2014年10月26日日曜日

お天気屋でないけど、秋だから。

 子供のころは、運動会の日の雨はうれしかった。走るのがうまくなかったから、スタートから遅れたりして、ビリから何番という結果に終わっていた。ずっと時がたった近年では、子供たちを連れたドライブ旅行はだいたいは晴れた。天候が良い安定した時に行くということが多かったせいもあるだろう。土砂降りで苦労したという記憶はない。

 「人生卒業期」にはちょっと様相が変わってきた。雨に降られることが多くなった感じがする。人生雨あり晴れありだからかどうかわからないが、雨模様の天気も「身のうち」みたいにお付き合いをすることになっている。カメラを持っているときは、雨模様の写真を撮るようにする。写真は銀塩写真のころは暗いところを写すのは大変なことだったが、デジタルカメラになってからは少々の明かりでも撮れるようなった。それに、水にも強いカメラもでてきている。撮影領域が広がったのは利点となっていく。「こんなところなら撮っていないだろうな」とは撮影するときの動機づけのひとつだ。

 つりも天候には関わり合いが大きい。雨だったら風が強かったらと、その時に応じたワザが発揮される。増水した川から魚が消え去ることはないのだから、悪条件化の釣りも恐れない。技量が工夫されているのは、釣りの領域を広げる。そこまでの技量は身に着けていなのが残念だが、渓流であれば雨の降りようによっては、魚たちの絶好の捕食時間となる。明らかに魚の反応が違う。

 そんなことを思うと、「お出かけは晴れるべきとき」から一歩脱して多少の天候の変異に許容範囲が広くなる。

 19号台風の直撃の日にあたった紅葉狩りは、予報を見ながら決行だった。浄土平のハイキングはできなかったが、台風一過の朝は、吹き返しの風が、重い空気を運んでいた。ホテルの窓から気楽にとった写真は、晴れてきたときにあたった。帰りのパーキングエリアで紅葉を探して間に合わせた秋だった。