2012年12月31日月曜日

一年間、パソコンのファイル整理は進んだ

 今年一番進んだのがパソコンのファイル整理。体系別に分けて、外付けのHDDの写真以外はクラウドを使って、NET上に保管することにした。これで、自宅以外のどこへいってもネットの環境さえあれば、ファイルを参照できることになった。

 自己の生活や記録関係、釣りの会、写真、新聞の切り抜きなど、体系ごとにフォルダーを作って並べて整理した。それを、3種類の「ドライブ」に分けて保存した。ここまでくるのに、散らかっていたファイルが相当整理された。実はファイルをどれだけ利用しているかと言うと、そう多くは使っていない。更新しているものは限られたものなので、それは集中して管理するようにした。

 これで懸案の課題は完成したかとほっとした。ところが、このクラウド上のファイルは、業者の保存体制によっては無くなってしまうこともあると、2.3日前のテレビで報道していた。せっかく苦労して整理したつもりが何たることか。

 でも、NET上に置いてあるファイルはパソコンのファイルと同期しているので、大丈夫なはずなんだが…。NETを切断して実験してみると、Skydrive、Nドライブも参照するのは大丈夫のようだ。Googleドライブは、オフラインで更新を保存をしている。

 撮影した写真のファイルは外付けのHDDで、保存するうえでは一応心配はないが容量が多いので、NET上に全部を保存するわけにはいかない。HPなどで使用する直近のファイルだけをコピーして載せることにした。整理の結果は外付けファイルを除いて、55.317Gとなった。

2012年12月30日日曜日

いろいろあっても、続きが平穏ならいい


 いよいよ押し詰まってきた。年末の区切りのときだから、「反省」めいたことを現役のころはよくやった。今は勤めがないから、せいぜい決めた日課が無事に済んだか程度の反省でいいのだろう。
 
 まあ、一年の間では勢いが少し衰えたものの、ウォーキングもこなしたしブログも躓きはしたが、止めることはなかった。日記は、つけたからいつもの年とは変わらない。Facebook6月に始めて、選挙中にSNSで交流したのは新しい経験になった。新しい体験でまた「今」を見返すことが刺激になった。デジタルの世界も、現世から分離独立しているわけではないことははっきりした。

 イワナつりは、ごく近所の岩手山麓の小渓流を回って歩けたのが、なによりだった。ただ、小さな沢だけに、再生能力が大きくない。続けてやるのはまずいだろう。遠野のイワナ釣りにはいけなかったし、釣りの会の行事には、ほんの数回行っただけになってしまった。

 中野の爺さまが、心筋梗塞で一時危篤だったのが、今は回復した。駅近くの新しい病院には爺に加えて、ばあ様も世話になって、何回か通うことになった。今は小康状態が続いてい。600キロ離れた岩手山麓の仙人は、腰痛が治らずに痛みを抱えたまま年を越すことになった。医者に行ってはいるが、はかばかしくないから張り薬だけ。大きい病院をと言う話をしたが、いやだと言って動かない。

 もっとも、行っても治る保証があるわけではないし、痛みはあってもたち振る舞いが何とかできる状態なら、よしとすべきものか。

2012年12月29日土曜日

社会の有り様が釣りの邪魔をする


 しかし、釣りといえども「釣ろう」という気概が大きい場合は、情報抜きに勝手気ままにと言うわけにはいかない。最近特に実感するし、自分に限らず誰もが「釣れる」との情報を頼る。魚が釣れなくなっている事情からで、もっとも主要な原因は自然の改変だ。

 埋立ては東京湾の場合でも、非常な悪影響を及ぼした。これを普通悪影響とは表現していないが、例えば神奈川県にある水産試験研究センター(独立行政法人)では、魚貝類の種苗放流を続けている。アマモの増殖で幼魚の育成場を造成している。この状態からして、かつての東京湾にどれだけの漁獲高があったのかを想像すると、「悪化」程度を推し量ることができるだろう。

 我が社会では「少子高齢化」などと称しているが、海の中では、生物がものによっては自力再生不能な状態にまでなっている。代替えで得たものはあるのには違いない。だが、失ったものは大きい。海の匂いが、いまはしない。残った漁業者はわずかだ。
そして、政治執行のうえでは、ほとんどなんの考慮も払われない。

 食に関わることでこうした有様なので、当然釣りで魚を確保して楽しみつつ食するという文化は、手に入りにくくなっている。つりの腕前の違いも当然あるが、それだけではすまない問題を抱えている。三陸のあの津波は、とてつもない被害をもたらしたが、海水が入れ替わり浄化されたことで栄養分が豊富になって牡蠣の成長が良くなった。自然が持つ脅威が海の豊かさを同時にもたらすことになったのは皮肉なことだ。

 種苗放流とは必要かくべからざらことと思う。だからそれでいいということにとどまらないで、自然の生態系を崩してしまったことへ思いを至らす必要はある。そして手を打ちたい。いまの政治に期待することは、夢より難しい感もするが、またぞろ「公共事業第拡大」で資金が投入されて、自然の体系にツメを立てることになれば、海、山、河川に生きる生物は、絶滅か絶滅危惧種にカウントされることになってしまう。

2012年12月27日木曜日

釣りをきままにやりたいが、そうはいかない事情が。


 釣りが好きだからと、自分の思うままに出かけていくのが自由で、争いもなくていい。だいたい、なにをやるにしても面倒に感じるようでは人様にかかわり合わない方がいいのだろう。頭の中でそんなことを考えながら、でもまてよと一方でまた考える。思うままにやっていて、すべてがうまくいっているのかどうか。やった始末が思う通りの結果になったのかどうか。

 昔使っていたようなタライに、水を入れてかき回して洗濯機のように回す。そこにハヤ(ウグイ)を入れると、ハヤは川で泳ぐように流れに向かって泳ぐという実験があった。数尾のハヤは、相前後しながら泳ぐ。ところがその泳ぐ位置が定まらない。ようするにブレて泳ぐ。そこで、タライに棒をたてると、その直後にハヤは定位置で泳ぐようになる。ハヤが棒を見て、「立ち位置」を決めるわけだ。

 押すも引くも、自分が好きなようにできて、一見大きな自由を手に入れているとおもいきや、よそから見たら、その所作がブレまくっているとしたら…。

 ものごとの様々な処方は、身の回りや少し離れた所にはいやというほど存在している。それから隔離されることになっては、知っておいた方がいいことも、解らないまま過ぎていくことになる。とはいえ、そういう選択をしても犯罪と言うわけではないし、人に迷惑を及ぼすことでもない。否定しつくすのも理に合わない。それなら多少なりともかかわりがあって、触れてみたり引っ込んだりしながらやるというのも手かと、頭の中で「自由、勝手気まま」に思う。

2012年12月25日火曜日

パソコンは友達


 昨日、日にちが分からなくなった。日曜だと思っていたら、月曜日だった。今日は格別寒くて零下11度だというので、タオルを水でぬ濡らして表へ出た。振りまわすとすぐに凍ってウサギの耳のようにピンとたった。カメラに収めてFacebookに載せた。北国の人も多いので、珍しいことではないかと思ったが。

 以前ブログにも乗せた記憶があるので、また載せるのもいかがなものかと、頭をめぐらせながらブログの下書きをはじめた。相手を特定しないブログといえども、相手の顔を想定して書くのだからそれなりに面白い。学術的だとか専門の知識はまず不足しているわけだから、なにを書いているのか?と、言われると弁明も思いつかない。

 そんな恐怖をかかえているのも、ブログを続けているうえでは仕方がない。書き続ける我儘に、読んでもらう付き合いを求めるわけだから立場は悪い。人間多少の緊張感がないと、健康も保てないし生きていくのに必要なことだと言い聞かせる。

 故なき批判や悪口は控えて、愚痴もなるべく避けて、面白く書きあげられればそれに越したことはない。しかし、それが難しい。人の健康に付き合わされる方も迷惑かもしれないが、そう思いつつも続けるとなるとこれが、ストレスになって不健康を呼ぶような気がするところもある。パソコンチェアーに座ってブログを書き始めると、事務的な感じが余計するのかもしれない。

