2019年1月16日水曜日

気になる東京湾~東京湾の魚がたくさんいるか?

NHK15日に再放送した「さかなクンが東京湾に潜って、未知なる海中を大調査!」―潜れ!さかなクンーを見た。

 内容は、東京湾に魚がたくさん繁殖して、「NHK潜水チームの皆さまの撮影された美しい海の中の映像をテレビの画面を見ることによって、潜っているような気分になれますよ~♪東京湾は公害などで汚れてしまった背景があります。でも今は、ワカメが茂って、アクアライン、風の塔、氷川丸の周りにもたーくさんの生き物がくらす豊かな海となっています。」という、さかなクンのインタヴュー付きのものだった。(NHKPRのホームページ

 アクアラインの「風の塔」下にもぐって映した魚はカサゴ1尾とほかの生き物1匹。濁っていて見えないこともあるだろうが、濁りは相当なもので外来種のムラサキイガイが柱にびっしりと張り付いている。〈食用として利用される一方で代表的な汚損生物とも成っており、IUCNの「世界の侵略的外来種ワースト100」にもチレニアイガイの名で選定されている=ウィキペディア 汚損生物 (Biofouler) とは、水の底や壁面に高密度に集積することで人間の生活基盤や活動に悪影響を及ぼす生物〉



 トンネルから道路が浮上する海ほたる部分は、建設当時漁師さんも協力して、海藻を植えたと説明しています。しかしここも濁りはものすごい。海中の撮影はままならないほど。



 続けて、館山の波佐間にある漁礁の撮影に入るのだが、ここは水もきれいで魚の群れが「たくさん」見える。けれども波佐間は、狭義の東京湾の範囲とされ、広義のということならその範囲とはなるが、素人目でみても外洋の影響が大きいことがわかる。

 アクアライン下でのシロギスつりや、アクアライン千葉側の近くにある小漁港のハゼつりは、魚の数が激減している状況だ。他のなんらかの影響があるのかもしれないが、かつては「ずいぶん釣れる」と言うくらいのつり大会の釣り果があった。
 東京湾が「東京湾は公害などで汚れてしまった背景があります。でも今は、ワカメが茂って、アクアライン、風の塔、氷川丸の周りにもたーくさんの生き物がくらす豊かな海」とのコメントはいただけない。

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