2026年9月11日金曜日

生命はぐくむ豊かな田んぼ

 春先の少し暖かくなってきたころを楽む間もなく春の蠢きの候となる。春の恵みの山菜を口に運ぶころになり、次には植えられた田んぼの稲の様子が、目に入いるようになる。このときがシャッターチャンスにもなる。

ちょっとだけ伸びた稲の「背丈」の様子がまた蘇る。蓄えた水に映える景色は清らかで気持ちが良い。田植えまで大奮戦したあとの静けさのせいかも知れない。農耕民族のDNAを持っているからかと思うと、そんな感情が涌きだすのもうなずける。

静かな田んぼにつづくのは賑やかな「カエルの合唱」だった。けれども昆虫や魚たちを育んだ繁殖地はどうなっているのか…。農薬を使う頃には皆不在になった。殺虫剤、殺菌剤の影響はどうなのか。有機栽培の声は時々聞くけど、カエルが鳴いているところは少ないのだろうか。

今はすっかり穂を垂らして、刈り取りを待ち構えているが、こんなとき「線状降水帯」の豪雨が襲ってきて、人間どもが原因を作り上げた気候変動に飲み込まれようとする。人の口に入るまでの行程を受け止める農業従事者の苦難は、商品になっても合わない価格にも現れる。米作りが「合わなければ」やめるより手はない。やはりおかしいとしか言いようがない。







0 件のコメント:

コメントを投稿