 やわらかなソファー風の椅子で、ノートパソコンを膝にのせて、ゆったり構えるとなかなかよい。脳の動きも、姿勢によって違った働きをするのだろうか。そう、脳だって働き心地がいいほうがいい気に決まっている。もう少し働いてもらいたいと常々思っているところなので、環境に配慮してあげなくてはいけない。頭が想像することに疲れたら、ウォーキングに行って自然の刺激をうけてやろう。

2012年12月24日月曜日

夢をまた見よう

 夢は実現させたい。たとえ小さいものでも、いつも持っていたいことだ。とても実現しそうもない、なかなか実現しないものだという現実的な経験して、夢を見ることをやめたら、どこかの誰かにつき従うことしか道がなくなるのではないか。

 物事は変わっていかないと困ることがいいやというほどある。これは生きて普通の生活をしていくことが難しくなったからだ。時間を重ねるごとに悪くなっている。次世代の子供たちが、普通に就職し、普通に独立することが困難になっている。我々の時代には就職はさして難しくはなかったが、今はそうはいかない。こんな社会を作ってきたのは、自分たちの責任でもある。

 なにより政治の影響に寄るところが大きいことは違いない。原発稼働問題や消費税増税に対して世論の「主流派」の意見がとおらない選挙の結果に、暗然とした思いがする。「してやられている」という気がする。しかしそんなことばかりにこだわっていては先がない。

 今の結果がひとつの経過であって、またぞろ民意とのかい離で、あれこれの物議がおきてくるだろう。すでに公共事業で200兆円投資などと、自然破壊と生活破壊を伴う政策をやると公表している。そのまま見ているわけにはいかない。

 原発事故による人的被害、自然破壊はどれだけのものなのかもまだ分かっていない。金をばらまいて一部の企業グループの収益があがり、株価が上がればいいということにはならない。復興は、年金は、消費税は、TPPは、基地は、雇用問題は…。夢をもう一度懐に入れなおして、「実現の夢」を見ることにしよう。

2012年12月22日土曜日

記念切手のプレミアムの夢話と貧乏人

 40年も前の記念切手を、義母からもらった。20円のシートが大半で、50円のシートが3枚だ。プレミアがついているのではないかと、すぐよこしまな考えで、調べてみた。買い取りの業者をネット検索してみたら、業者がいくつかでてきた。サアいくらだろうとよく見れば何のことはない高くても81%という価格。16.2円程度ということだ。40%台という業者もある。

 説明では、大量に出回っているのに反して、コレクターは減っているという。だから早く売れと。プレミアどころの話ではない。郵便局でも交換するだろうと思って調べてみたら、切手一枚につき5円の手数料になっている。20円切手が15円の「資産価値」しかない。75%という価格になってしまう。さる業者に電話をしてみたら、そのシートでは45%が元で、15%の上乗せ中ですと返ってきた。60%では郵便局での交換の方がいい。

 結局20円切手は最高で16.2円分なので、郵便局と均衡していて馴れ合いみたいになっている。もっとも、郵政は「民営」だから当たり前か。買い取り業者へは新宿まで出ていく交通費も1.2円の差ではまかなえない。やっぱり郵便局を使うしかなさそうだが、5円引きはなんとしても癪だ。

 自分も小学生のころに一所懸命集めていたが、引っ越しを重ねるうちに行方不明になってしまった。宝物をなくした悔しい記憶を残していたが、今回の事件はその長年の悔しさを晴らしてくれることにはなった。せっかくもらった切手は、つりの会の郵送代としてありがたくいただいた。3枚張るのがちょっと手間だけど。結局のところ貧乏人は貧乏人の世界で暮らしているということだ。

2012年12月19日水曜日

酷過ぎる「小選挙区比例代表制」

 選挙制度が酷いものだということは、今回特に感じた。「小選挙区比例代表並立制」は480名の衆議院定数となっている。うち小選挙区が300議席、比例定数は180議席。小選挙区は比較第一党が当選できる。これを押さえておけば、自民党が大幅に議席を獲得できたわけは簡単に理解できる。このことでなにもびっくりすることはない。

 そのうえで、10%もの投票率の低下という条件があったわけだから、自民党が民主党の自爆のおかげで若干の上乗せで第一党の地位につくことができた。公明党と自民党等の「協力」、維新の党と公明党との「協力」で候補者調整をしたのだから、政策よりは選挙戦術という野合で議席をわがものとしたということだ。本来的には己の政党の政策が支持などという代物ではない。

 あまりたくさん議席をせしめたから、自民党自身がびっくりしたようだし、マスコミもびっくりという状況だった。しかしだから、こんな酷いことがわかりきっている選挙制度を知らせることをしないのだろうかと思う。選挙制度が民主主義の制度として、このままで置いておけないくらいのバランス感覚はないのか。

 こんな選挙制度にのっかって、底の浅い報道をしているから、10%もの投票率減を招いてしまった。投票先選択のための情報を、「不偏不党」の立場で公正に報道すべきだ。「若い人は政治に無関心だ」と切り捨てていたら、政治は成熟していかない。マスコミの露出度で選挙運動ができてしまうのでは、あまりにも皮相な選挙になってしまう。

2012年12月15日土曜日

横十間川、スカイツリーが見えるところで釣るハゼ


 はた目からは盆暗(やぼ)に見えるオカッパリでも、今話題のスカイツリーの足元を流れる川でハゼ釣りやるというと、話題にのっているようでおもしろいことだ。

 江戸時代には、この周辺の水路でもハゼ釣りが盛んだったことだろう。金と暇があるもの(旗本、大店の親父)が芸者と一緒に、盛んにやっていたハゼ釣り。その頃はゴカイもいただろうがキヂも、どこにも沢山いただろう。

 現在でも、ビルばかりせり出している臨海部のコンクリート海際、ちょっとした泥っぽいところでも、ゴカイがいる。エサがいるから、ハゼも繁殖して増えているわけだ。そこで釣り愛好者も楽しむことができる。まさに歴史の脈打たれた伝統文化という、昨日や今日の「成り上がり文化」とは違う格調のあるものだ。(言い過ぎ?)

 スカイツリーには、もう300万人を超える人が訪れたという。すごい人気だ。でもその足元でハゼ釣りをしていると知っている人は少ないだろう。スカイツリーのおかげで活性化して、「東武さん」の懐が裕福になったが、その割に地元では下から眺めてため息をついている人も多いということだ。


 下町の賑わいはスカイツリーでなくてはダメだったのか。経済効果が上がって、下町に金が落ちたのか。なにかが始まるときには「何のために、誰のために、どうして」くらいは、考えておくべきなのかなと思う。

左手奥にスカイツリーが見えた




2012年12月12日水曜日

釣り人の「ツぬけ」しない悩みなんか


 新幹線の座席に座ると、目の前の座席の網ポケットに「トランヴェール」という冊子が置いてある。この冊子の角田光代さんの書く、旅のエッセイがいつもおもしろい。先月号では、いつも誘われ側であるグループ旅の直前にメンバーが亡くなってしまった。だから旅はその人の話でずっと持ちきりになってしまった。出かけた旅先がなぜそこだったのかが、思い出せないと言った趣旨のことだった。

 エッセイだから長くなくて読むのが楽だし、作家と言うプロのなせることなので、すらすらと読ませてしまう。面白さは人によって受け止め方は違うにしても、こうやって読者を乗せてしまうマジックみたいな力が面白いと思う。ありふれた事柄が題材でも、楽しく読ませるという能力に尊敬以外の念は浮かばない。なんでも力を入れればいいというものでないということがわかる。

 この角田光代さんと、師匠の岡崎武志(書評家)さんの対談が赤旗(1126日)に載った。そのおしゃべりの中で、「書けない」という状態を抱えているということを話している。そこを突破するにはという師匠の言葉がやり取りされていた。ものを書くのも好きなことだからやるのだろうけど、やはりいつも簡単にできあがるわけではない。「突破すれば、次のステージへ」と励ましをうけて、頑張ると話しているのが印象的だ。

