮った写真、梅や桜の写真が多く投稿されている。

 桜の花の写真は、水辺をバックにしたもので、「いいね」のクリックをしてコメントを書き込んだ「桜の花は、なぜか水辺がにあうんです。桜、水ぬるむ、フナ釣りこれです。来月はフナつり大会です」

 331日のフナ釣り大会のころは、与田浦の川辺にある桜に花が少し開花していることが多い。田園地帯はまだ、冷たい風が通り抜ける。気温が低いから開くのはまだすこしだけれども、少ないのがまた一興。そんなことを気にしているからいつもフナが釣れないのか。釣れないから慰めにしているのかどちらだかわからない。

 でも両方とも楽しみには違いない。いつもこの時期に思うが、桜の時に誘われてフナも動くし、動くフナに誘われて釣り人も動き出す。季節の味わいをたっぷり感じることができる極上の楽しみだ。時折吹く強い風にのってくる花粉が鼻を刺激して、くしゃみと鼻づまりを誘発する苦が、ちょっと難点のおまけとなるけれど。

2013年2月24日日曜日

聞くほどに不遇な公務員 


 金曜日に久しぶりに釣りの会議に出たら、非常に疲れを感じた。身体が大分緊張感に慣れなくなっているのか、集中するとなんでも疲れる。でも、話の内容が、建設的なまとまりになったから徒労という疲れではない。で、家で少しアルコールをたしなむことにした。

 土曜日には、退職者の会の総会があった。前日と同じ池袋でやるので、地の利は良いが、どうも池袋の地下通路はまだ、頭の中に描けなくて、毎度迷子になる。まさか…とやや心配事が頭かすめるが、そんなことはないと、打ち消しつつちゃんと目的地へ行くので、大丈夫だろう。「方向音痴」気味であることは違いないようだが。

 無事に会場にたどり着いて、会場内に飾ってくれるという写真を2枚取り出して、提示してもらった。ちょうど会議が始まったときだった。途中うろついた分だけ遅れた到着になってしまったようだ。職場の環境がまだ一段と厳しいものになって、退職手当や、賃金が切り下げられている話を聞いて、ニュースやFacebookで飛び交う情報の身近さを実感した。これまでも数十万円減らされている賃金を7.8%も削減されるとか、退職手当も減らされ、住宅手当もすっかり削減されてしまうという話を聞いて、一体職場にいる人、若者たちはどうなってしまうのだろうと暗然たる思いがした。

 退職後のこちらの年金も、「復興財源2.1%」がちゃんと惹かれることになっているし、国民健康保険も相当な額がひかれることになる。退職後の安穏とした楽しみや交流は、生きていくうえで必要だが、心から楽しむという気分には程遠いことだ。それで、二次会まで付き合ってすっかり飲んでしまった。そのたたりがあって、日曜はごろつく生活になった。



2013年2月22日金曜日

金山町(カネヤマ)町に納税することにした


 金山町は、山形県新庄市の北で秋田県境にある。最初に行ったのは、8年前になる。2007年に写真展をやらせてもらって、それからも折に触れてはお邪魔している。瀟洒な家づくりを町がすすめて、山のふもとの緩い台地に杉の木と米作りで息づいているところだ。DNAかなにかわからないが、故郷新庄の隣町という肌合いをうれしく思って、訪問した時には、行きつけの蕎麦やさんに寄るのを通例としている。

 付き合っているうちに「ふるさと納税、寄付制度」の案内が来るようになった。「金山応援団」に加わったせいだ。この制度、税の優遇制度があって、寄付金の2千円を超える額について、住民税と所得税の軽減ができるという。10000円以上寄付の場合は、町の特産品を5000円程度プレゼントするという。プレゼントは選択できて、特産品から指定することになっている。町の商品券、菜種油、米(つや姫、はえぬき)、酒、缶詰セット、豚肉などがある。もちろん「酒」を指定することにした。

 この税の使い道についてを指定するのも面白い。人材育成、健康づくり、産業振興、定住・交流、教育文化などがある。これは「定住・交流」を選択することにした。一緒に写真を撮りにいったことがある先輩に、先日雪の金山に行きたいという思いを聞き、来年冬季にはまた、お邪魔しようと約束したところだった。気に入ったところとのお付き合い、まだ続きそうだ。

2007年写真展のときの写真





2013年2月21日木曜日

写真との付き合いで認知症対策


 余生と言う言葉は、まだ早いと言われそうだが、つまらないことでつまずいたりすると、いやでも自覚を迫られる。ものを落としたり、落としたものをすぐつかめなかったり、腹を立てたりして…誰にでもあることなの名だろうけれども。

 20001月からデジカメを使い始めた。写真はたくさん撮ってきたが、その2年前からパソコンをやり始めたから、撮ったっものの整理と印刷は自分で処理できることにはなった。しかし整理は、HDDに溜め込むだけで、今でもたまにA4サイズにプリントして、合評会めいたものに持っていくくらいだ。撮った写真をブログに投稿し、ホームページの写真集で載せたりするのも最近はじめたことだ。

 整理でもない処分でもないこの始末を、体系的に構築しようとずっと考えてはいたが、デジタル写真を現像する技法がわからずに、なかなかできないでいた。昼間の3時間で月2回の講座ならと言うことで、飛び込んで勉強を始めた。やっぱり餅屋は餅屋で、自分だとああでもないこうでもないと時間ばかりかかるものを、手際よく教えてもらえるので、撮った写真の「体系的構築」への展望が湧いてきた。

 今の写真は現像ができるファイルを使うことができるし、現像をしないファイルでもできるから、その2枚がとれるようにカメラを設定しておけば、保存しておいて後で利用できる。後の利用は、NETのほかには写真の見せ合い(合評会)だ。写真展となると、展示会に向けた集中作業がいるので、よっぽどのチャンスでないと、できないだろう。

 撮った写真の明暗やこのトラスト、彩度の調子を現像ソフトで整えれば、撮った際の条件に相当近づける。これで合評会となれば、写真の良し悪しはどちらだとしても、気持ちの納まり所になる。副次的には、ホームページに載せた写真の「焼き直し」もできるので、かなりの死語地になるかもしれない。というより、いつになるかわからないという方が正確か。

 今日の新聞で、認知症の発症は60歳代がほかの年代に比べて急増だと書いてあった。これだけ課題があれば、ストレス解消はもちろん、これで新しいストレスも生まれてきそうだ。なにせ12年間の写真は33000枚になる。これからどれだけ、ひっぱりあげられるかは予測もつかない。




2013年2月19日火曜日

防潮堤があればいいわけではない

 「国土強靭化」の掛け声で、被災地と全国の海岸整備がすすめられている。宮城県では一律にすべて防潮堤を作ると決めているらしい。千葉県市川、船橋にかかる三番瀬も、干潟を残せという運動が続いているが、全国規模でもすでに海岸の半分以上が人工海岸だと言われている。ここに防潮堤を作ってしまうことで、海との隔絶がいっそうすすむことになる。

 宮古市の田老町は10メートルの護岸を2600メートル敷設していたが、規模が世界一であっても3.11の津波では乗り越えられてしまった。津波への備えは防潮堤だけではないだろう。先人の残した知恵や教訓もある。一律に一定の高さでというわかり易いだけが取り柄のやり方は、「造ったのだから」という言い訳が先に聞こえそうだ。ここにも、膨大な鉄とコンクリートが投入される。

 28日に日本の海岸を考える集会が開かれた。宮城県気仙沼市のNPO法人「森は海の恋人」の畠山さんは、「海が見えなくなってかえって危険。赤潮の発生で漁業への影響も」と発言したとのこと。「海岸は海と陸とを結び、生物多様性の高い場。日本のコンクリート化は世界でも特異」との見解もだされた。

 干潟や浅場は海の生物の育成に重要な役割を果たすところであり、そこで人が海に触れることで、生き物を理解することや、自然の大切さと脅威を学べる場所としても大事なところだ。海側を隔て、一方的に敵に追いやることだけでは、浅薄過ぎる。

ここにも防潮堤?ここの北側は「豊洲新市場」。お台場の周りに防潮堤?

