米沢から温泉に入っていく道路は、地図を見て想像したよりも険しかった。行きかう車は少なかくて幸いだったが、途中から日が落ちてしまって細くて暗い道を慎重に走ることになった。相当走ってから急に開けた場所に立派な温泉が待っていた。駐車している車も多くて、登山基地になっているようだった。天元台まで縦走できると案内があった。
翌朝になって会計を済ませてから、三脚を持ち出して目の前にある滝と紅葉を撮った。前日は檜原湖から山越えして白布温泉から米沢に向けて走ってきたけれども、これといった紅葉の景色には会えなかった。温泉前で旅の目的が果たせてよかった。
温泉を出ると奥羽本線の峠駅方面の看板があった。ちょっと寄ろうかと、向かってみると新幹線になる前にスイッチバックのレール施設があったところで、一番標高の高いところで666メートルあるという観光場所になっていた。子供のころ田舎へ帰るのに福島で奥羽本線に乗り換えて何べんも通った懐かしいところだ。
今回、写真撮影の対象を「削られている山」をテーマにして撮りたいと思い、Googleマップの航空写真を調べてあたりをつけて準備しておいた。駅の近所にあったその場所は、駅を回り込んだ場所にあったがもうひとつ物足りない写真になった。
0 件のコメント:
コメントを投稿