2013年8月2日金曜日

危ない気候変動

 朝は随分涼しい。一見楽には感じるが、たぶん体には打撃になっているだろう。暑さ慣れしていないと、熱中症にかかる可能性が大きくなるというから、これでまたグッと気温が上がってくると、体調不良を起こすこともあるかもしれない。気象庁泣かせというか、あまりの気候変動で、テレビの天気予報から目が離せない。大事な洗濯干しは、天気の具合で右往左往させられる。洗濯物は少なくないから、天気が悪いと干し場が無くなる。最近は雷雨が急にやってくるから、空模様をしょっちゅう見ながら、自分なりの予報をたててあと30分経ったら、黒雲が増えそうだと洗濯物取りいれの時を見計らう。

 「特別警報」ができて、「50年に一度」の大雨・大雪基準に警報を出すという。一つの市町村で目安を超えて、都道府県レベルまで広がった場合に発令するということだ。50年間であまりないことなのだ、そんなに酷い状況だということを、自覚させる狙いということだろう。後は、避難勧告をだすというのが対策になる。
 あちこちで水害が起きて大変なことになっている。山間の狭隘なところに土砂崩れなどが起きて、高齢者が犠牲になっている。海側も津波の危険にさらされているし、山側も、狭いところに住居をもって生活している。住んでいる人の責任で事実上放っておくのではなくて、必要な対策は立てられるべきなんだろうけど、日本の政治はそういう点はなかなか立脚しない。三陸の津波の対策に総延長370キロもの、コンクリート護岸を造り上げるということは思いつく。

 中国では、大災害が起こると首相が現地にすぐ乗り込んでいく。多分外国でもそういうところが多いと思うのだが、日本の政府はまず動かない。二三日たってから行けばいい方だ。もっとも、「自立、自助、共助」が福祉制度の日本だから、そう慌てることはないのかもしれない。

 選挙期間中に忘れられないことがある。天皇が三陸の被災地を回って歩いたときのことだが、訪問先で「復興には時間がかかりますね」と言ったことだった。なんの悪意もないこととは思うが、東日本大災害の被災地復興の予算が流用されたり、余ったりしている状況が批判されているときに…と考え合わせると、選挙運動に使われたのではないかと、勘ぐりたくなってしまった。




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