2025年5月12日月曜日

「削られる山」を撮影することと温泉を求めて

 写真展が終了したら、以前に行ったことがある磐梯熱海温泉で一休みしようかと、巡り歩くところを探すためにGoogleマップを見ていたら、温泉の近くに二か所の砕石工場があるのをみつけた。どちらも歩いて行ける範囲のようなので、勿怪の幸い、列車を使ったしばらくぶりの旅計画ができあがった。

車の運転はもうあきらめているし、最近は娘が連れて行ってくれる車旅になっていたので、荷物をトランクに入れる気軽さから離れて、ちょっとした緊張感を感じての旅計画だった。今回は何より近いのがシニア向きの計画で上出来だった。

家を出て地下鉄に乗ってからおおよそ二時間半で磐梯熱海駅に着き、温泉はすぐ近くなのでその点がいちばん気楽だった。磐梯熱海の駅に着くと、ちょうど昼時で駅ちかのレストランで昼食を済ませ、旅館に行って荷物を預けた。

カメラだけをもってスマホを取り出して、行く先を確かめた。グーグルマップはいまやすっかり必携になっている。「山を削っている」ところに行くまでは、もう全くきままに撮り歩くことになった。

相当古い小さい神社を見た後に、わき道に入ったところにあった旅館の付近だけはいくつかの花模様がカメラに収まった。砕石工場はかなり大きな範囲を使って事業しているらしい。残念ながら「山削り」の全体像を確認することができなかったが、その雰囲気は伝わってきた。















2025年5月9日金曜日

写真展を二つ終えて さて次に控えしは

 「自然を壊すな」といったテーマに挑戦して写真を撮ってきた。ゼミ写真展とJRP立川昭島支部写真展にその写真を作品として出した。とは言え写真の選択やら構成やらの大事な準備は、経験者の援助を得てのことだから、まだまだ写真活動の道程としては力がついていない。

一区切りがついて、正直に言って写真から思いを伝えるのは大変なことだと改めて思った。そしてまた新しいスタートが目の前に置かれている。写真で表す良い作品は前提であって、そこを求めつつ撮影を続けなくてはならない。この先どれだけのことができるのかも心配なことだし、がむしゃらにやるという歳でもないから、鷹揚さも容認していくしかないのかも。

立川で開催した写真展は4日(4月24日~28日)しかなくて、しかも「共生」写真展に連続したものだった。なにせシルバーのメンバーなので、相談事をこなすのも大変なことだった。己もその一員だからない力も絞り出してなんとかたどり着いたのは幸いだった。5枚の構成で同じようなものを作品にしたものがいいのか悪いのも心配しつつ、「却下」にはならないらしいことは理解ができた。

立川の「伏流水」写真展で作品とした写真は、あちこちで撮ったもので、砂利か石灰を採取していわゆるコンクリートや道路ために使用するもの。昨今の都市開発で多くの山がこのような目にあっていることがわかる。

タイトル   都市開発の源資

キャプション 原始時代から共生してきた自然。人類の「世界」を広げるために与えてきた負荷は大きい


広島県呉市蒲刈


山形県東根市

山形県東根市


奥多摩小丹波

山形県米沢市




2025年5月4日日曜日

雨が降ったのは賽銭が少なかったから

三日目は郡山に出てもう一泊するつもりだった。ホテルに荷物を預けで開成山公園に行くことに決めた。スマホの地図で確かめるとそう遠くないところにある。歩いて35分かかるとでている。3時のチェックインまでは十分時間がある。多少は蓄積脂肪の消化になるだろうかと歩き始めると、何やらポツリと雨が降る様子。ひどくならないようにと祈りつつ、公園まで強行することにした。

昔来たところかと思っていいたら、そうではなくスポーツ施設とイベント会場で利用するようになっている広い公園だった。藤棚とチューリップを撮るころには、本格的な降りになってきた。カメラが濡れないように衣服でカバーしながら歩いて、いろいろあるチューリップの畑を回って歩いた。

園内はイベントが催されて、若者の家族やグループが楽しんでいた。食べ物を売っているテント群には、並んでいる客も少なめだった。皆屋根があるところで雨をしのいでいた。一休みできそうな適当なところもなさそうで、郡山駅へ戻ることにした。