東京湾有明北埋立地




2013年2月18日月曜日

隕石は軍事兵器ではない


 ロシア・ウラル地方の隕石落下で、NET上でブログがネタにされている。それが、いくつか違ったものになっていておかしい。
「直径2kmの隕石でヒロシマ型原爆の2000万倍程度の破壊力らしいです。直径2kmの隕石でヒロシマ型原爆の2000万倍程度の破壊力」「ヒロシマ型の原爆、30個分ほどの爆発だったらしい(NASA)」「複数の報道では爆発の規模はヒロシマ型原爆の100倍程度だと述べられている」などがアップされ、出回ってる。

 どれも、ヒロシマ型原爆と比べてというのが使われていているが、どうしてヒロシマ型原発と比べているのか、不思議なことだと思う。それを読んでみると「どういう被害かがわかる」「人類が作り出したエネルギーと比べる」と説明している。ヒロシマの原爆では広島市推定人口35万人のうち9万~16.6万人が4ヶ月までに死亡している。から、被害者数では問題にならない。

 それおもエネルギーの大きさとするなら、「爆発物の持つエネルギー」を単純に比較するためにもちだしたものということ。被害を受けた日本から見て、下手をすれば、原爆の「小ささ」を表象するものにならないか。隕石は軍事兵器ではないのだから、そんな比べ方ではおかしくないか。米航空宇宙局(NASA)が、宇宙開発に向けて衛星を打ち上げ、科学技術の平和、軍事共用目的のために存在する政府機関だからでてくる言葉なのだろう。



2013年2月16日土曜日

スペインの中高生がデモ


 スペインの高校生が教育財政削減に反対してストライキを実施したとのニュースがあった。現地時間で2月6日に200万人が参加したという。2月4日にも汚職の疑惑を追及して、首相の辞任を求めるデモがあった。与党国民党と建設業界との癒着が表面化した。ヨーロッパではこういしたことはめずらしいことではないのだろうが、父兄連合(CEAPA)が支援、支持をしているとのこと。

 中高生(教育改革学生連合(SE))は「無償公共教育を民主的に運営しろ」という要求をスローガンとして出している。このニュースは原文がハングル文字から、訳されているものらしい。日本ではこの種のニュースはあまり伝わらないが、昨年来のスペインのニュースで、緊縮財政に批判する運動が高まっていると伝えられている。国民に耐乏生活を圧しつけて、経済危機を乗り越えようという、日本と同様の状況が起きている。今の日本では、こうした怒りの結集は想像もつかないできごとだ。



 日本だってといってはなんだが、官邸前の脱原発の行動はたしかに続いている。ここに、労働組合のストライキを構えることができたら、と思うとことさらその違いを考えさせられる。「ロッキード疑獄追及」で春闘ストライキを構え、曲がりなりにも打って、大幅な賃上げを獲得したこともあった。要求をまともに受け止められない組合が、大手を奮って原発を認めているようでは、望むべくもないことだ。しかし、過去形済ましておくことでもないことは確かだけれども。

2013年2月14日木曜日

「悪徳ドキュメント 外来魚は人気者?悪者?」を視聴して


 NHKの2月15日(金)9:30~9:45 NHK Eテレ 再放送で「道徳ドキュメント 外来魚は人気者?悪者?」が流されるが、報道を見た感想

 西湖でヤマベの釣りをしていると、針にかかったヤマベをあげるときに、ブラックバスが追ってくることがよくある。ヤマベはブラックバスの好餌のひとつだ。ヤマベは暖かくなると岸際で餌を捕食するようになるから、私たちの釣りもののなかで、春から秋までにかけての釣魚として、楽しませてもらっている。

 西湖には、外来種のブルーギルも生息している。ブラックバスやブルーギルは、日本の生態系を破壊するものとして、現在は法制上駆除対象の魚になっている。この魚を日本に持ち込んだことが、現在の外来魚問題の始まりになった。釣れた場合はリリースしてはいけないことになっている。ただ、例外的にブラックバスに限り、山中湖・河口湖・西湖では漁業権が認可されているので対象外となっている。これにより、漁協は観光収入を期待して、バスの放流を繰り返し実施している。

 日本のつりは、釣った魚を再放流するという文化はないに等しい。おしなべて、食を念頭に置いた実用的な面を併せ持っていたものだ。日本に移入された外来種、バラックバスは猛然と食いまくる。小魚はなんでも食うし、エビ類、ドジョウなども根絶やしにするほどだ。これをつり対象にしてきたことで、「蜜放流」によってどこの湖、池、用水、河川までにも広がってしまった。

 「つり行動・活動」は、自然が当たり前に豊かであって生態系が保全されてこそ、楽しめるものであることは日々実感する。残念ながら、その自然も相当痛めつけられて、再生することがおぼつかなくなるという現状がある。水辺、海辺は必要の度を越えて改変されることで、魚の繁殖条件は悪化し続けている。加えて外来魚の影響がこれに輪をかけている。

 釣り産業も、ブラックバス、ブルーギルをターゲットにした釣り具やウエアーを開発した。一時はファションとして、若者の関心を集めたが、「釣れない釣り」として空振りに終わることが多いことで、今は楽しむ人は少なくなっているようだ。新宿界隈にある釣り具の量販店は、知っているだけでも4カ所が閉店してしまった。ルアー釣りをターゲットにした部門が影響を受けてのことだろう。

 ルアーつりでない釣りも、衰退はしているがルアーつりほどではない。最初のボタンのかけ違いがここまできているという気がする。ルアー釣りそのものを否定するものではなく、ルアー釣りの方が効果的な釣りはないわけではない。磯場のテレビで見た磯場のメバル釣りなどは、なかなか面白そうなものだった。エサ釣りでは及ばない釣りの対象を、害魚である外来魚から変えて楽しむ方法もあるだろう。

 駆除活動は全国で取り組まれている。私たちの釣りの会も遅ればせながら「駆除つり会」を2回実施した。西湖の漁協組合員の生活が立ちゆかないことを対立構造のように描いているのは、ちょっと掘り下げが足りないという気がした。釣りを楽しむものとして、日本の文化もかかわっていることにいささかの心配もしつつ思ったことだった。




2013年2月13日水曜日

ウロハゼの盛衰解明


 以前このブログの「ページ」欄に「ウロハゼの数奇な運命」を書いた。横浜の鶴見川でのウロハゼ繁殖動向を研究したものを読んで、ウロハゼの棲家が、繁殖の条件になっているという内容を元にしたものだった。そこに書いてある増加の原因は、温暖化による生育、繁殖の拡大だという説が有望な仮説だとしていた。

 魚釣りの結果は、水温による変動がおおきな条件で、これを無視しては、いい結果に結びつかない。捕食する餌の居場所への移動と温度変化が深くかかわっている。「衣食住」は魚にとっても大切なことだ。

 その温暖化が原因と言う仮説にたって、なお調べてみると、その鶴見川河口域で、かつての「公害列島」のとき、大量のごみが河川に廃棄されて、大型廃棄物やパイプなどが棲家を提供した。そのことによってウロハゼは増加した。だが、別のところでは、空き缶がプルトップだった以前には、空き缶にはチチブが占拠して繁殖したので、ウロハゼが少なくなった。今度は、空き缶がリサイクルや清掃活動で少なくなり、プルトップになったことで、産卵巣としてチチブが入り込めず、ウロハゼ増加の一因という可能性を推論した。概括、こんな研究結果だった。

 先日、釣りの会で釣った魚の名前が不確実なので、神奈川県水産技術センターに連絡して、教えていただいた。工藤孝浩さんが丁寧に対応してくださった。そのとき私の「uroahze」というメールアドレスの呼称から、ウロハゼの話になった。ブログの「ウロハゼの数奇な運命」を読んでいただいたら、後日メールが返ってきて「ご指摘のうち、『温暖化に伴う分布域の拡大』が事実でしょう。ゴミとは無関係ですね。」というお話だった。




2013年2月11日月曜日

「福島第一原発風下の村」森住卓さんの写真を見に行った


 森住卓さんの写真を見に、新宿まで久しぶりに出る。休日につき人が多い。東口の駅前で、喫煙場所があって煙草をくゆらした人が大勢集まっている。面白い景色だと眺めながら、タカノビルに入るとこれまた、エレベーターが混雑している。展示会場は、こういう催しの割には、賑わってひっきりなしに出入りがある。受付が順番待ちだから、飛ばして見始める。

やっぱりうまいなプロだから、視点がきちんととらえてキチンと撮る。熱い思いというか、主張があって思いが伝わる。途中で鼻水がでたりして。写真はそれに、撮っている時の余裕が伝わってくる。がつがつしたものでなく、写り込んでいるものに優しく接しているようにも見えた。隣でやっている写真展をみて、余計にそんな感じを持った。隣の写真展も拙いというわけでない。よくとられているものだったが、一枚違っていた。ああいうふうに撮りたいものだ。

いくつか点描
□「原子力が明るい未来のエネルギー」の看板の前、人を疑いの目で見る顔つきの犬
□出荷停止したタラの芽、空には暗雲
□東電の説明会に集まった人々の顔、「社長なんで来ねー!」
□ガリガリに痩せて波打ってる牛の背 
□ミルクを捨てるために掘った穴は、もう沁みこまずにたまっている
3号原子炉、大きなデコレーションケーキに熱湯をかけたような壊れ方
□汚染土を集積し、被せたシートが鈍い光を反射している
□昨年6月、微笑みが少し見える家族の様子
□朝玄関を出て、お盆にものを載せて運ぶ人 朝の光がやさしく射している