 この対談を読んだら、先のエッセイが軽やかに、さわやかにできていて面白いという感想は、悪戦苦闘でないにしても、苦労の中で生まれたのかもしれないと、思い直すことになった。

 その比で行くと、釣り師の悩みはだらしがない。悩むのはツ抜けしたかどうかくらいなもの。(「ツ抜け」とは釣りの慣用語。ひとつ、ふたつと数えて、九つまでは「つ」が言葉についていて、十(とう)になるとなくなるから、「ツ抜け」と表する)

 「おおい!釣れたかい?」という問いに、返事が「まだツが抜けないよ」と釣れない悩みをぼやく。10尾を超えないときは、なんとか頑張らねばと自分を激励し、あれやこれやの対策をかけめぐらせる。そしてようやっと抜けるとなにかほっとして解放されたような気になる。そんな程度の悩みだ。まあ、はた目からは苦労といえる代物ではない。

2012年12月9日日曜日

北朝鮮ミサイル三段目が見えるなら


 北朝鮮が「人工衛星用」のミサイルを発射する予定らしい。北朝鮮と日本との「話し合い」が予定されているのを見計らって「国威高揚」にでるということなのか。話し合いがうまくいかなくなるという判断はしないのか。どうもよくわからない。

 日本でも「憲法改正しろ」「自衛隊を国防軍に」などと刺激的な言葉が飛び出して、こうしたことも軍事力を示そうという誘因になっているかもしれない。それこそ軍事力強化にむかって「日本を取り戻され」たらえらいことになる。

 そのミサイルの3段目も韓国の衛星写真で撮ったものなのか、はっきり写って見えている。福島原発が爆発した時も、日本の衛星やアメリカの軍事衛星でもすっかり見えていただろう。全体像を目に触れないようにと「しっかり」と取り組んでいるのだろう。危機管理などまったくできていない、寒々しい政治だ。

 たまたまこのミサイル発射予告があった日に、災害時のライフラインの情報を知らせてもらうツイッターの登録をやってみた。総務省もあったので選択登録したが、ツイッターは情報が流れて行ってしまうので、携帯電話メールへの通知も登録しておいた。そしたら、その夜10本近くのメールが携帯電話に入った。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 
【お知らせ】本日の北朝鮮による「人工衛星」と称するミサイル発射の発表に関し、総理指示が1835分に発出されました。①関係各国と緊密に連携しつつ、関係省庁間で協力して情報の収集及び分析に万全を期すこと。(続)
Kantei_Saigai (首相官邸(災害情報))
… … …
HP更新情報】大臣臨時会見の概要を掲載。北朝鮮によるミサイル関連について、自衛隊に対し必要な準備を行うための一般命令を発出。http://t.co/4jcuzSs0
bouei_saigai (防衛省)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 
 北朝鮮のミサイル発射は「災害」なのかと言いたくなった。アタリはしないと言われている迎撃ミサイルをまた、準備するとのこと。すぐに携帯メール宛の通知は解除した。真夜中にこんな情報もらっても、対策の立てようもない。

2012年12月6日木曜日

つり仕掛けづくりも、創造となれば文化のうちかも


 新しいものを作り上げる面白みというのがある。だいだい、創造するなどという高邁なアタマも能力も持ち合わせていないから、本当のところはわからないが、つくるという脳の働きは、生きていく上で大切なはたらきのように思う。うまく作ることができれば、それは他者にとってはもちろん、自分にとってとても豊かな満足感をもたらす。いや多分もっと複雑なものなのかもしれない。

 そういう難しいことはさておくとして、ちょっとした工夫や思い付きでものごとが改善することがよくある。釣りでもしかり、釣りの仕掛けはおろか、ウキ、竿まで作ってしまう人がけっこう多い。直接の釣り行為でないつりの楽しみ方だ。そしてまあ、これも「てんぐ話」になるのだろうか、作ったものの説明をとくとくとする。いやこれは決して悪口ではない。

 造った仕掛で、幸いにして釣りの結果がよかったら、それは話さないでいられるものではない。だれだって「八つぁん」よりは「ご隠居さん」の方になって、教えてやりたいという気持ちを持つのが当然だ。教えてもらう方と言えば、これがまた素直に聞き入れる人もいるし、気難しく聞かいない人もいる。聞かない人は、やっぱり自分流のひととおりの確信があるのだろう。はた目で見て、素直に聞けば、もっと釣れるようになるのは間違いないのにと思うことはある。でもそれはそれ、人の気持ちにあまり踏み込むわけにはいかない。

 先日、ハゼ用のハリス附きの針をたくさんもらった。ハリスが40センチ~45センチも付いているから、短く切って使うと30センチ以上も捨てることになる。棄てるのはもったいないから、切ったハリスに別に針を付けて使っていた。ふと考えて、そのまま使える方法を思いついた。

 使ってみると、上下の針が絡むケースがあった。針と針の間隔をうまくとることが必要だった。針を錘から離れた位置につける二本バリは以前に考えた人がいた。そういう意味ではオリジナルではないが、「折り返して」造ったのではないと思う。上の針にかかる割合は多くないが、ハゼも飛び上がってエサを咥えることがある。多分「見せエサ」の効果はあるのだろうと思う。




2012年12月3日月曜日

イワナ釣れぬはダムのせい


…前回の続き
 昔のことを言い始めたら歳のせいということになるかもしれないが、イワナ釣りを始めたころは、自分の体力に見合った手近なところを選んでいた。車で現地まで行って林道を走り、たいして歩きもせずに釣ることができるところで楽しんだ。関東周辺は釣り人が多く入っていて、なかなか釣れなかったし釣り場の開発もなかなかできなかった。新潟、山形など関東圏から離れた方が、やはり自然が残っているので、釣る手ごたえが違っていた。釣りの本で紹介されたところを参考にして、岩手県にも通った。

 岩手県は渓流釣り場が多い。胆沢川もその一つだったから、名前は知っていたもののダム工事をしていると聞いていたので、行く先の対象からは外していた。「小沢一郎」の名前を知ったのはその頃だった。工事に関連する企業に割り当てまでして、相当献金を集めたらしい。自然を壊して懐を温める人間だとしてそれ以降ずっと頭の中にある。

 そのダムにいつか行って見てみようと、思っていた。それが実現したのが昨年10月だった。今日(123)試験湛水を開始したとのことだが、そのころ露わだったダムの全貌は、その大きさにびっくりした。前にブログにも載せたことがあったが、その写真を見直してみたら、自分の写真HPに載せていなかった。整理をしてHP更新(→虚鯊写真集)したが、これまであった石淵ダムをすっぽり呑み込んでしまう規模に、再び驚きあきれた。展望台とダムの周囲から見える広大な水域には、いったいどれだけの渓流魚が呑み込まれることになるのか。それにその区域周囲の自然体系はどれほど破壊されることになったのか。

 一昨日121日に、日本未来の党代表の嘉田由紀子滋賀県知事と小沢一郎氏の対談があった。そのとき「僕らの子供の頃は遊ぶものがなくて。冬はゲタでスケートをして、夏は北上川でフナとかナマズを釣って」いたと小沢氏が話したと書かれていた。北上川のフナではなくて、渓流でイワナ釣りをして遊んでいたら、ダムは造らなかったのかなと、愚にもつかないことを考えた。 
Livedoor news     


「日本で最初に施工開始されたロックフィルダムで、且つコンクリートフェイシングフィルダムであった石淵ダムはコンクリート遮水壁の劣化・沈下が起こっており、堤体を強化・安定化させるためにはダムの改造が求められるようになった」と記載されている。「石淵ダムは…堤体を強化・安定化させるためにはダムの改造が求められ」というのに、ダム底にまるごと沈めてしまうという「完璧な」方法をとったということになる。
同ウィキペディア
20093月、小沢一郎の資金管理団体が、胆沢ダムの洪水吐き打設工事などを受注していた西松建設から違法献金を受け取っていたとして小沢の公設第一秘書である大久保隆規が政治資金規正法違反容疑で逮捕されている。西松建設側の供述によれば、西松建設を含むJVが工事の一部を受注した際、受注直後脱談合宣言を受けて表立った選挙応援を控えていた同社盛岡営業所長は、大久保秘書から「最近協力的じゃねえじゃねえか。お宅らが取った胆沢ダムは小沢ダムなんだ。今後も協力してくれないと困るよ」と献金を強く要請したとされ、西松建設も「ダム受注のための献金だった」と東京地検特捜部に供述をしている。