開成山大神宮にちらりと寄って、何枚か写真を撮らせてもらい、いつものようにお礼のつもりの賽銭を箱に入れた。カメラをリュックにしまって雨用のパーカーを被ってから、入り口にあるトイレを拝借した。神社の交通整理をしていたおじさんに、郡山駅行きのバス停の場所を尋ねたところ、停留所はわからなかったものの、郡山方面はあっちだよと愛想よく教えてくれた。 












2025年5月2日金曜日

旅行きの初日に出会った体験模様

7時前に目が覚めて、頭はいくらかすっきりしている旅の三日目。パタパタと散らばった荷物を集めて、キャリーのそばへもっていき、詰め込む順番を決める。ブログの原稿を何にするかが、まだ決まらない。宿の残りの時間でいくらかできるのか、パソコンの電源を入れた。お湯を沸かしてお茶の準備をしてから、窓から見える曇った空を眺める。雲は高いから雨が降る様子でない。そういえばこの旅には傘を持ってこなかった。天気予報では降らないということなので、準備の荷物からは外しておいた。朝食を終えて部屋に戻ると、空は雲の厚みが増している。雨は勘弁して~。

ノートパソコンにSDカードを入れるところがないのに気がついた。カメラで撮った写真はいつも家のパソコンで取り込むから、撮った写真が使えない。撮った場所を記録するために、スマホでも時折撮ることにしているので、それを使うことにした。

初日に現地へ着いたときに、駅前で昼食をとるために入ったこじんまりしたレストランで、カレーを食べたが、これがすごかった。税込み1100円だった。東京なら1500円はするよと言うと、米の値段に違いかと話していた。

宿に荷物を預けて写真を撮りに出かけると、滝に出会った。知っていたわけではなく、犬も歩けば…だった。




2025年4月24日木曜日

次は「伏流水」写真展(JRP立川昭島支部)を立川で

ゼミの写真展が昨日終了した。たくさんの知人がきていただいて、感謝に気持ちに堪えない思いです。講評の渋いコメントに、至らぬ写真への念と思いも含めて、ともかくまた一区切りつき、ほっとしているところ。そのあと引き続いて立川で写真展をやることになっていて、その準備のために、老骨に鞭打ちの試練が続いている。昨日はゼミ展の撤収作業だったが、立川の会場へ準備のために赴いた。展示会準備は、会員に加えて有志の写真の提供もあって、会場いっぱいのレイアウトになった。馬子にも衣装というけれども、写真も大きく引き伸ばして、ぴしりと会場に収まるとなにか「映え」てくる。この感じがまた次の写真撮影の力になっていくのだろうかと思う。シニアグループの仕事としては、かなりのしんどさがあることも事実。相談したことが「決まっていなかった」り決めていないことが「決まっていた」り、意志の統一が忘れられたりすることもあって、(もちろん自分も含めて)、かまびすしいことになったりもする。そこは熟練の勇士たちなのだから、創意と工夫で乗り越えていくことになるのだろう。

16回写真展「伏流水」・JRP立川昭島支部

・4月24日~27日(日)の短期決戦

・午前10時開場~16時まで(27日は17時まで)

・立川市柴崎学習会館 



2025年4月19日土曜日

写真展をみにきてくれた人たちと新宿御苑に行ってみた

 合唱団のメンバーが見に来てくれた写真展、6時過ぎから始まるレッスンの前で十分時間があるので、喫茶店に入ろうかと近所を探したが、どういうわけか客がたくさん入っていて、席を確保でない。それではとコーヒーを持って新宿御苑に行こうかと、ローソンで飲み物を手に入れることにした。それもカップをもらって金を払い、あとは自分で器具から自分で入れるという仕掛け。それは何回かやっていて知ってはいたが、機械がまた新しくなっているようで、どこをどうすればいいのかを確かめつつカップに注ぎ入れた。待っている若者たちにはお待たせすることになったが、わいわい話しながら(恥ずかしげもなく?)飲み物が手に入った。