2013年2月10日日曜日

黄砂問題で技術協力はいい

 石原環境相と猪瀬都知事が、中国の大気汚染の対策で「技術協力」を表明した。領土問題で、緊張関係が増勢されているから、文字通りであればいいことだと思う。

 昨日のブログでも書いたが、微粒子状物質(PM2.5)は、日本国内では環境省の判断でも、広く発生し危険状態にあるから、今回の中国の黄砂問題以前にその対策がとられていなければならないはずだった。

 日本で観測体制さえ整っていないものを、大仰に危険だ危険だと唱えるのは、この機に乗じて中国を叩こうという、いわば言いがかりのようなものだ。

 ただ、微粒子状物質以外の廃棄物については確かに、日本の技術が蓄積されているものだろうから、そこは十分対応が可能だ。領土問題で冷静な対応が求められている時だが、こうしたことで中国との交流の糸口がつけられて、良い影響がでてくるよいと思う。

2013年2月9日土曜日

粒子状物質PM2.5は去年の段階でも環境基準率達成率は32.4%自排局(自動車排気ガス測定基準局)8.3%


 平成24年2月24日環境庁の報道発表資料は、平成21年9月に微粒子状物質(PM2.5)についての環境基準が設定されて、以降22年3月に測定対象物質に追加して常時監視体制をとっているとしている。達成しているのは一般局で32.4%自排局(自動車排気ガス測定局)8.3%ということだ。昨年の場合は黄砂の影響により日達成となったのは5局。

 おまけに「今回の測定結果については、有効測定局が存在しない自治体があるなど有効測定局数が十分ではないことから、全国的な評価を行うことは困難ですが、多くの地点で環境基準が達成されていないと推測されます。」と全国的に存在することを認めている。

平成24年2月24日大気汚染状況 報道発表

 中国の大気汚染の影響がなかったとしても、相当危険な状態だ。
 2007年に勝利和解した東京大気汚染公害裁判原告団のコメントに「今回の勝利和解のもう一つの大きな成果は、微小粒子状物質(PM 2.5 )について、今年度中に専門家による評価検討委員会の検討結果をとりまとめ、その上で環境基準設定も含めて検討することを初めて国に約束させた点である。
 近年、わが国の大気汚染は改善されたといわれる。確かに平成17年度には東京都板橋区大和町交差点でもSPM(浮遊粒子状物質)は環境基準を達成している。しかし他方統計的には都内のぜん息児童は増え続けている。これはSPMよりもさらに毒性が強いといわれるPM 2.5 について、これまで何の規制も行われず、深刻な汚染が改善されてこなかったためである。」と指摘している。対策は遅々として進んでいない。

大気汚染公害裁判原告団




2013年2月8日金曜日

NET生活あれとこれ


 「柔道女子日本代表選手の告発により暴力問題が明らかになった全柔連には26人の理事がいますが、女性は1人もいません。 抜本的な組織改革のため、女性理事の選出を求める丸田さんのキャンペーンに、ぜひご賛同ください。」という訴えが、メールで届いた。以前やったことのある「メール署名者」あてに送信されてきたものだ。賛同して署名に応じた。前回と同じように「礼状」が送られてきた。
============================== 
Dear itou,
Thanks for signing my petition, "全日本柔道連盟: 抜本的な組織改革のため、全員男性の理事会に、女性理事の選出を!."
Can you help this petition win by asking your friends to sign too? It's easy to share with your friends on Facebook - just click here to share the petition on Facebook.
There's also a sample email below that you can forward to your friends.
Thanks again -- together we're making change happen,
Chika Maruta
---------
Note to forward to your friends:
Hi!

I just signed the petition "全日本柔道連盟: 抜本的な組織改革のため、全員男性の理事会に、女性理事の選出を!" on Change.org.
It's important. Will you sign it too? Here's the link:
http://www.change.org/petitions/全日本柔道連盟-抜本的な組織改革のため-全員男性の理事会に-女性理事の選出を

Thanks!
itou
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 ところで、Facebookの「友達申請」「招待メール」が勝手に送信されてしまうことには、ちょっと困ったことだと思っていた。「招待メール」を送るという操作をクリックすると、相手を選択できるかのようなワンクッションがあるものと思っている(パソコンでの様々な操作ではいわば普通の事柄)のに、最初のクリックだけで自分のマールアドレス全員に送ってしまう。携帯電話のアドレスにも送ってしまうので、「騒ぎ」になってしまう。

 交流する友人を増やすのは良いが、仮にいま付き合っていない人でも、送信してしまうことになるので、時によっては「申し訳け」をすることになる。
この解決方法が、Facebookに投稿されたので、さっそくその名簿の抹消作業をしておいた。あわせて、その投稿をシェアとして広げておいた。でも、知っている人はいるのだろう。



2013年2月6日水曜日

F35戦闘機購入2機で299億円、参画企業に830億円


 防衛省は2017年度3月までにF35戦闘機をアメリカから4機購入すると正式契約(2012年6月29日)している。1機102億円にもなった。ことし1月になって、防衛省が意図した性能に達しないことが明らかになった。米国防省の報告書は、機体の不具合が続いて、加速や旋回機能を下方修正したが、日本側はテスト飛行もせず書面審査で機種選定した。カナダやオーストラリアは調達を見直し、共同開発しているトルコや韓国も先送りの動きと報道された。(2012年1月27日産経新聞)

 ところが、日本は乱暴にも昨年12月には武器輸出三原則を破って、「例外的」と称して他国と共同開発することを決めた。そのうえに、国内産業(三菱重工、石川島播磨重工など)が製造に参画することも決めて、このための2013年度予算で企業参画経費830億円、2機分の取得費299億円を予算に盛り込んだ。(2月5日東京新聞)

 平和国家としての道を放り出して、死の商人が闊歩することに暗然とする思いがする。企業や防衛費にはふんだんに財政を当てることに怒らない人はいないだろう。契約時に102億円だったものが、150億円になるというずさんさも、通常の商取引では考えられないことだ。こんなにもアメリカにのめり込む姿を恥ずかしいと思わないのだろうか。

 中国戦闘機への緊急発進でF15戦闘機が疲労寿命だというに至っては笑止千万。軍事的な緊張を増大させるべきでないことは当たり前だが、軍事的な圧力路線として考えても、性能を落としたうえ、いつ出来上がるかもわからない戦闘機が、役にたっていないことははっきりしている。

=以下は新聞記事
2012629日産経新聞
防衛省は29日、航空自衛隊の次期主力戦闘機(FX)に選定した最新鋭ステルス戦闘機F35Aライトニング2について、平成28年度に取得する4機分を米政府と正式契約した。交換部品を含む1機当たりの価格は約102億円で、米国側が当初提案した約99億円より約3億円の上昇にとどまったが、機体のみの価格は約89億円から約96億円に跳ね上がった。


127日産経新聞
日本政府が米国から2017年3月末までに引き渡しを受ける次期主力戦闘機F35Aの最初の4機の性能が、防衛省の要求を満たさないことが米国防総省の年次報告書で明らかになった。先の日米外相会談でもF35問題が初めて取り上げられており、実戦配備が不可能となることで、日米の新たな懸案に発展する雲行きとなってきた。


報告書はまた、度重なる機体の不具合から、加速や旋回性能を当初の設計から下方修正するとした。日本は飛行テストを行わずに書面審査だけで機種選定したため、性能低下のリスクは全て日本側の負担となり、選定のあり方に禍根を残した形だ。

 沖縄県・尖閣諸島付近上空では、急増する中国戦闘機への緊急発進(スクランブル)対応で、疲労寿命が決まっている航空自衛隊のF15戦闘機の飛行時間が急増し、戦闘機の近代化や防空網の穴埋めが急務となっている。

 しかし、F35をめぐっては、カナダやオーストラリアなど同盟国が調達を見直し、共同開発国のトルコや次期主力戦闘機として導入を狙う韓国も先送りの動きを見せている。今月18日の日米外相会談でも、この問題は取り上げられたが、複数の日米関係筋は「中身はもちろん、議題になったかどうかも言えない」とし、日米間で深刻な事態となりつつあることを示唆した。


201325日東京新聞
F35は米英など九カ国が共同開発した最新鋭機。日本政府は二〇一一年十二月、一定の条件で例外的に米国以外とも共同開発・生産を認める官房長官談話を公表し、国内企業の製造への参画を決めた。防衛産業の育成などが目的で、一三年度予算案に企業参画の初年度経費八百三十億円を計上。空自による二機分の取得費二百九十九億円も盛り込んだ。




