2017年3月19日日曜日

山から下りてマキを運び、床屋に行くアナログ生活。

 岩手山麓にまたやってきた。上ってくるまでの道路に雪はまったくないが、山林が生えているところに入ると、圧雪されたところが急に現れて、轍部分だけが溶けて道路面がみえるようになる。国道のほうは、車が頻繁にエンジンの熱を吐き出していくから、すっかり雪はなくなっていて、やっぱりこの排気が温暖化に貢献しているのがわかる。

 家は床暖房があるのだが、零下から冷蔵庫並みの温度では、ちょっと寒さに耐えられない。しゃれこんで買った暖炉にマキをくべて、空気を温める。くべるのは97歳のオヤジの仕事になっている。山小屋程度の2Fはこのおかげで「南国の雰囲気」を味わうことができる。でも、最近は燃やすことに熱心のあまり、マキの消耗が激しい。それとマキの出来が良くないのか、なかなか火がつかなかったり、燃えてもすぐに消えてしまったりで、まだ部屋が温まらないだろうと、奮発しているからだ。

 昨日はそのマキが底をつきそうなので、山から下りてホーマックで購入することになった。ホーマックでも近くのところにある店には置いていなくて、町中の店まで行かなければならなかった。従業員さんが二人がかりで、軽自動車に運び込んでくれた。

 今日は床屋に行くというので、十数キロはなれた理髪店までで行くことになった。もしかすると、もっと近くにあるのではないかと思うが、以前に出前出張できてくれたところなので、気心が知れているということなのだろう。

 理髪に40分ほどかかるという言葉を聞いて、散歩に回ってくるとことわって外に出た。すぐそばに愛宕神社があって、山に向けて階段が見えたので登ってみた。「忠魂碑 山本なにがし」という碑があり、今は訪問する人もない寂れた社殿が静かにたたずんでいた。

 余った時間は山を下りてから北上川に向かって歩き、岩手山の全景が見えるところで、数枚スマホ撮影をした。北上川はたっぷりとした流れが、雪解けの水を運んでいた。理髪終了時間があと15分ほどになったので、理髪店目指して歩き始めた。











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