そこから御苑の入り口までは少し距離があった。その入り口でまた、入場券を買うのにシニアの250円の支払いをスイカでもできるようになっていた。一般500円の入場料をスイカで払うときにどうして250円と読み取るのかと思ったら、係員が作動してくれて通り抜けられた。65歳以上の証明は、顔を見ればわかるだろうからと高をくくっていたのはその通りだった。もっとも入園する65歳以上の客は相当数いるだろうから、いちいち年齢確認をしていられないということもあるかもしれない。結局アナログなんだと独り言。でも油断禁物で、マイナンバーカードを使うなどとなればまた面倒なことになるのかな。

入り口を通過してすぐに椅子を探して、まだ氷が残っているアイスラテを一気に飲み込んだ。公園には桜がたくさん残って咲いていた。桜の種類がたくさんあって、咲く時期がずれているというパンフレットを見ながら、おおよそ一周して元の入り口の場所へ戻った。途中休憩一回。












2025年4月13日日曜日

今回の写真展は中野駅北口周辺を切り取ったもので

 事業費の高騰から、中野区の再開発計画(サンプラザとその周辺施設につての野村不動産との協定)が、「白紙」になった。区長は、3月11日に「中野区の顔として区民に愛され親しまれるような施設を目指したが、施行予定者からの提案が必ずしも十分でないと判断」と発表した。施行予定者から昨年9月に急激な工事費高騰などの理由によって事業着手困難という旨の報告があり、施工予定者と見直しの協議をしてきた。今年228日見直し提案があったが、提案を検討した結果、現時点で事業成立性の見通しが明らかでなく、公募時の当初提案から大きく変更されたもので、選定過程の公平性・中立性に課題があるとのことで、目下暗礁に乗り上げた形になっている。

中野駅北口周辺の再開発は前区長のもとで、多額の基金を投入して進められてきており、区民の意向をくみ上げるという点では、開発計画は「民間主導」で作られており、不十分さはまぬがれない欠点があった。各地にあるそうした都市再開発には同様に「住民の意見」をくみ上げたものになっていない。

サンプラザを残せという意見もあり、まだ使えるという指摘もある。区議会では建物のリニューアルには100億円かかると答弁している。鉄筋がH鋼という大変強い鉄筋が使われているとのことで、100年もつという指摘も聞こえていた。

複数年、駅周辺の工事と変容する様相にカメラを向けてシャッターを押した。今年の写真展ではその写真を組写真として作品にした。都市再開発とはどういったものなのだろう?なにをつくりあげるものなのなのか、なくなってしまうのはなんだろう?などといった疑問を頭の隅に置きながらの撮影が、どこまで表現できているのか心配しながら、写真撮影の締めにむけて準備をしている。


入江ゼミ写真展

・4月17日(木)~4月23日(水)日曜休館

・AM10:00~PM6:00(最終日15:00まで)

・アイテムフォトギャラリー「シリウス」

(丸の内線新宿御苑前駅2分)

(☏03‐3350‐1211)

2025年4月10日木曜日

戦争が始まっている

 「関税騒動」は、穏やかでないことはシロウトにも感じる。もう戦闘状態ではないのか。世界で実際武力戦争をしているところがあるのに、その火種に加えて拡大するようなことにならないか、不気味な気がする。自分の国さえよければいいという主張は、どんな仕掛けをしてもいいということにはならないだろう。ヨーロッパの国でも武力増強を図るところ増えているが、日本も「防衛力増強」で7,498億円増の84,748億円も使うという予算を組んでいる。「きなくささ」をとうに超えて、一路戦争行為に向けて動いている状況には背筋が寒くなってくる。軍事予算がこれでいいのかは、マスメディアではほとんど語られない。意見を言わせないなにかの圧力がかかっているように思える。二度と戦争の道に行かぬようにするのは、憲法に書き込んだ総意を守ることだと思う。連日報道される事件もその種類の大さに驚きながら、もしかしてその「乱れ」をも昇華させる行為と結び付けられる危険もあるのかと思う。

X(ツイッター)から

東ちづる

私は日本が好きだからこそ、全ての人が居心地良くなる社会をめざして活動している。それを「左」とカテゴライズされるナゾ。「右」でも「左」でもなく「前」へ。皆んなと繋がりながら前へ!がいいでしょ?