思い出しながらウォーキング

 昨日のウォーキングコースは、若いころの生活を思いだして、かつて住んでいたマンションの脇の商店街へ行ってみた。もう40年近くもまえになるが、脇の道は小さな商店がいくつもない、小じんまりした商店街だった。焼鳥屋があって、ちょっと小さかったが、いい匂いをさせていたのを思い出して、それを買って酒を飲もうかと算段した。

 しかし、当然にももうそんな様相は、過去のものになっていた。残っていたのは、階段を少し下る入口になっている中華屋と、二件ばかりの一杯飲み屋、クリーニング屋だけだった。しかたなく、無為に通りすぎて、戻る方角の途中から路地に入った。息子の小学校時代の同級生の酒屋さんに行って、酒を手に入れた。お父さんは留守で、奥さんが店番をしていた。隣の魚や(この店が、界隈では商店として遊いつ残っている店なのだが、これも昔、カワハギ釣りのためのアサリを特別に要望して購入したことがあった)を覗いたら、自家製の塩辛が見えたので、日本酒にはうってつけのつまみと買う気になった。

 家の前の見道を隔てたところで、建物の取り壊しの最中で重機が入って残骸を運んでいる。ここの家も「ゴミ置き場清掃メンバー」での付き合いがあったが、高齢で擁護施設に入っているとか。40年もたてば、もの皆変わる。最初建売住宅で購入した場所は6件あるが、自宅ともう一軒が住み続けているだけで、他の住人は変わってしまった。住宅街といえども、終の棲家とはならないところなのかな。と、枯れた木の間を冷たい風が吹いているような気分になった。



2013年2月5日火曜日

NET情報も見分けが必要


 「YAHOOジャパンの知恵袋」というHPサイトがある。ニュース、政治、国際情勢等々なんでも質問して、その質問の回答をまた他人の投稿で解決するというサイト。解らないことを「キーワード」にしてHPの検索をしたときに、ヒットしてよく出てくるが、そこにのっていた「解決済みのQ&A」の話がツイッターに流れた。発言の内容が酷いということで、投稿されたものだった。
(解決済みのQ&A)=====================
2007/5/12
TBS社長・井上弘氏の過去の発言を知って怖くなりました
TBSはウソでも何でも放送して、馬鹿な日本人を洗脳して、日本を支配しようとしているのでしょうか?

「テレビは洗脳装置。嘘でも放送しちゃえばそれが真実」(1998年TBS副社長時代)
「社会を支配しているのはテレビ。これからは私が日本を支配するわけです」(2002年社長就任時)
「日本人はバカばかりだから、我々テレビ人が指導監督してやっとるんです」(2003年)
「NHK受信料を値上げして、その一部を民放にも分配するべき」(2005年)

ベストアンサーに選ばれた回答

普通です。
テレビに限らず新聞や雑誌なども全部真実を伝えているわけではありません。ドキュメンタリーやニュースでも内容に演出や編集が必ず入っています。彼らは、人気者や悪者、そして流行などを自分たちで作り上げれると思っているし現に大勢の人間が情報操作に操られています。
これが現実です。
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ウィキペディアにも同様の書き込みがあり、「この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。」とした断り書きがしてある。

 「テレビは洗脳装置」という発言は、ありそうなことだと思う。この発言を聞いて怒りを持った人が書き込んだものと思う。事実がNETのなかで飛び回るのは悪いことではない。ただ、最初の書き込みが間違ったものであっても、違っているものが飛び回ることにもある。そういう恐れもあり得ると、考えさせられた。

 この場合はねつ造と言うことはなさそうだが、事実でないことは書き込まれたら、そのことを知るまで訂正や修正ができない。「YAHOOジャパンの知恵袋」も「ウィキペディア」も、書き込む内容の責任が利用者に依存しているから、悪意を持った宣伝には弱い。まして、パソコンを使用していない人から見たら、随分と危ない仕掛けが出回っているということになる。


2013年2月3日日曜日

ニュースの読み解き


ツイッターの投稿があったと、Facebookに投稿があった。
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これはヒドイ!TBS代表取締役会長・井上弘(2012年 民間放送連盟会長就任 入社式にて)
「君たちは選ばれた人間だ。 君たちは報道によって世の中を動かす側の人間。対して一般国民は我々の情報によって動かされる人間だ。日本は選ばれた人間である我々によって白にも黒にもなる。」
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 TBSは、少しはましかとこれまで思っていたら、こんな程度なのかと愕然とした。これじゃ戦時中の報道とそんなに違わないのじゃないか。われわれは動かされる方の人間で、選ばれなかった人間といわれると、ここまで劣化しているマスコミが、ちゃんとした報道をするわけはないと、変な確信が湧く。

 情報はNET上でもたくさんのニュースが流れているが、見ている限りでは非常に早いし、的確さはある。交流サイトでは、「ガセネタ」も時々はあるが、「友人関係」のやり取りの中では、指摘をされて、補正することもある。

 正確な情報を投稿する「友人」は、実名、生年月日、自己の写真などを出していくことで信頼性を担保される。一定期間NET上での交流を通じれば気心も通じてくる。万全ではないにしても。

 今日は榛名湖のワカサギ釣り解禁見送りのニュースがあった。このニュースは、Yahaooのニュースだったが、Facebookに投稿したものの、反応は鈍かった。つりの仲間が少ないから、さもありなんということだが。
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 群馬県高崎市の榛名湖で先月採取されたワカサギから国の基準(1キロあたり100ベクレル)を超す1キロあたり340ベクレルの放射性セシウムが検出されたため、榛名湖漁業協同組合は2日、理事会を開き、今季の氷上ワカサギ釣りの解禁見送りを決めた。榛名湖のワカサギ釣りは福島第一原発事故後、解禁できないままだ。(朝日新聞デジタル)
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2013年2月2日土曜日

また、海に放射能汚染水を棄てるのか


 福島原発の原子炉冷却汚染水を海に捨てると、東電が発表している。漁協に了解を求めてからやると、前回の反省はしているが、到底納得できるものではない。タンクに溜め込んだものが満杯になったということだが、気持ちだけで言えば原発を容認する不逞の輩に送ってやりたいと思ってしまう。第一、原発稼働を続けるということは、今回に限らず、繰り返す危険性を増大させるということだ。

 活断層の上に日本列島がのっているようなものだから、少なくとも原子力発電は止めるというのが、ベストなことであってもその選択は今ないわけだ。こういう経験を何回も繰り返すという将来まで含めて、容認するわけにはいかない。

 漁協者は生業でやっているわけだが、それだけでない人の生活のなかでも海の恩恵を様々うけ、共生している。これを無視することができるのか。そうでなくとも、環境の悪化で海産物の自力再生は及びもつかなくなっている。福島には、サケが遡上する川がいくつもある。放射性物質が山にも運ばれることになるだろう。また、茨城県沖まで広がることは否定できなし、海洋汚染を承知でやってしまうことで、海とつながる他国の了解を得られるとは思えない。

 NETをみたら、小出裕章京大助教授の話がでてきた。

 巨大タンカーを使って保管するという提案だ。今25万トンと言うことだから、10万トンタンカーを使うということなら、現実的な方法ではないかと思えた。




2013年1月31日木曜日

体罰や暴力は不要という展望をもたなきゃなりません

 柔道日本女子代表の園田監督が辞表を出した。午前中の報道を見る限りでは、止めるまでは一定の時間があるのだろうと思われたが、早い対応だった。園田氏は率直に、「メダル至上主義」を語ったが、まさに名をあげるための桜宮高校と同様な「教育指導」をしていたことを認めたことになった。

 戒告処分で済むと踏んだものが、皮肉なことに体罰、暴力事件の橋下氏の騒動で、下火になっていたものがまた燃え出してしまった。指導も教育も暴力を使うことは絶対にあってはならないという価値感を、本当に共有できるまでは、おおいに明るみに出すべきだという点では結構なことだと思う。

 監督辞任と言う素早い対応が、オリンピック招致に傷をつけないためだという配慮が見える。スポーツマン精神の高揚を図るべきオリンピックが、景気刺激のための関連公共事業推進を本音とするうちは、批判をされるようなまずいところは隠す、ということになってしまう。メダルを獲ることができれば、日本人としてうれしく思うのは当然だ。しかし、スポーツ指導や教育で体罰暴力を肯定する考え方は、「ある程度」「場合によっては」という余地を、彼の橋下氏も持っているようだ。谷議員のコメントにも体罰暴力は否定されるべきという発想は見えない。

