2012年4月26日木曜日

復刻版商品が人気だって


 復刻版商品が売れているそう。はちみつレモン、天そば、ビタホタテドリローストしょうゆ味、スパイシーカレー、グリコ…カレー、ブリッツ、ビスコ、アサヒビール、リポビタンD、ビックリマンシール最終章、三ツ矢サイダー、カルピス、キンケシ、AKB48は「おにゃんこコクラブ」の復刻版?

 この現象、情報過多になっているので、売り手のよりどころ、買い手のよりどころがなく、高度成長、バブル期へのノスタルジーが生んでいるとの分析がある。購入の中心は30歳~40歳のおとな達で、よかったころに戻りたいという意識が、復刻版を手にしているときだけ、タイムスリップしているという。勤め先の雇用、処遇、に不安を感じている人が90%近く存在するという現実も、人気を支えているという経済コンサルタントの話だ。なるほどと思う面もある。

 ところで例えば「カップラーメン・焼きそば・うどん」では、日清食品は1808種類、東洋水産1142種類、エースコック556種類の商品をもっている。ある商品が売れていても、別の商品を作り出して競合させて売り上げを伸ばすという戦略を聞いたことがある。

 それなりに消費する側の懐具合が豊なら、あれやこれと買い求めることがあるだろう。実質賃金が下がっている今はそうはいかない。だから復刻版だとなると腑に落ちる。

 ただ、政治の方の復刻版はだめだろう。とっくに賞味期限がきれたものの疑似商品や、味の分からないまゆつば新商品がでても売れるわけはない。毒の入った商品もありそうだから、買わないように気をつけねば。