2025年9月15日月曜日

故郷新庄祭りのお囃子見納めかも

8月24日~26日に例祭となっているイナカの祭りに行った。多分この先また行くことができないかもと、本音半分の気持ちで行くことにした。小学生時分の子供のころ東京に出て来て(親父の都合でだ)、夏休みになると、叔父のところにやっかいになって過ごしたものだった。そのときに今のような「…そ」暑さだった記憶はないが、だれかに連れられて暑い夜に祭りを見た記憶はある。

3歳にもなったころにはもうその場を引っ越していたから、あとでの回帰の記憶に残る祭りが頭に残っているわけだ。それも笛の音で…だが笛の音も、なにしろそのあと60年以上もたったことでやや不鮮明なことになっている。山車の引手の「チェリンコヤッサー」が掛け声になって記憶に残る。通りかかっていることはあっても、祭りの時期には訪れなかった。理由はないが故郷にこだわるほどの愛着はもう薄れていた事情はある。

今はそんなことにこだわる歳でもないから、その囃子の掛け声をもう一度聞いておこうかというのが今回の趣旨だった。NETのサイトを確認できるのも、今どきの便利さで簡易で便利だ。現在は、国重要無形民俗文化財、ユネスコ無形文化遺産の登録がされているとのこと。でも宿泊施設などはしいて増やすということではないらしい。高名な祭りではないからなのだろうか。

善し悪しは置くとして、わが故郷に高級ホテルなどが建ってワサワサと観光客が押し掛けるのでは「祭りの文化的伝統」とは本末転倒だし、新庄藩の威勢を語り継ぐだけのちんまりした遺産文化で十分いい。心配した駐車場も案内の場で駐車可能であったし、なにせ大きくないエリアのことなので写真を撮るにも動き回るにも、必死の思いはしないで済んだ。

とても不思議に思ったのは子供たちで、「少子化」というキーワードがどこの世界かと思わされたこと。じつにたくさんの子供たちが祭りに参加している。「高齢者」は気にしてみるほどに見当たらないのはどうしてなのだろう。

この祭りの歴史には記録に残っていない部分があるらしい。公表では270年となっているが、これまでの祭りについての資料があれば知らせてもらいたいとの取り組みもなされている。自分の故郷ながら己に似て「おおざっぱな」記録ではもったいない限りだ。20台の山車が各町で製作されて、祭りの期間に披露目される。

「お婆さん」というタイトルが面白かった。おばあさんの足元に蛇がうごめいていて、なにやらの物語を形成しているものと思うが、今どきのというか、これからの文化的創造として残っていくことなのだろうか。




3 件のコメント:

  1. お祭り、大好きですね。ワクワクします。生まれが長崎だから?おくんちの蛇踊り、お囃子大鼓、仲見世のそぞろ歩き、勿論、盆踊り精霊流し(これもお祭り?)長崎のお盆は派手で山の上のお墓で爆竹バンバン鳴らします。ランタン祭りも派手か〜😁懐かしか〜です。

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  2. なにやら、懐かしい祭り みて胸に秘めた幼い頃を想い出されました           わたしも後何年生きられやらわかりませんが 誠実に日々を過ごしたいとおもえるメールでした ありがとうございました 中里

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  3. Sugaya Sigenari2025年9月17日 12:09

    田舎だから良いのかもしれまはせんね。

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