 体罰、暴力を含む指導が効果を上げるのだというくびきから抜け出られない限りは、なかなか難しいことになる。指導方法についての手法を考えていくことが重要だし、その方向にむかう取り組みが旺盛にできるように、考えていくべきだと思う。橋下市長のひざ元でおきた暴力事件が、オリンピック招致に熱心な同党の石原氏にも飛んでいったというのは、どういうめぐり合わせかわからないが、戦争という最大の暴力肯定論者に降って湧いたと思うといささか面白くもある。



2013年1月30日水曜日

使い捨ての世の中脱したいもの 4Kテレビ来年7月と言うけど

 フルハイビジョンテレビの4倍の画素数をつかう、「4Kテレビ」を来年7月に世界で初めてスタートさせると総務省が方針を決めた。衛星放送CSから初めてBSに拡大し地上波に広げていくのだという。16年開始を2年前倒しでやる。この画質で見るためには、それに対応したテレビを購入する必要がある。そのための「12年度補正予算」が当然投入される。

 現在の地上デジタル放送は続けられるので視聴には差し支えはなさそうだが、地デジ移行の一服状態を喚起する目的とされている。新技術で世界への先駆けの地位を占めるための業界援助ということになる。所得階層の高い層しか使わないものを、補助金を付けるというやさいしい配慮だ。

 地デジを続けると言っても、放送内容の「差別化」で、このテレビを購入しないとみられない番組編成をされたら、また購入の「無理強い」をされかねない。そしてまた、繰り上げ開発となると、あった方がいいパーツの開発を縮小することもあるだろう。小出しの技術開発を付加価値にして、商品の売り上げを伸ばそうということにならないだろうか。携帯電話やパソコン、スマホのように。次から次と新しいものへ飛びつかせる商法もあくどいが、そういうスタイルが景気を上向きさせると思っているのだろうか。

 B787は、完成品でないことが今明確になった。機体の安全性はボーイング社が「安全認定」して、アメリカの機関も日本の運輸省も調査をせず、それを鵜呑みにして運航を認めている。大事故に至らなかったのは幸いだったが、こんなことはこれまでなかった。乗客が実験台ではたまらない。御巣鷹山の事故だって未解明な部分があったのだから、慎重でなければならなかったはずなのに。

 原発問題、東日本大震災、笹子トンネルの事故にしろ、苛め問題、体罰暴力容認、雇用破壊などなど、大事なことをちっとも解決できない社会=「政府」を作ってきた。まっとうな解決を迫られているのに、これまでと同じ発想で、うまくいくはずはない。だから、6年間に6人の首相が消えて生まれたわけだ。欠陥社会から早く抜け出したほうがいいと、誰しもが思ってはいるのだろうけど。


2013年1月29日火曜日

大盤ふるまいのツケがまた膨らむ


 財政をふんだんに投入して「大型公共事業」を進めた結果が、民主党政権の交代だった。民主党政権がマニフェストを踏みにじる「自民党型」政治になだれ込んで、結局自民党本家にもどってしまった。確かに自民党に期待して投票した人は、増えたわけではなかった。とんでもない死票を生み出す選挙制度の生したことだった。
 
 おまけに核武装を主張する勢力が台頭、憲法を改正することまでの「展望」を持ちえたのだから、ちょっと目をそらすことができない事態だ。参議院選挙までに「カッコよさ」をアピールしておいて、多数をとったうえでのことになるから、いよいよ身に迫ってくることになりそうだ。

 予算規模をこれまでにないような額で積み上げて、経済に刺激を与えることで賃金アップへの影響を拡大できると、使い古された言葉を並べ立てる。今日の連合と財界とのやり取りでは、定期昇給さえ検討の対象だと、早々と「影響」が示されている。だいたいこれまで、どんな「なんとか景気」「なんとか成長」などで、企業が「はいどうぞ賃上げです」といった試はない。労働組合の運動でわずかばかりの譲歩をしただけのことだった。

 従来やっていたことと同じことをやるのは、また同じ結果を生むことになる。生活保護費の受給者が200万人をこえるところまできたのは、一体だれの責任なんだ。多すぎるのは不当な受給のためと言いながら、8%削減すると…なんだろうこれはと考えるまでもなく、受給額を減らすことに意義のある手法であることがミエミエだ。

 大量の貨幣をばらまいても、結局フツウーの暮らし向き以下の人のところへは回らない。こうしたことも従来型のとおりで、財政の借金は消費税でいただこうという算段以外になにも見えない。

 ニュースのでも予算の内容が触れられているが、東日本大震災の対応や原発への財政支出はどうなっているのか、少なくてもこの点からの切り口くらい追及してくれればいいものをと思う。


2013年1月27日日曜日

ミミズは自殺するか

 しばらく前だったが、ヤマメ発眼卵を埋設したカゴの回収で、秋川の沢に入ったときに、ドバミミズが土から這い出しているのを見た。それも一匹や二匹でないたくさんの数が動き回って、不思議な光景に驚いた。

 イワナ釣り(アメマス)に青森の下北半島を回ったことがあった。そのときドバミミズがイワナの最高のごちそうだと教えられた。手に入れるためには、繁殖している場所を知らなければダメだから、身近には手に入れることは難しかった。今は養殖物を売っているから、使うことができる。

 女川に行ったときに、友達が持っていたものを分けてもらって釣ったら、口からはみ出してかじりついているイワナを釣って、なるほどごちそうなんだなと実感した。そんなに美味しいものかとつくづく見れば、確かに肉厚の様子は美味しいかもしれないが、食べてみたいというところまではいかない。

 次にドバミミズにあったのが、銀座界隈の写真を取に行ったときだった。驚くなかれ、銀座数寄屋橋公園だった。雨上がりだったかな?ドバミミズが複数這っているのを、おお、大東京の真ん中にもいるのだなと感激を持って眺めた。

 ところで、そのミミズ君、どうして這い出すのかがずっとわからなかった。コンクリートの上で干からびているのもよく見るし、這い出すのは雨で穴がふさがれて窒息しないように出てくるのかと思っていた。その研究調査をした人がいた。

  →ミミズが自殺?



2013年1月26日土曜日

土曜のくらし点描


 土曜日だが、家の中では息子が仕事に出る以外は皆家庭人だから、いつもの日と違っているわけではない。息子は8時半に朝食を食べると、前夜に言っていたのでその時間に合わせた段取りをしていた。午前中に大きい荷物を送ることになっているので、上から玄関まで降ろしておいた。

 朝食時間には間があるので、ウォーキングに行こうと、溜まった使用済み乾電池を持って出かけた。10分ほどのところの集会所に集積箱があるので、溜まったら持っていくことにしている。寒いから早足で駅のそばを歩いていたらパーマ屋さんに会った。商店街の餅菓子屋さんが開店準備をしていた。昔、子供の学童クラブの父母会で、餅つきのためにコメを蒸かしたものを頼んだことがある。もう30年にもなるか。連れ合いが時々、仏の供えものを買うことがあるが、店の対応が横柄だと文句を言っている。少し置いた先のスーパーも開店準備で、忙しそうに、人が行ったり来たりしていた。

 家に戻ってさて食事かと思いきや、息子がまだ起きていなくて、先に食べることになった。昨夜も遅く帰ってきたので、起きられないのかなと思う一方、自分で起きてこないのはどういうことかと、連れ合いは怒る。それは当然だと思うが、幼児のころから同じスタイルというのも、教育のせいかなと半ばあきらめ掛ける。

 労働基準法を守る事業者はそういないとは思うが、能楽師「業」は相当厳しいようで、収入もままならないで、「いそうろう」の状態になっている。「日本の能楽は、我が家で支えているんだよ」と冗談半分によく言う。年寄り連中は、リハビリだの風呂だのの介護がない日だから、ゆっくりすると降りてこない。


2013年1月25日金曜日

産軍一体が教訓では、戦前に戻る


 高遠菜穂子さんは20035月にイラクに初めて入国し、その後、その当地で、NGOとは別に、個人の立場で、「人道支援」活動に関わった。イラク訪問した最中の200447日に、他の日本人男性2名とともに、「サラヤ・ムジャヒディン」と名乗る武装勢力に監禁されるという事件があった。政府の渡航延期勧告に従わなかった個人、団体の活動について「自己責任」についての議論が小泉首相等々から出された。(ウィキペディア)

 アルジェリア人質事件は、不幸な結末になってしまった。家族に心痛は大変なものだろう。マスコミが微細に報道するのはある面で当然と思う。と同時に、政府専用機を使って帰国とするという扱いが、トップのプラント企業だからかという思いも湧いてくる。人道的支援で活動していた高遠さんとの扱いの違いを考えないわけにはいかないだろう。


 その上、この機会を利用して、海外の「法人救出」には自衛隊を派遣するようにすると政府が狙っている。他国から見れば、軍隊が出ていくのは「軍事行動」だから、それだけで緊張を高めることに作用する。紛争地域に事業を展開することは、いわば私的な行動だから従業者の安全についても、企業が十分責任をもった判断をするべきだ。

