2011年10月10日月曜日

津波の爪痕を見る

 6時に出発して、宮古方面に行こうと昨夜相談が整ったので、早起きするが、親父が起きなくて7時発となる。宮古の町に着くと、何も変わらない様子で、どうしたんだろうと思ったが、通り過ぎてしまった。


 南下するに従って被災の様子が見えてきて、生々しさに圧倒される。報道で見た当時のものすごさが変わって、破壊された車の集合場所や破壊された家や商店の建物の骨組の残骸と周りの空き地など、人気が少ない「ゴーストタウン」が、南下するに従ってひどくなっていく。




 大船渡の港の船は、岸壁するすれすれまでの海面に浮いている。一見なにもない雑草地が、よく見ると作付けできなかった田圃だとわかる。岩手山の仙人たちと、「いつも行っている山田町まで行ってみたい」と言いながら、45号線を南下すると、道路は障害がなく走行できて、織笠川までゆくことができた。


 小さな港を海側に位置する山田町は、土台を少し残すだけの荒野。川で釣りをしていたおじさんは、「船を二隻もっていたけれども、流されてしまっていくら探してもわからない。自分は釣りが好きだからこうやって釣りをしているんだ」と話していた。






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