大野たかし

86歳の急病人など助ける必要がない」というツイートに多数の「いいね」がついていました。 これが容認されると、次は「障がいのある急病人など」になり、次は「生活保護を受けている急病人など」になり、さらには「収入の少ない急病人など」になります。 助けなくていい命などありません。

 自治労連

<記事より> 1人で何度抗議してものれんに腕押しだったのに、団体交渉という場になると要求がかなうことに驚いた。 「労働組合ってすげえ」

小池めぐみ

今日の東京新聞。杉並議会で起きている人権侵害について。何度も繰り返される暴言や大勢の嘲笑は仕事への前向きな意欲を奪い、議会での発言を萎縮させます。健全な環境とは言えません。区長に対して「インチキ区長」「ダメ区長」、副区長に対して「杉並区の恥」「杉並区政の癌細胞」という発言も。

関西万博の子供便所 まさか!!!



2025年4月3日木曜日

スマホ(SNS交流サイト)の功罪

 …鹿とハサミは使いようと言うが、道具はなんでも使いようによっては、あってはならないことへも使われる。スマホ・SNSも使う人間がどういう動機をもっているかによって違いがある。充足感、満足感を手に入れたいと思う気持ちが先行するあまり、これでいいのかとの自問なしに、理性と法などの原則を超えれば、ひいては犯罪にもかかわることにもなる。スマホ、PCを使ったSNSは「仲の良い友達とのコミュニケーション、新しい友達との出会い、共通の趣味・嗜好を持つ人たちとの情報交換や、無料でオンラインゲーム」とされている。しかしいま社会に表れているのは、よいことはあまり聞かない。Fake(フェイク)を使った嘘のニュースでバズる(SNSの投稿やWebサイトの記事が拡散すること)手法をつかうことで、選挙にも大きな影響を与えることは、民主主義にとって問題が大きい。また、特定の発信者にむけて大量の悪罵コメントを送りつけるなどして、分断と混乱をひろげることも日常茶飯事のようになっている。」

にもかかわらず、サービスの運営者の動きは悪い。拡散することでの広告収入の影響があるからだろうか。なお、当該の「当局」の対応もよくない。政権担当勢力と応援団がかかわっていることも報道されている。もちろん投稿を見て心温まったり、癒されたり、びっくりしたりするものも多くある。

何を見るかによってということであれば、自己責の範疇で解決しろよと片付けられるが、意図的に人を貶める反社会的な投稿などはきっちりとした対策が必要だろうと思う。そしてまた、社会的なとか政治的なことも発信することが増えてゆけば、というより増えていかないと悪意が善意を凌駕するということになる。



2025年3月29日土曜日

奇跡の天気で桜満開の光が丘公園だった

28日は退職者会の花見だった。だいぶ前から当日の天気は雨が降るよと言っており、前日の天気予想でも、雨は避けられないという感じだった。朝は雨が少しぱらついていて、今日はしっかり身支度をしたほうがいいと、レインウェアーの上衣を着ることにして、折り畳みの傘をカメラと一緒にリュックサックに詰め込んだ。濡れることもあるかと、タオルももっていくことにしてしまいこんだ。雨の中の撮影でカメラをぬらさないように、釣りに使う折り畳みの「三度笠」も持っていくことにした。

外に出た時はすでに雨はやんでいた。待ち合わせの案内役を仰せつかっているので、駅でしばらく待ってから地上に出ると、もう雨が降る雰囲気ではない。一昨年の花見の時には雨の後で多きな水たまりがあったが、今回は水たまりも全くないので、天気予想とは全く違って、さして雨は降らなかったのだろう。そのうえ温度がぐんぐん上がって晴れ間が出るし、レインウェアーを着ていられない。畳んでリュックにしまい込んだ。天気の予想は難しくなっているのかもしれないが、テレビで報道される予想はどうしてこんなにあたらないのか?スーパーコンピューターでも役に立っていない。当たらなかったのはよかったけれども。