2012年12月2日日曜日

カメの話


 岩手山麓はもう雪の季節が到来した。今年も真っ赤に色づいて楽しませてくれたドウダンツツジにも、しっかり縄をかけて雪に負けないようにしたし、裏口の北側にも板を打ちつけて雪囲いをした。

 何枚か立てかけてあった壁材の板を取り出したら、その間にカメムシが身を寄せ合って数十匹蠢いていた。米の獲り入れの後、カメムシが飛んできて越冬の場を探している。屋外に積んである暖炉用のマキの皮の間に潜り込むようで、くべる分だけ家に持ち込むと、置いてある間に部屋に飛び上がることになる。だから夕食時はテーブルの上に舞っているカメを退治するのがパターン化している。

 飛ぶのはあまり得意でないらしく、少し飛ぶとすぐにどこかに停まる。そのときが付け目で、洗剤を少し水に溶かして入れた瓶を近づけて、割箸で落とす。これが不思議にポトッと落ちる。飛んでいてつかまり損ねるか、払いのけられるとひっくり返って仰向けになる。多分背中の方が重いのだろう。で、死んだふりをするから、割箸を足元にくっつけると慌てて掴まる。それから洗剤瓶中に収まることになる。

 このカメムシ、去年の10月に今話題の小沢一郎氏が「政治力」で造ったと言われる胆沢ダムに行ったときに、出会った。ダムは建設中だったが、見晴らし台があって結構な人々が見学に来ていた。紅葉時だったという事情も手伝ったのかもしれない。その手すりやら柵やらに、びっしりとくっ付いていたから驚いた。気温が下がってきて、日当たりの暖かいところへと狙って溜まっていたようだ。


 このダムは小沢一郎氏が造らせて、関係の企業からタンマリもらっていたということを、従妹に話したら「そういえばカメに似ている」と結構過激なことをいったので笑ったのを思い出した。世田谷の土地処分の裁判では無罪判決となったが、その時の岩手放送では小沢一郎について辛口の視聴者コメントを紹介していた。以前のような「人気」はないものと見えた。

 しかしさすがの「政治力」で「未来の党」の仕掛人として一手を打った。昨日のニュースでは、達増岩手県知事の妻を口説いて未来の党から出馬させるということだ。小沢氏は新生党、新進党と立ち上げに働き、消滅をさせた人だ。嘉田滋賀県知事が「政治力期待」するというが、なにをしでかすのだろうか。

 消費税増税反対、脱原発の風をうける帆をたてたことは確かだが、自民党の田中角栄のもとで、金庫番と言われた人が、国民に寄り添った政治を目指す政治家に変身?それはないだろうな。この「亀」に乗ったら、行く先は亀まかせになることだろう。

2012年11月30日金曜日

民主主義が足りないマスコミ

 不思議に、新しい政党がバタバタと旗揚げするから、マスコミの報道材料にされている。されていて迷惑と言うより、効果抜群でマスコミが宣伝してくれることになっている。そういう狙いも無論織り込み済みなのだろう。1415もあるから報道するのが大変だろうと同情したいところだが、突出してしまうことでの不公平を生じることに思い至らないのか。

 少なくとも前回の「政権選択選挙」祭りを賑やかに演出して、実はみじめな終末を付き合わしたことに一言コメントがほしいくらいだ。載せたあなたが悪いのか、乗った私が馬鹿なのか。歌謡曲の歌詞にもならない。

 都知事選挙候補者についても、その報道ぶりは、偏っている。都知事選挙は公示になって、報道がピタリと杓子定規になった。これを公平公正と言うかのごとく。

 この折選挙期間中という「選挙運動が制限される期間」にネットの果たす役割もおおきなものがあるかもしれない。ネットでの選挙活動は今は認められていないが、結構な影響を与えるのではないか。

 公示日が4日になる総選挙のほうは、昨夜はニコニコ動画の生放送ということで、なんと各党のトップが討論するという「NHKなどにはできない」(大声で言おう)ことをやってのけた。ワイドショーでも一応各党均等に呼び集めて討論をしている。新政党多発のなかでは、そこばかり取りあげるのも具合が悪いと踏んだかどうかはわからないが、全政党が発言の場をもつということになっている。

 どこの党であれ発言の、あるいは報道の時間も公平に配慮して流すのがメディアの在り方だと思うし、たくさん情報を出すことが民主主義にとって大切だ。第3極とか言って、さも政策上の争点をぼかせるかと思わせるような報道スタイルは釈然としない。駆け込み政党がやっていることを、逐一報道するという不公平は、民主主義なのかどうかという価値基準がマスコミに少ないように見える。

2012年11月27日火曜日

離合集散、新政党あれやこれや。これでは振り込み詐欺だ。


 新しい政党がどんどん出てきて、ただでさえ政党の「善し悪し」が解りにくいのに、余計に輪をかけた状況が現れている。さる政党の党首が「14か15の政党が現れて…」などと言い、その道の当事者でありながら数さえ不明というバカげたことになっている。率直なところ、政治に関して、日本は相当「無意識」状態に置かれている。マスコミがきちんと伝えられないことがもっとも大きな要因だ。

 しかしそれをいいことに、鞍替えだの新党だのと賑やかなことになって、政策をこの段になって「今すり合わせ」などしている。投票まで20日という期間で、政策や討論がごちゃごちゃになったまま投票しろというのは理不尽と言うことにならないか。

 そこも一つのつけ目になっているとしたら、振り込み詐欺同様のやり方になる。二大政党の交替で政策を競い合うというどこかの国のマネごとを日本に当てはめて、政治を進めるという小選挙区制中心の選挙制度は選挙民の意向をくみ上げら得ないという点で、破綻状態ということではないだろうか。

 第三極という焦点の起き方は、第一、第二が「頼れなくなった」ことの将来を占うという点での面白さにはなっている。しかし、ことは「原発は」「増税は」「社会保障は」「年金は」「雇用は」「基地は」と、こちらが日常身につまされる事柄への態度を見て選択したいわけだから、面白さだけでは済まない。

 新規採用者は「試用期間」というのがあるし、法律でも周知期間がある。新しい政党を作ったら政策を公表して一定期間お披露目してから立候補なんていう方がいいんじゃないかと冗談半分思う。制度を作るかどうかは別にしても、そのくらいの「マナー」があってもいい。

 しかも原発への世論の動向で、我も我もと「脱原発は我が党の考え方」と言い立てるのも見苦しい。原発賛成論と反対論を足して「脱原発」と言い放つところまである。滋賀県の嘉田知事が新政党を立ち上げて「卒原発」でやるとか。まあ、違いを際立たせようとのことと思うが、「卒なく」という日本語だってあるからな。

 「新自由クラブ」「新生等」「新進党」など衣として置いていかれた党名もいろいろあるが、衣着ていた連中もあちこちに相当いるだろう。マスコミも衣ばかり伝えないで、中身をしっかり捉えて報道してほしい。「国民生活が第一」という長たらしい名前も不使用になって脱いだ「衣」の一枚になった。小沢一郎お得意の衣の脱ぎ方だ。

2012年11月22日木曜日

ウロハゼ ブログ投稿を休養します

 ブログ投稿が640本を超えたところで、少々疲れを感じるようになった。なんでも書いていいという自由もいいものだけれども、やっぱり同じパターンになってくると、なにを書こうかという義務を負うことになって、それ自体がマンネリを生むことにもなる。

 書いたものがどんなものかというリアクションもさして解らぬ中では、自己責任と自己判断だけが次の動機になるだけで、これもキツイことになる。自分の撮った写真との連動を考えていたが、これもさしたる効果はなかったみたいだ。写真投稿は単体でもアルバムとしたものでもFacebookが利用できることがわかった。

