2012年1月5日木曜日

被曝の安全基準はゼロで考えるべき


 NHK「親子でナットク・イチからQ!」を見た。いったい将来どれだけの影響がでるのか、ガレキ処理についての対応も気になる。 
 清掃工場での焼却灰、下水処理施設の汚泥、山林の腐葉土、スギ花粉、汚染水を海に排水、魚・食への影響はと考えると気が滅入る。

 ブログ=福島原発に対応する備忘録 は自分の「私的基準」を試算している。それが正しいのかどうかということは異論があるかも知れない。

 確固たる安全基準が設定できないとしたら、被曝はゼロと考えるのが安全基準ではないか。




  ↓抜粋
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【環境放射能値について】
●国の安全基準
国が定めた一般人の年間限界被曝量は1mSv/1年間である。
1mSv
 = 1000μSv
1000
μSv ÷ 365日 = 2.74μSv1日に許容される線量)
2.74
μSv ÷ 24時間 = 0.114μSv/h (1時間に許容される線量)

福島各地の放射線レベル」でこの基準を満たしている場所は南会津町しかない。

●私的な許容値
100mSv
 = 100000μSv
100000
μSv ÷ 365日 = 274μSv1日に許容される線量)
274
μSv ÷ 24時間 = 11.4μSv/h (1時間に許容される線量)

現実的な話をしよう。各地でサンプリングされているデータは特別なことわりが無い限り屋外で計測されている。

ゆえに屋内に居る場合の被曝量を屋外の1/10とし、屋外で活動する時間を1日の1/3としたらおよそ30μSv/hの環境までは容認できると判断できる。
一時期20μSv/h以上を記録していた福島市や飯舘村などに避難命令が出なかったのも、こうしてみると妥当なのかと思えてくる。

ただし、放射能の影響は育ち盛りの子どもや乳児、胎児に強く出る傾向がある。根拠はないが私なら上記の1/10の基準になったところで避難を考えると思う。
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