 仮に、自衛隊の圧力のもとで、企業活動をしたとしても、危険は避けられない。エネルギー資源の確保のためにという、大義で働くことが「日本国のためになっている」と規定したら、産軍一体の海外進出が成立する、戦前のスタイルがまかり通ることになる。戦前の体制に戻るという、馬鹿げた国はどこにもない。


2013年1月24日木曜日

定年前に止めさせる仕掛けをつくたのは

 教職員の「早期退職」で、国の対応が問われている。退職時期になると、次の生活設計に思いが及ぶのは当たり前だ。3月までいれば退職金が減ってしまうとあれば、生活設計のことを考えて結論を出すのはいわば普通のことだ。

 「人件費削減」が至上の命題のように扱うことに、さしたる批判がされないのが元にある問題だ。年金の2.5%削減などということもやろうとしているわけだから、余計に生活防衛に走ることにもなる。生徒たちを放り出すことにもなるが、その先生に「生活を犠牲にして働け」と言えない。

 先生は「特別」な任務があると思うが、だったら、その処遇をどこに表すのかということも当然考えられるべき。職業選択の自由は「退職金の額」も考慮して決めることも当然想定している。賃金格差を無くすべきは「高い方」に合わせていくのが本来だろう。同じような企業なら、競争相手より高い処遇にするのは自然なこと。

 人材を確保するなら、民間と公務員と競争になっている面もある。社員を徹底的に減らして民間の賃金が抑え込み、その結果の賃金より高い公務員の給与が悪いという宣伝を故意に起こして、処遇全体を切り下げる。その悪循環がひいては日本の経済にも重しになることは、現在の不況を見れば立証されている。

 「公共事業」で印刷した金をふんだんにばらまいて、懐がホクホクする会社もあるだろうが、一線から退いて生活するものの将来も、明るくない。目先の損得に目をいかせている政府のやり口が最大の原因だ。

2013年1月23日水曜日

体罰、暴力の根源に迫らないと


 暴力はいけない、なぜなら刑罰が科せられているから。というと、簡単に結論は出る。でも実態はそう簡単ではない。主張、要求を理解してもらうのではなく、否応なく呑み込んでもらうという性質で手段だ。相手を尊重するとか、人権を考えるとかという、いわば憲法で言われているような理念や思想は、少しも判断の基準としないで、合意させるとが唯一の形態だ。

 人間は暴力を使う手段を知っている。どうしたら傷つけられるか、場合によっては殺せるか。相手が動物のうちは、殺すことをもって空腹を満たすことが、必要不可欠だった。今も生きていくための手段として、その行動をとっている。人が人に対して暴力を用いる行為は、地球上では圧倒的に減ってきたし、平和に生きる願いは万国共通の課題になってはいる。イスラム過激派テロが横行するアルジェリアでも、議会制民主主義制度が確立している。

 そうでいながら、相手を自分の意見に従わせるための暴力は、相変わらず生活の少なくない分野に幅を利かしている。六本木の暴力団による殺人事件も、いまだに追いかけているし、国会には「自衛隊を増強、国防軍にして」などと、暴力を見せひけらかすことを公然と言い放つ。警察の内部や被疑者への対応、自衛隊の内部にかぎらず、企業の中にさえ時によっては暴力を使った脅かしが存在する。

 桜宮高校の体罰は、妙な解決を市長から圧しつけられて本論の「体罰、暴力をどうやってなくすか」の課題が飛んでしまった。在校生8人の記者会見なるものがあったが、生徒の意見のなかに、普通科に編入されることや先生を全部取り換える不当を訴えるものだったが、暴力否定の言葉はなかった。(あったのにカットしたとは思えないが)


 身の回りにある暴力は、深く我々の中に食い込んでいる。問題解決の手段に使わないこと、使ってはならないこと。これは口では言うのは簡単だが、構造的なものができ上がっている。「暴力によらない」「暴力をなくす」には相当のエネルギーがいる。無くすことを主眼にするなら、例えば苛め問題のように文部科学省が調査したらいかがなものか。

 他に暴力行為はないと思っているわけではないのだから。市長の対応を浮き立たせて、反論する父兄や生徒の反応を取り上げる報道が繰り替えされているが、これまでよりは本質論議になっているとはいえ、総選挙前から「第3勢力」といっておだててきたことが、こういう事態を生んでいることもあるように思う。


2013年1月22日火曜日

命がけは誰のためか

 日揮はエンジニアリング界では、トップに立つ企業だ。東洋エンジニアリング、千代田化工建設の御三家の中で、純利益・受注高がダントツだとされている。(ウィキペディア)医療、薬品、食品、原子力などの分野で活動している。

 アルジェリアは、1991年にイスラム主義政党が選挙で圧勝したことがあり、この直後のクーデターで、非常事態宣言が発令されたまま19年も解除されなかった。イスラム原理主義との内戦では10万人以上の犠牲者が出ている。

 日本のエネルギー確保のために、こうした状況下のところへ「エネルギー確保」に日揮が乗り出していたわけだ。いつ起きてもおかしくないことが起きた。人質の救出作戦は、日本におけるそれとは考え方が相当違う。可とするわけではないが、「人質を安全に開放する」という生易しい救出方法とは、背景の違いがある。

 事件が起こっても、情報すらわからぬところへ行くことに、違和感が湧く。「お国のために命がけ」なのか、余程の利益が存在するのか。「企業人」なら会社のために危険なところへ行くのは当たり前なのだろうか。

 日本の軍備を強化する動きが次々と出てくるが、紛争の解決が軍事行動によるものでないということも、ことの本質として見ておきたい。「武力行使でなく、人質の安全ない解放優先」を要請したこととのかい離が存在すると思う。


2013年1月20日日曜日

デジタル怖い

 居間のテレビは、録画ができるようになっている。管理運営権を持っている妻が、録画のHDDがもう一杯になるというので、息子が外付けのHDDを購入してきた。しかし、レコーダーが別にないと動かいないということがわかって、せっかく買ったものを返却することになった。

 ところが従兄弟にその話をしたらしく、義父の見舞いに来た折に、同じものを購入してきてくれた。せっかくだからこの機会に、レコーダーを購入することにしたら、そのレコーダーも調べてくれて連絡をくれた。VHSのダビングもしたいということで、その機器もネットで探して買い込んだ。

 この手のデジタル機器はなんといっても、できれば触りたくないので、面倒くさいだろうなと思いつつ流れにのっていた。VHSレコーダーは業者がセットをしてくれたからよかったが、片方は自力でアンテナコードから映像、音声コードを繋がなくてはならない。 
 二つの機器がどこかでバッティングするのではないかと心配だったが、マニュアルを読んで、いやがる頭を使いながらなんとかやってみた。

 結局アンテナコードが一本足りないことが分かった。息子が持っているとのことで、翌日もらってセットしてみた。外付けのHDDも認識したので大丈夫だったようだ。繋いでみればそんなに難しいことではないんだとわかったものの、集中してあれこれ考えたら少々疲れた。

 最初購入するときに、今の状況が想定できれば、無理をしても買っただろうと思うが、デジタルと聞いただけで、アレルギーが起きそうで考えが及ばなかった。でも、そんなに録画をとって何回もみる見るものなんだろうか。使わないものでもため込むのは、録画に限らないが、ちょっと余計な心配。

2013年1月19日土曜日

教育委員会の役割を論じるべき

 橋下市長が人件費を止めるとか、入試を止めろとか発言して、「体罰、暴力を許さない態度を」表明している。教育委員会が本来果たすべき事柄を十分な対応がされているように見えないから、その市長の対応の是非が論じられている。教育委員会は第三者機関として、首長の政治的、恣意的な影響を遮断する機関として位置づけられている。

 文部科学省の「教育委員会制度について」では、教育委員会制度の特性のひとつに「首長からの独立」をうたっている。「行政委員会の一つとして、独立した機関を置き、教育行政を担当させることにより、首長への権限の集中を防止し、中立的・専門的な行政運営を担保」することを言い、「教育行政の執行に当たっても、個人的な価値判断や特定の党派的影響力から中立性を確保することが必要」としている。

 教育委員会の頭越しに首長の権限を振りまわすのは、この制度をなくそうという財界の意向の実践だろう。教育委員会がこの見地でしっかり対応してもらうことが求められると思うが、マスコミの取り上げ方は。この点を論じていないように思う。市長のやることをその露出部分だけで取り上げることは、「策」に乗る扱いとなるのではないか。