 他のブログもいろいろあるし、使い勝手も違うから研究してみたいという気もある。休養してまたやる気が醸造するかどうか解らないが、とりあえず休止としたいと思う。数日の時間をおいて更新するということにもなるかもしれない。拙文にお付き合いいただいた方に感謝。

2012年11月21日水曜日

2012年11月20日火曜日

宇都宮健児さんの情報


 昨日、東京都知事選挙の宇都宮山を日本共産党が支持を決めたと、報道された。脱原発を東京から進めるというのが最も大きな基本政策ということ。原発に頼らないでという世論は過半数あるから、展望がないことはない。脱原発を訴えても、那覇市長選挙や栃木県知事では及ばなかったから、東京の選挙も簡単ではないだろう。猪瀬直樹氏のツイッターを昨日見た。東京都職員の退職金を削ったことを「手柄話」で宣伝していた。



 猪瀬氏のツイッターのフォロワー(コメントを読んでいる人)は270,894人。宇都宮氏もツイッターを初めてフォロワーを増やそうと呼び掛けている。いまのところ、15,707人で圧倒的な差だ。
 ツイッターは、本名でなくても登録できるし、わりと簡単なので、フォロワーが増えてほしいと思う。

これはフェイスブックで1410人。 
100万人サポーターズ
http://www.facebook.com/utsuken.supporters


ホームページ
ひとにやさしい東京をつくる会
http://utsunomiyakenji.com/


ツイッターは「宇都宮けんじ」で検索。

公開討論会11271900~ 東京青年会議所
http://www.tokyo-jc.or.jp/2012/business/tochiji_touron.html
ニコニコ動画、Ustreamで実況中継


2012年11月19日月曜日

冬の支度を急げ

 昨日、予報どおりどんより曇った朝。風がなくて凪だとおもっていたら、日当たりが良くなって日向ぼっこを楽しむことになった。それも一時。そのあと急に強風になって、昼過ぎから雪がちらつく。

 一昨日は遠くの和賀岳の雪を見て、昨日は姫神山の頂きに雪が見えた。いよいよ雪か。庭の木の「枝打ち」をやっておいてよかった。岩手県の車で、冬用のタイヤを交換したのは40%で、「交換を急いで」という報道をしていた。

 そのせいか、スタンドにガスを入れに行ったら、客で混んでいて、相手にしてもらえなかった。タイヤ交換も二日前には済ませておいたからよかったが、プリペイカードの機械も動かずに、結局現金で入れることになった。

2012年11月18日日曜日

「どうしたら団塊の世代が釣りをする気になるか」が業界の課題

 釣り具業界の話だが、低迷する釣り具業界の動向が記事になっている。「バスフィッシングバブル」の影響が大きかったと。ターゲットが「団塊の世代」というのも、一理あると面白く読んだ。
 →niftyニュース10月4日

(長い記事なので「どうすれば団塊の世代が釣りをするようになるか」抜きだしたが、全部読んだほうが面白い。)

表題は

釣り具店チェーン バス釣りバブル後の市場縮小にピリオドは打てるか

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 2011年3月に起きた東日本大震災では、漁港の釣具店が被災したり、釣船が津波で壊されたり、原発事故や災害復旧工事で海岸が立入禁止になり、特に海釣りは大打撃を食らった。
 西日本の人も、津波が海岸を襲う映像を繰り返し見せられると海釣りに行く気がそがれたことだろう。

 日本釣用品工業会の「釣用品の国内需要動向調査報告書」では、震災の影響で2011年の釣用品の小売市場は前年の8.3%減の1660億円と見込んでいる。2012年は、その反動もあって前年比6.1%増の1762億円に回復すると予測。それでも震災前の水準には戻らず、長期低落傾向は続くとみている。

 今後、釣り人口や売り上げの回復は、ありうるのだろうか?

 まず、言えるのは「AKB48に湘南海岸でキスの投げ釣りをさせて新ユニット『投げキッス』結成」といった、バス釣りブームのようなバブルなことを期待してはいけないということだ。

 一方で、業界では登山で「山ガール」が話題になったのを横目に、「釣りガール」が増えていると熱心に喧伝している。しかし、その内容は「釣りガールたちは楽しく釣りをして、魚をおいしく食べます」と、目的の半分はグルメのような的外れなアピールでしかない。

 仮に、そうした狙いであれば、年齢を重ねて食の嗜好が変化し、肉よりも魚のほうが好きになった人が多い「団塊の世代」をターゲットにした方が有望なのではないだろうか。

 団塊の世代は人口のボリュームが大きい。リタイアしたら趣味にかけるおカネも持っている。しかし、現状では登山や山歩きや旅行のほうに目が向きがちだ。だからこそ、彼らが、「自分も釣りをやってみよう」という気にさせるかがカギになる。

 そのためには、釣りが持つ「安・近・短」の手軽さ、この先も長く楽しめる身体への負担の軽さ、安全性、釣魚グルメなどをアピールすることが大切だ。釣具市場再浮上のポイントは、ここにある。

 一方で、釣りに少しは興味を持って釣具店までやって来た団塊の世代の人に、店頭で通ぶる常連客やマニアの客と、店員とのマニアックな会話をモロに聞かせたらアウトだ。釣りが三度のメシより好きで商品知識や、釣り方のアドバイスは合格点が高い店員ほど、こうしたことは、なかなかできない。

 この世代はプライドが高く、専門用語がわからないなど少しでも劣等感を持ったら二度と店にやってこない。そのあたりについては、接客というよりは客のあしらい方を上手に行う必要がある。

 それをカバーするために、店に「ナビゲーター」や「コンシェルジュ」的な女性店員を配置して案内させるのも一つの手だろう。その程度の経営努力は、家電量販店など、他の小売業ではとっくにやっている。

 生活必需品と違い、趣味の店は、その趣味を嗜む人を増やす努力をしなければ、売り上げは伸びない。

 そんな当たり前のことを改めて認識し、人材の育て方や使い方で他業界の良いところは進んで取り入れるなど、打つべき手を打っているかが重要になる。釣具店チェーンは、どん底の今こそ、その点を再点検すべきなのだ。
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*「キャリコネ」は、社員が投稿した企業に関する口コミ、年収情報、面接体験などを共有するサイトです。2012年9月末現在、45万社、20万件の口コミが登録されています。

2012年11月17日土曜日

「第3極」を煽てあげる怪

 自民党が政権を取り戻すのか、第3極がどの程度というのが焦点とNHKをはじめ「集約」した報道をしている。マスコミは、NETも含めて相当な報道量を持っているにもかかわらず、問題を掘り下げるという点で非常にお粗末に感じる。多角的な論点も視点も、もっと追求されていくべきだと思う。

 選挙法の問題にしてもしかり。選挙民の意向がどれだけ投票結果にいくのか。選挙の「規制」がどれだけ民主的な討論の障害になっているのか。いわば国民に「寄り添った」報道が追及できるのかという使命をもっと持つべきでないかと常々思う。戦後の日本が獲得した民主主義は本当の意味で。まだ肌身についていない現状も感じるが、憲法に国民の権利としてもった理念を、もっと重視すべきではないのか。

 「考え方の違いは論争で意見を戦わせる」ことが社会の発展に貢献するということに確信を持つべきではないかと思う。違いを際立てせることなら、なんでも書きつらねるごときの報道や、会社の意向に沿う報道では、そのときの「売上げ」になったとしても、やがては見捨てられることになるだろう。

 ツイッターにしろフェイスブックにしろ、ニュースの伝達は早い。全部民主主義ということではないにしても、ネットでわかってしまうことはかなりある。マスメディアが取り上げないことでも、例えば「官邸前抗議行動」は厳然として続いている。期待も含めるが、政治を動かす本流へと成長していく行動にならないとは言えない。そのとき後悔しても遅い。

 第3極が、「民主党液状化分子」「元自民党」「看板変更集団」のたぐいであることは違いないのを、さも新しい政党集団として描き、「煽てあげること」をバカバカしいと思わないのだろうか。 