 彼の市長さん、ころころ態度を変えることは知られているが、一部のタレントを持ち上げるような扱いと同様と言うのはいかがなものかと思う。

文部科学省→ 教育委員会制度について




2013年1月18日金曜日

「安全だろう」は安全とは違う


 B787の安全点検のため、運航を停止しろとようやく国が言った。それもアメリカと軌を一にして。まったく金魚の糞とはこのことだ。日本のやることはアメリカを見ていればわかると、外国に揶揄されるのも仕方がない。御巣鷹山にボーイング747が墜落した時は、イギリスは同一機の運航を止めて点検をやらせたのに、日本は平気で運航を認めていた。

 事業者に甘いのはこれに限ったことではないが、国民の安全な交通に責任をもたないという、とんでもないことだと当時思った。テレビのコメンテーター(元航空関係者)の話を聞いて、少しばかり変な感じを受けた。「コンピューターを駆使して軽量化をはかり、燃費を向上させたすぐれたものだから、これから不具合を調整して使っていけばいい」と、おおざっぱだがこんな発言だ。

 車の場合も、安全性はいわば理論的なものが、判断のひとつの根拠になっている。一台ずつ走ってみて大丈夫ということではない。一台ずつ試験というのは現実的でないかもしれないが、携帯電話によらずスマホによらず、製品を送り出してから不具合を修正していくという思想があるのだろう。車の場合、先日のアメリカでのトヨタ車リコールのように、何台か不具合による事故で、人が傷ついた場合でも相当先になってから直しにかかる。

 大丈夫絶対安全ですよと、事前に言っても言わなくても起きていることだから、理論上でも相当の微細なツメがいることなのだろうと思う。比較することではないが、航空機は車の数十倍も乗客がいる。絶対安全のほんの一部でも欠けても許されないことだ。

 これだけ不具合が続けて起きて、事業者が当面運航中止とした後、国が動き出すという感覚は信じられない。航空機の部品35%を日本の企業が造っているとのことだが、その企業たるや非正規上業者を都合よく使って、どれだけの利益を生じさせるかと粉骨砕身努力しているわけだから、技術の良さすなわち製品の良さとはいかない危険性は大いにある。


2013年1月16日水曜日

刺激が強い東京


 古いプリンターのインクが余っているので、依然通っていた現代写真研究所に連絡したら、使っているとの返事だったので、ウォーキングがてら四谷三丁目まで行って届けた。研究所の様子も当時とは違って、デジタルにもスタンスがおかれて、パソコンが相当台数設置されていた。デジタル講習会が近々始まるのでどうかと誘われたが、以前は本科の受講者が対象だったものを、対象を広げて本科経験者ならよいとのことだ。

 前からこの講習会にでてみたいと思っていたので、やってみようかと気持ちが動いた。月2回ならなんとかなりそうだ。自分の撮ったデジタル写真を、手持ちのソフトを動かしてやってはいるが、もうひとつ使いこなせない。自分で研究する時間がなかなか持てないとなると、短期間の講習会がいいかもしれない。

 実際の光の具合に合わせて撮ったつもりでも、見た印象と違うことはある。それを「修正」するか、少し手を加えたらもっと強調されて、よくなることをねらう。デジタル時代の前から現物を直すことはあった。現在はいろいろ変化をつけて全く自由に修飾可能だから、「これが写真?」と思うこともある。どこが境目だかは専門家に任せるとして、対象に何かを感じて撮ったものを、少しだけ強調するのはいいのではないかと思っている。

 誰が見てもいい写真はとても難しい。自分で撮ったものを、多少物知り顔にこれはいいと思ったりしても、他者の反応や感想が返ってこないのでは、良いも悪いもない。文句なくいいものは、自分の見る目を鍛えないとわかるようにならない。思い入ればかりにとどまっていないで、次のステップへ踏み出すのは、新しい刺激がないとダメなのだろう。

 しかし、岩手山麓では、マイナス十数度の世界以外はとりたてて、刺激はないが、東京は刺激が多すぎる。帰ってきている間に次々と用事が現れる。用事と言っても、自分がかかわってきていることだから文句も言えない。そのうえ、今日はデジタルカメラ基礎講座の話まで聞いてしまって、やることになりそうだ。知らなければそれはそれで済んだものを。

今日の一枚 閉塞感



2013年1月15日火曜日

雪騒乱

 昨日のあのくらいの大雪なると、東京という都市は機能がマヒする。ニュースを見ていると、まるで震災がおきたのかと思うほど。便利に見えるものがこんなにも、使用不能になるのかと思うと都市生活のリスクを考えさせられる。なるべく表に出ないようにしたり、必要なことも急がないように気を使ったりする。

 義母が明日医者へ行くのにタクシー予約をしようとしたが、電話は一向に通じない。天気予報は晴れだし、予約診療だから変えるわけにもいかない。お隣さんがスコップを借りに来て、家の前の共有私道を掻き始めた。後から出て行って一緒に雪かきをしたが、普段使わなくなった筋肉を使って懸命にやったら、すぐに息が切れた。

 ニュースを見ていたら、新成人の子が振袖で、長靴をはいて歩いていたのを写していた。シャッターチャンスだななどと、不謹慎なことを思った。たしかにご本人はえらい思いで歩いているのだろうとは思うが、そんな「人が傷つかないで、楽しい光景」はめったにない。その子は、一生の間に何回も「あのときは、長靴履いてさー」と話せることになっただろう。面白い話題をもっていられるのは得のひとつでは?などと。家の年寄りと話す機会が増えると、そんなことが頭に浮かんでくる。

 しかし目の前にそんな光景があっても、実際に撮るのははばかられるだろう。知り合いや身内ならいいが。
 「人を傷つけない、楽しい光景」は他にもある。

おーい、そっちじゃねーぞー



2013年1月14日月曜日

暴力、体罰は否定されるべきもの


 体罰が問題になっている。連日の報道で、体罰を使った教師が非難されている。暴力を使うことはいけないことだというのは、当たり前のことだ。でも、これには、反論があるのも事実だ。暴力を用いて指導することが教育上許されることだという肯定論がある。特にスポーツ界で有力な指導方法として通用してきた。企業や事業所内でもこういうことがあると、よく聞く。

 日常の社会で大手を奮っている部分を黙認するか否定できない状況に置いてきたという原因がある。戦争と言う最大の暴力を否定してきたはずなのに、軍隊で通用するような「教育方法」をいまだに肯定している現代の闇の部分かもしれない。

 人をいたぶって優越感や喜びを感じるなどは、下の下だと思いつつ、さてこの部分を完全に抑え込むことができるのか。国防軍などというものができて、日常生活の中に入り込んで来たら、国同士の紛争にならなかったとしても、暴力の評価は格上げとなる。争いの解決に暴力を使うという馬鹿げた昔の世の中に逆戻りだ。

 暴力をつかった「説得」は高じていく以外にない。納得できないことをむりやりやらせるわけだから、「納得」するまで力を使うことになる。やられた方は重大な傷を負う。やった方の人格も損傷していく。しかし、成果が上がるうちは外に出てこない。自殺がなかったとしたら…。桑田真澄さんのように、シッカリと否定できるという社会を、作っていくことは大変だろうが、人がもっている(だろう)狂気を封じ込めるための努力は大切だと思う。

2013年1月13日日曜日

トイレ考

 昨日も牛乳を飲んだせいか、ワインをたっぷり飲んだ成果か、腹の中が空になったかと思うような具合になった。排便とはいろいろなことが影響しているみたいだ。基本はきちんと食べることなのだろうが、ストレスや睡眠状況などの影響を受けているように思う。

 面白いと思うのは、生活のサイクルやパターンで一様でないこと。キチンと食べ睡眠をよくとれていても、トイレの寒さが嫌だななどと思うと、すっきりいかないこともある。若いころ、田舎の親戚の家で山菜づくしの料理が美味しくて、酒を飲みながらよく食べた。ところが翌朝は便秘がおきたのだった。繊維ばっかりなのになぜ便秘が起きたのか不思議だったが、多すぎたのは「及ばざるがごとし」だったのだろうと、その後ずっと思っている。

 定期的に用便をするようにするのも大事なことらしい。しかし、加齢してくるとなおさら腸の働きがゆっくりしてしまうのだろうか、食事の量も減ってくるから、なかなかスムーズにということが少なってくる。道で犬に用便をさせるために、人がよく散歩している。それを見ると、犬のためだけではないだろうなと、いつも思う。

 人の場合も、用がなかったとしても散歩には出て、脳と腸が刺激を受けるようにしてやった方が効果的なのだと思う。酒を飲んでよくでる場合あり、ヨーグルトで効く場合もあり、牛乳でもスッキリ行くときがある。しかし、同じものばかりでもダメなようだ。ここが人間の身体機能の微妙なところなのだろう。今は、出ないことを、ことさら心配するより、そのうち出てくると、たかをくくるようにしている。しかしこの場合は所構わず催しがはじまる。これが厄介だ。