2012年11月16日金曜日

いい人、いい政党の議席が増えないと困る


 衆議院解散になって、「政権選択」政治が終わった。沖縄の基地問題、東日本大震災と原発事故で、あっさりと選択後の政治の化けの皮がはがされた。選挙と言えば、いい人、いい政党であったとしても素直に国会に送り出すことができない。小選挙区中心の選挙制度がそれをゆがめている。比較大きいところの政党が、4割得票で6割議席獲得となるのだから、投票者のうちの6割が死票となる。そして、6割の意向は切り捨てられる政治だから、政権は安定するわけはない。


 「身を削ることが必要だ」ということで、議席数をへらすことを要求する議論があるが、痛みを感じることと解すると意味不明な話だ。議員という特権にしがみついていつからそんな言葉になるのではないか。ろくに国民の要望も取り上げず、それどころかだまし討ちにする論戦ばかりしているから、そんな議員はいらないのであって、「議席」がいらないのとは違う。

 液状化が止まらない民主党に、長期低落傾向から野党になった自民党に代わっても、政治は変わらない。これでは困る。脱原発の声が強いとみて、この看板に寄り添う不届きものもいる。政党の数はいくつになるのだろう。今頃になって、公約も定められない政党もある。

 こうなると、政党の「公約」をキチンと並べて、論議、選択できる様々な方法を作ってもらいたい。選挙期間になったら「候補者カー」の音しか聞こえない選挙戦では、判断できるはずがない。もちろん、なにより全国一区の比例代表選挙が、今の少数(新参)政党おも議席が獲得できる民意が反映することは疑いない。


2012年11月15日木曜日

解散は東京新聞の「投げ出し」が合っているみたい


 「3党合意によって、修正法案の国会通過の道が開かれる見通しとなった。法案修正の結果、政府は国会の承認を受けずに数年間にわたって国債を発行できるようになる。」「3党が合意した特例公債修正法案では、国債発行はこうした政争からしばらくの間解放される。政府は、20163月に終わる15年度まで赤字国債の発行を自動的に認められ、特例公債法案の成立なしに赤字国債を発行できるようになる。」
(ウォーリング・ストリート・ジャーナル)

 ねじれ国会で、半年間も特例公債が認められないことによって、財政や市場が混乱するのを避けるために「良いこと」との評価だ。昨日の毎日新聞も同様の主張だった。これに対する批判もあるとは書いてあるが、赤字国債の発行に「国会承認」がいらないとなるとどうなるのか。

 当然、歯止めのない借金財政へ誘導することになる。だいたい「ねじれ」とは、民意を反映できない政治勢力が現行選挙制度で「2政党」に収れんされる制度が生んでいることだ。「3党合意」で動いていく政治が、日本をダメにしていくことになっていくように思う。

 国会を解散するという表明があった。選挙制度の小選挙区を「05減」にし、比例代表議席数を削減するという。だいたい、今の選挙法で多数となった政党が、民意にそぐわない政治をするから、2大政党が崩れて少数政党がどんどん出てくることになるのではないのか。これをもっと強化するとは、おかしな発想だ。


 それを、後日法案として決めることをもって、解散するという「決断」もよくわからない。震災復興、原発、消費税増税、オスプレイ配備どれを取っても、まともな政治になっていないことから見れば東京新聞の「復興や原発投げ出し」のタイトルがあっているように見える。東京都都知事の「投げ出し」と似ている。


 

2012年11月14日水曜日

1299人目の署名に返事のメールがきた


 1111日の「100万人集会」で日比谷公園の使用を許可しないという東京都に抗議をして、ネット署名が訴えられたので応じたら、返事のメールが返ってきた。
なるほど、こんなことができるのだと感心した。こういう対応をしてくれるとうれしい。
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こんにちは!キャンペーンを発信した------です。
皆様からお寄せ頂いた署名とコメントを先ほど届けてきました!!

東部公園緑地事務所管理課の利用指導担当係長の前田泰さんに応答してもらい、却下になった理由を説明してもらいました。僕たちの主張も伝えることもできました。
その間、30分以上!前田さんはしっかり耳を傾けてくれました。

却下理由は、他のイベントが既に入っていて人数的に収容できなくなるから、というものでした。そのため、他の日や他の公園であれば大丈夫であったということです。

事情は理解できました。しかしやっぱり無視できないことがあります。 
日比谷公園はデモや集会が行われてきた場所、いわば民主主義の象徴のような場所。そこで予定されていたデモに行政がNOと言った。社会全体としてみたときに、その影響は大きいのではないでしょうか。

それに、今後はデモで公園を利用するには、お金を払わなければいけないそうです。しかも規模が大きくなることに額が大きくなるということです。
たくさんの人が気軽に集まって何かをやるのが難しくなってしまわないか。僕は心配です。そんなのはおかしいとも思います。

…など行政が持つ民主主義への責任も訴えてきました。

最初はとても緊張しましたが、最後は思いがちゃんと伝えられました。皆さんの声があったからです。1311人の賛同は、紙にするとさらに厚みがあって、手応えがありました。

署名は11日まで続けます。行政は大きい組織で、すぐに変えるのは難しいかもしれませんがこういう感じで、少しずつでも動かしていければと思っています。

皆さん、本当にありがとうございました。日曜日、会いましょう!

氏名------
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2012年11月13日火曜日

岩手城址公園の紅葉すばらしい

 何回も盛岡に来ているのに、初めていってみた岩手城址公園。「脱原発デモ」に参加するつもりが、午後の「県民要求集会」になってしまった日曜日。「原発ゼロ」「TPP参加反対」「消費税増税中止」「オスプレイ配備反対」のスローガンで、紅葉狩りに訪れる人が多いの公園でおこなわれていた。終了後園内を回って、「撮影狩り」を楽しんだ。














2012年11月12日月曜日

昨日、岩手城址公園の集会に行ってみた


 100万人集会は、東京がメインになっているが、全国でもこの機にあわせて集会やデモが取り組まれている。岩手でもあるとわかったので、岩手城址公園に行ってみた。

 脱原発の集会はどうも午前中のようだったが、多目的広場で「みんなの要求実現集会」がもたれていた。「原発ゼロ」のスローガンももちろん、消費税増税中止やTPP参加反対、オスプレイ配備反対、国会解散の要求をかかげてのものだった。

 フェイスブックの投稿に、国会周辺の集会の様子が次々に入ってきて、中には映像もある。雨模様ながら参加者の熱気が伝わってくる。

宇都宮健児さんのスピーチ



12日が休刊日ということで、赤旗のHP報道が19時には内容を速報した
http://www.jcp.or.jp/akahata/web_daily/2012/11/1111-100m.html

2012年11月11日日曜日

絶好のチャンス


 かつての美濃部革新都政(1967年-1979年)の印象は、福祉に金を使いすぎて財政赤字を生じたということで締めくくられて、よく語られている。経済成長のおかげもあって法人税の収入も伸びていた。しかし、高度成長の破たんによって、税収が鈍化した。自治体の財政はどこも赤字に転落していった。

 経済政策は国の責任によるものであるのに、「福祉、給与」に金を使いすぎたと、自民党政府が攻撃をかけた。まったくためにする議論を吹っかけて、革新都政をひっくり返した。

 社共の統一がすすめられたことで、地方自治体が各地で誕生し、結果福祉や教育、医療で住民本位の政治が盛んに行われた。1979年~鈴木俊一、1995年~青島幸男、1999-2012年石原慎太郎と、23年の時間が流れた。

 この間どれだけ住民不在の都政が運営されたことか。4000億円もため込んで、都民の要望にはろくに応えずに、オリンピック招致ゲームに…。都民銀行に…。築地市場移転に…。尖閣を買う!…。すべてデッドロック。

 宇都宮健児さんの訴えは、原発をなくす問題はもちろん、起きている様々な問題に視点を当てていることに感心した。石原慎太郎とは雲泥の差、天と地の違いといえるだろうと思えた。
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…略
「都民みんなの声に耳を傾けて、「東京問題」の解決をはかります
 オリンピック招致、築地移転問題、新銀行東京、尖閣諸島買収で集めた寄付金の処理など、前知事が突然、放り出してしまった課題は、「強いリーダーシップ」という名のもと、都民の声に耳を傾けない強引な施策によって引き起こされてきました。
 「解決」を押し付けることは、本当の解決にはなりません。私は、パブリックコメントはもちろん、タウンミーティングなどを積極的に開催し、住民参加のもと、実質的な議論を丁寧に進めて、着実に解決していきます。それこそが、自治とコミニュティーの中で求められる本当のリーダーシップだと考えるからです。
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2012年11月10日土曜日

岩手山麓はすっかり秋本番

 山麓は雨と晴れと風が、アトランダムに重なって冬の気配が感じられる。









2012年11月9日金曜日

11日の日比谷公園の使用を認めない東京都


 首都圏反原発連合が11日のデモで使用を申請していた、日比谷公園の使用を許可しないという。石原都政の最終の仕事になった使用不許可は、これまで認めていたものを急に不許可にしたもので、裁判所の判断も追認したものになった。ご都合主義もいいところで、行政の浅薄さを感じる。


 「鹿田哲也公園課長: 日比谷公園での民主的なデモを制限しないでください!」とフェイスブックで、ネット署名をとの投稿があった。朝いちばんの仕事になった。

「反原発100万人台占拠」行動を国会周辺、各省庁前で実施するということを7日に発表している。
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【首相官邸前抗議エリア】3時から7時
【国会前抗議エリア】3時から7時
【東京電力前抗議エリア】3時から5時
【外務省前抗議エリア】3時から7時
【文部科学省前抗議エリア】3時から7時
【財務省前抗議エリア】3時から7時
【厚生労働省前抗議エリア】3時から5時
【Jパワー前抗議エリア】3時から4時
【経済産業省前抗議エリア】4時から7時
【国会正門前大集会】
 5時から7時。スピーチエリアで国会議員、著名人などのスピーチ、コールが行われます。
 国会正門前にファミリーブロックが、国会図書館前にミュージックエリアが設置されます。
午後1時から計画されていた「国会&霞が関周辺デモ」は、日比谷公園の使用が許可されなかったため、中止になりました。
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 都知事選候補者への動きがあり、宇都宮弁護士でということで、進めているとの、「ネット情報」が飛び交っている。今日15時から記者会見とのこと。

反貧困ネットワークの湯浅さんも推薦されたようだが、ご本人は辞退されたとのこと。

湯浅氏辞退を明言
http://blog.goo.ne.jp/junsky/e/d53706077739dd2233a996ae8c178374

2012年11月8日木曜日

自動車から自転車への切り替えは課題です


 温暖化対策で、自転車運用に対する国や自治体の様々な補助金があるらしい。埼玉県で補助金の使い方が不適切だと会計検査院の調査の結果わかったと報道された。補助金は駐輪場の工事費用にかぎられているとのことで、管理運用にかかる分は対象にならないというものだった。

 自治体では自転車購入の補助制度を実施しているところが、増えているようだ。福井県では自動車から電動自転車通額に転換する場合一部補助。奈良市で幼児2人同乗基準適合自転車購入補助金。桐生市は、電動アシスト自転車、又は電動アシスト自転車と自転車用チャイルドシートを同時に購入する場合、購入費用の一部を補助など、各地に広がっている。

 自転車利用の効用が遅まきながら日の目を見るようになったのは、車社会からの離脱と言う点でいいことだと思う。ただ、乗車している道路での安全がなかなか確保できないから、自動車と歩行者との「争い」を調整することが急がれなくてはいけないだろう。

 アメリカの各都市では自転車をシェアするサービスが拡大しているとのこと。盗難を防止する「追跡技術」が開発されて拡大にはずみをつけている。米国で一番大きな自転車シェア組織はワシントンにあって、自転車数1,670台、貸借ステーションが175カ所というもの。1年あたり約842㎞分の自動車利用、約221㎏の二酸化炭素排出が削減されたとはじいている。

 こういうところは見習って、日本ももっとダイナミックに取り組んだらいいのではないかと思う。


自転車王国オランダは、人口1600万人に対して自転車は1700万台。企業に対して、自転車通勤の場合に優遇税制があり、政府の手厚い誘導がある。自動車、公共交通機関、自転車という三つの手段を要素として長年検討されてきた歴史を持つ。自転車専用の橋やトンネルまである。自動車優先の交通対策しかとってこなかった日本とは雲泥の差だ。



2012年11月7日水曜日

今年の大卒者の就職、ミスマッチで片付けるのか


 ことし春の大学卒業者のうちの20万人が、求人があるのに就職しなかったのは、ミスマッチで中小企業が採用意欲にあっていないということで、政府が経済団体や大学で協議会を作って対策を考えるという。


 大学卒業者が大企業に就職を希望するのは本人と家族の願いだ。目標をそこにおいて、賃金や処遇の厚い企業を選択するのが、夢になっている。これはまったくあたりまえのこと。大企業が売り上げの減少を理由にして、新規採用を控えながら、一方で非正規雇用を13万人も首を切るリストラをはかる。その一方でしっかりと内部留保を蓄積している。こういう横暴なやり方を放置して、ミスマッチはないだろうと思う。

 企業の社会的責任がなくなってしまっていいのか。政府が雇用拡大について有効な対応を一切しないというのも許されないことだ。決算が赤字のときは大声で言うが、これまでどれだけの利益をあげてきているものか。


 全国知事会が、東日本大震災地の大幅な地方公務員不足を解消するめどが立っていない、「定員適正化計画による職員数の縮減のなかで、被災地へ職員を派遣しているが、職員に負担がかかっている」などとして、国に「国家公務員などの中長期的な派遣」その他を要望している。(11月2日)


 こういうところに公務員を配置して雇用をはかれるのではないか。震災復興に名を借りて、復興予算を様々流用していることが批判されているが、そんな不届きな知恵ばかり使っていないで、まともなところに知恵をだして政治をして欲しい。

2012年11月6日火曜日

歌は世につれ、世は歌につれ


 花屋の店先に並んだ いろんな花を見ていた ひとそれぞれの好みはあるけど どれもみな綺麗だね この中でだれが一番なんて 争うこともしないで…♪
ひとりひとり違う種を持つ その花を咲かせることだけに 一生懸命になればいい…♪世界に一つだけの花…♪

 ちょっと泣かせる歌詞だ。「世界に一つだけの花」が著作権使用料の過去30年間の上位100曲の1位で表彰された。「競争社会」にいやおうなく生きていく若者の共感を得たのだろう。日本音楽著作権協会(JASRAC)は、年間の著作権使用料が多かった楽曲を発表しているが、賞創設から30年ということで特別に3曲を特別表彰した。

 所属していた合唱団で、この歌を「一生懸命に」練習したことがあった。若者の歌ながら、発表会に向けて幅広い選曲をしたのだろう。しかし、歌詞も曲も自分としては好みながら、早い曲の展開についていくまでに時間がかかった。高齢者予備軍としてはなかなか触れられない曲だったから、仕上がって合唱できたときには満足だった。この特別表彰の2位は「居酒屋」、3位は「ふたりの大阪」だったから、カラオケ選曲の対象にも入っていて、自分の社会参加がまだ終わっていないようで、なんとなくうれしい気持ちになった。