2013年1月12日土曜日

普通の一日

 @ビリングとWebビリングの申し込みをした。一週間後にハガキをおくるとのこと。NTT東日本の引き落とし額が7105円と相当高いので照会しようとおもったら、この申込みに行き着いた。結構な時間がかかって、もう3時になってしまった。こちらの責任で全部やって、ようやく情報が手に入るとは面倒なものだ。しかし、パソコンにだんだん慣れてくるとペーパーより、便利には思える。それでいいのかどうかはわからないが。

 ひと区切りついたところで、ウォーキングに出かける。午前中に銀行まであるいていたので合算して7300歩。このごろ膝の関節が痛むので、軽めにしたつもりだった。最近のウォーキングはコンスタントにやらないので、膝に負担が出てくるのかもしれない。

 今日は中5日おいた晩酌。去年のスペインのワインを開けようと思ったら、栓が固着して開かない。いよいよ力が出なくなってきたかと、何回も挑戦したが駄目だった。お湯につけてからあけたらどうかというので、やってみたらうまくいった。その間、別の方を開けてしまったので、二本を一度に「消化」することになったが、家ではそれはさすがに無理。一本だけに留めて、あす以降の楽しみにした。

2013年1月11日金曜日

高齢化社会まっただ中

 昨日は中野労釣の常会。常会とは古い言葉だが、言葉のイメージは「寄り合い」みたいな、会議というものより柔らかさを感じていい。96歳の会長が、いつも出てくれて、相談にのってくれる。とはいっても、耳がだいぶ遠くなったから補聴器を利用していても、意思の疎通はなかなか苦労がいる。主要な結論はメモを書き込んで、了解を求める。長い間の会長職であり、こうした活動の熟達者なので、言葉が直接つうじなくても大概のことは意志が通じる。

 家の義母の場合も耳が遠くなっているが、少し大きい声なら聞こえるからよい。それを忘れてしまうことがよくあるから、そのときは言い直すハメになる。聞こえなくとも聞こえるふりをするときもあるから、話す方が気を遣わなくてはならない。でも話が通じている時は、生き生きとして見える。

 岩手山麓の親父の場合は、不幸にして言葉のやり取りが少なくて、というより話が通じる話題が少なくて、口数が減ってしまう。聞こえないとなると、なにかすこし面倒なことを、やり取りするのが大変だから、ついさけたりしてしまう。見得もあるからこちらには本音を言わなかったりすることもあるようだ。電話にでるときは、キチンと補聴器を使っているらしく、やりとりはちゃんとしている。それなら…と思うこともある。いずれ自分もそうなっていくと思いつつ、「高齢化社会」の構成員として毎日を、仲良く暮らす生活を送ることになる。

2013年1月9日水曜日

無為に過ごすものが見透かされる


 写真は穏やかだったり、美しいものだったりするものが、世上は受ける。穏やかな海に月が…というと打ってつけの写真風情が頭に浮かぶ。これが、荒々しい波頭を捉えるものでも絵になる。でもここに感動を写りこませるとなると、風光明媚や綺麗さだけでは薄いのではないかと不遜ながら思う。というよりその美的な感動を表現するほどの腕前でないという方が正確かもしれない。

 何枚も撮っていればなかには「数撃ちゃあたる」場合もある。今はデジタルカメラなので、数撃つ場合が利点には違いないが、チャンスをものにするものが偶然だけでは、良い写真を撮るためには足りない。感動とは何か、見せるためにあるのか、皆が感動できるものはどんなところなのか、どうしたら感動を見つけられるのか。…悶々として繰り返す。

 いや自分が感動するかどうかが、一番大きなポイントなのだろうと、うっすら思い始めた。しかしだからと言って、簡単に撮れるようになったわけではない。第一、物事に感動するためには、受け止められる五感が研ぎすまされていなくてはならないから。研ぎ澄ますためには人が感動したにちがいない写真を見ることも、欠かせないことになる。

 この写真はFacebookに投稿されたもの。見ていると目を背けたくなるようなもの。しかし、この写真が福島の猫となると、福島の現状を体現する猫ということになる。日本人なら、決して砂漠で迷ったネコとはみないだろう。口先だけの「同情」や、「よりそい」を見透かされる思いもする。


2013年1月8日火曜日

言いたいことをいうのは大変


 打てば響くような会話と、言い表したいことを文にするのとではだいぶ違う。だいぶ違うというよりも全く違うものといったほうがいいのか。会話は会話でとても難しい。いもどきよく言う「ジコチュウ」も自分の話を聞いてもらいたいということで、合わせて相槌をうつと取り留めなく流れてくる話もある。

 ただのダベリングで延々とつづく打ち合う話をしているのも見るが、結論は「だから私はこうなんだ」というセンテンスが3回もでてきて、その話は終わる。なにかの会議ではないから、「…の報告です」と言って終了するのとは違うわけだから、ちっぽけな話題でもそのやり取りの過程が、当人同士にとっては大切な交流で、心を満たすことになっているのだろう。

 言いたいことを文で書く方も楽ではない。一番怖いと思うのは、自分で分かっていても、的確に表現できないこと。これはよくある。だから、何回も推敲するのが一番の対策だ。他人に読んで確かめてもらうのが一番いいのだろうが、そんな時間の余裕のある人は、まずいないだろう。書くことを仕事にしている人か、目的のグループとかくらいなもの。他人に指摘される機会がれば幸いだ。何回推敲しても、自分の限界もあることだから、よっぽどの幸運に合わないかぎり、いいものに到達することはできない。素人はそれでもいいじゃないかと自分で慰めることにして、また次の作業に取り掛かる。

2013年1月7日月曜日

東京に人と金がこれ以上集まってどうなる

 将来、東京は2倍で地方の6割は人口半数以下になると、国土交通省がみているのだとか。東京にそんなキャパシティがあるのかどうかわからないが、作り上げるとしたら、駅のホームにいくら防護壁を作っても押されて破壊するような状態になるのではないか。

 高層ビルと事業所がいやというほど増え、マンションが林立して、コンビニが幅を利かせ商店街は小売店が壊滅。住宅街は生活の場として魅力のないところとして切り捨てられる。自然をもとめてまでとはいわなくとも、都会生活を止めて田舎暮らしを選択する人も少しずつ増えている。

 地方のコミュニティさえ、現状で消えそうなのに、まだひどくなるとすれば、地方は無くなるということ。人が生活の場をなくしてしまったら、次代への継続はない。こんな予測は日本が目指してきた結果ということになっている。

 それならどうするのかということをまともに考えるべきところ。「国土強靭化計画で200兆円」とかの投資が、選挙後の私たちの選択にさせられた。ダムや堤防、新幹線に高速道路などにお金を印刷して、ばらまく。拾うのは建設業界と銀行。

 人が少なくなる所への電気供給?水道供給?治水?役立たない堤防?物流以外は必要度が少ない高速道路?観光以外にさして役立たない新幹線増設?国土交通省の予測の内容に、どれだけの対策になるのかまったく見えない。


2013年1月6日日曜日

雪かきのあとは春がくる

 朝方の陽射しが、林の中の方をごく薄い黄色に染めているように見えた。朝やけの現象かとおもったが、東の方の空はそんな感じでもない。朝食のときには、昨夜またひとわたり積もった雪をかき出しに、除雪車がやってきた。きょうの人は先日の人とは違うようだ。車も赤の色がイカピカに光っている新しいものだ。見ただけでなにか頼りがいを感じる。除雪車登場より、わずかに早く出てしまったお隣さんの車は、雪かき前の道を揺れながら、慎重に走って行った。
 
 ここは、国道から200メートルほどの位置にあるが、林を切り開いて宅地造成したところだから、山間の雰囲気が強く残っている。車で「下界」に降りていくとき、随分と積もったと思いながら、徐行していくと、国道に突き当たる。不思議なことに国道からは、別世界が開ける。雪があれっと思うほどなくなる。秋田から青森方面に抜ける道になっているせいか、交通量が多いので炭酸ガスの熱のおかげなのだろうか。それより下は牧場が広がる地域で、風が渡りやすくて雪が飛ばされてしまうという事情もあるようだ。

 森や林が雪を受け止めて、夏の少し前まで太陽の熱をもらいながら、徐々に溶けだす。細く流れ出した水が、近くの田の脇のホソに入っていくころに、慌てたカエルが冬眠から覚めて飛び出す。時によっては4月ころに、最後の雪が降って、飛び出してしまったカエルの立場をなくしてしまう。

 無事に田植えが済むころになると、オタマジャクシが場所を問わず、ゴシャゴシャと蠢くのが見える。今日あたりの陽射しは、力強さを感じさせる。春はじきにやってくるだろう。