 原発依存を批判した忌野清志郎の歌があった。歌も力になっている。



2012年11月5日月曜日

都知事候補、いい人が出てきてほしい


(毎日新聞111日)
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石原慎太郎氏(80)が31日付で辞職したことで事実上スタートした東京都知事選(11月29日告示、12月16日投票)に、脱原発を訴えるグループの間で立候補者を擁立する動きが出ている。支持母体をどう組織するかなど課題も多いが、官邸前デモに発展した脱原発のうねりが都知事選の争点の一つになる可能性が浮上している。
 擁立を模索しているのは、脱原発を訴えている複数の市民団体や労組。民主党の一部議員にも動きがある。関係者によると、候補者としては「脱原発基本法案」の作成に関わった前日本弁護士連合会長の宇都宮健児氏(65)や、元内閣府参与で「反貧困ネットワーク」事務局長の湯浅誠氏(43)らの名前が挙がっているという。4日に有志が候補者擁立に向けた集会を千代田区内で開く。
 今年5月、原発再稼働の是非を問う住民投票条例制定を求め、32万人余りの署名を集めて都に直接請求したメンバーの一人は「官邸前に20万人のデモが集まっても、選挙でその意思を示さなければ現実は動かせない」と擁立の意義を語る。次期衆院選に比例代表東京ブロックに候補者を立てる方針を決めている日本版「緑の党」の選挙担当者も「脱原発の統一候補が決まれば全面支援する」と話す。
 ただ、脱原発への賛同はツイッターやフェイスブックなどのソーシャルメディアで広がっているが、組織化されていない。支持をどれだけ広げられるかは未知数だ。(毎日新聞111日)
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 こんな動きがでている。脱原発は焦眉の課題だから当然に思う。ただ、そればかりが都政の課題ではないから、今後政策の話でどう動いていくのか。しっかりした人に出てもらいたい。

2012年11月4日日曜日

権力を批判しているものは文化勲章を辞退すべきだという主張


 文化勲章、叙勲は権力を持つ側が政治的にやっているものだから、半権力を標榜するものは辞退すべきで、矛盾を感じないとすれば堕落だという主張があった。大江健三郎氏や杉村春子氏は文化勲章を辞退した。大江健三郎氏は「民主主義に勝る権威と価値観を認めない」という理由による。

 その後の辞退者はなく、教育基本法に反対した山田洋二氏、九条の会の呼びかけ人の梅原猛氏が受章、天皇制も批判した故井上ひさし氏も受賞した。これを喜んでいることは、半権力の立場でないという。

 そうだろうか。なぜもらうかは、その質問をしてみないと想像の域は出ない。ただちに「反権力」の立場に堕落したといえるのだろうか。周りでの「評価」なら、さまざま言える。受章してしまった人が今後その主張や批判を変えてしまうということになるのなら、「反権力」の立場からの「堕落」ということも言えるが、普通はそんなことはないだろう。350万円の生涯年金のために受章するという程度の懐具合でもないだろうし。

 先日こんなニュースがあった。
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内部通報の自衛官‘不当な制裁’と提訴

停職の懲戒処分を受けた陸上自衛隊1等陸尉の男性(42)が、内部通報に対する不当な制裁だったとして、処介取り消しと損害賠償を求める訴訟を26日、東京地裁に起こしました。
 訴状などによると、男性は藍綬褒章の叙勲候補者を推薦する業務に従事していた2007年、防衛省が定める推薦基準を満たさない受勲者が出る恐れがあるとして、推薦できないと上司らに伝えましたが、「任務違反」と叱責され、嫌がらせを受けました。
男性は上司の監督を無視し、推薦業務のずさんさを公にしようとしましたが失敗したため、09年7月に内部通報しました。11年6月に通報への回答が示されましたが、その後、07年に上司を無視したことが懲戒処分対象とされ、今年2月に停職6日の処分を受けました。男性側は「処分は、業務のずさんさを隠蔽し内部通報を形骸化させることが目的だ」と主張しています。

防衛省陸上幕僚監部広報室長の話
訴状を見ていないのでコメントできない
赤旗2012.10.29
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 叙勲制度が、「無理矢理」に推薦しても対象者を決めることもあるということが表に出た。こんな程度のものであるというをみると、どっちでもいいんじゃないのという気にはなる。

2012年11月3日土曜日

こんなことができるなら、地方交付税もできる?

 原子力規制員会が設置法の例外規定によって「原子力緊急事態宣言」が発令中との通知を閣議決定した。規制員会の人事は国会承認されていないのに、堂々と「再稼働の判断」までできるという不思議な事態になっている。法的な根拠を軽んじたままの責任とはどういったものだろう。

 一方特例公債法案の成立がないので、地方交付税を使うことができないという事態を、野田首相が全国知事会に説明した。自治体からは当然異論と批判がでた。地方自治体はやむなくは銀行に借金して財政に組み入れるという方法をとっている。住民の生活にかかわる問題を人質にとって、国会の運営をしようというえげつない方法だ。こんなことを主導している「3党」の責任も大きい。

 それにつけても、規制委員会のいい加減な設置の熱意にくらべて、地方交付税の扱いは酷いものだ。「本体が決定」できなくても、地方に資金をわたすことなど、簡単にできそうに思うけど。

2012年11月2日金曜日

奥多摩湖が平地の池のようになった


 東京労釣連のヤマベつり大会を開いていた奥多摩湖は、10年来ヤマベが釣れなくなっていたる。奥多摩湖では正月の「初釣り」にはじまって、4月の清掃つり大会(奥多摩湖の清掃をして、綺麗になった湖でヤマベを釣る)を開催していた。単会の例会でもよく行くところだった。都心から離れた自然の懐で景色を楽しみながらヤマベ釣った。しかし、釣れなくなったために、「初づり」は2000年を最後に止めてしまった。「清掃ヤマベつり大会」の実施も見送ることになってしまった。東京の釣り場として、何度も釣りをした者にとっては寂しい限りだ。

 小河内ダムは1957(昭和32)に造られて、水道専用貯水池として使用、現在は渇水時の水瓶としての役割とされている。東京都の「魚センター」が毎年刺し網で魚種の調査をしている。その結果によると、ヤマベは、ここ2年間は全く網にかからない。平成11年には200尾を超えていたから相当な変容だ。ワカサギも同様に4年間で急激に減っている。ただ、以前から多かったわけではないので、その年による環境の変化の考慮がされないと一概に結論付けできない。


 しかしその代りにドジョウ、ウグイなど水底が泥でも生息できる魚が増えてきているという傾向があると発表されている。今年初めて採れたというモツゴも泥底を好む魚だ。ダムを湛水して45年になり、相当ダム底に泥が堆積しているのだろう。こういう魚は、標高500メートルに生息するというものでない。つりの会の釣りもできなくなったが、ダムとしての機能も終末に近づいているということだろう。
魚センターの奥多摩湖出現魚種調査
 2005年10月8日奥多摩湖



2012年11月1日木曜日

ネットを使った運動が広がっている


 国立総合児童センター「こどもの城」の閉館問題を、ブログを初めて使って「拡散」した宮本さん(衆議院東京比例候補)。ブログは一日1000人以上が見ることもあるらしい。ツイッターとフェースブックで合わせて5000人近い人が紹介して広がった。国会請願の署名運動と合わせて、署名サイト「change.org」の協力も得て半月で3000人の署名を集めた。その力で渋谷区議会が閉館見直しを求める意見書採択した。…11.1赤旗報道

 昨日のNHKの報道でこの問題をとりあげて、ネットで広がった運動として紹介されていた。

昨日のフェースブックにこんな投稿があった。
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 きょう初めて日本機関紙協会の常任理事会なるものに出席。新聞労連や全建総連、全商連等々が常任団体。で、自己紹介がてら先日のソーシャルメディアの講師をした話をして、組合員から労働組合のソーシャルメディアポリシーをつくってもらいたいとの要望が出たこと言ったら、全建総連の方も同じ問題意識を持ってて、今度の常任理事会に私がその叩き台を作って議論することになってしまったとさ…(^_^;)…言い出しっぺが…という奴です。(T_T)
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インターネット署名の訴えが投稿されたので、メールを打った。
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【賛同募集】市民メディアに警察が家宅捜索~抗議声明

 今月10月1日、大飯原発の再稼働反対行動を取材していた市民メディアに、福井県警が家宅捜索を行い、撮影したビデオ素材やパソコンなどの機材を押収するという出来事がありました。警察による押収は、撮影された未編集ビデオを入手することが目的と見られています。この問題について、映像作家などが中心となり、昨日(10/29)、警察と地裁に要請文を送りました。
一般市民をはじめ、ジャーナリスト、映像メディア関係者に広く賛同を募っています。賛同いただける方は info@ourplanet-tv.org にメールをお送りください。(お名前が公表出来る方のみに限らせて頂きます)
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