2016年3月20日日曜日

さくら咲くころ

 東京の開花宣言が今日あたりになるかなと、気象庁の開花監視係さんが連日靖国神社に詰めているらしい。近所の神田川界隈では、早咲きの桜がすでに葉を抱えているものもある。先日歩いてみたら、神田川沿いで見られた桜が、河川の改修工事に伴って切られていることに気が付いた。川にせり出した桜が陽を浴びて枝振りよく伸びているところがあったのに、もったいないことだ。

 隣の敷地は学校だが、ここにも桜が鮮やかなピンク色で咲いたものだったが、どういう理由かわからぬまま、さっぱりと切られてしまった。事情は様々あるのだろうが、結果として「都市化」によって邪魔にされてしまったということだろう。貴重なものがなくなっていくのは寂しいものだし、なによりズルズルと自然の環境が奪われていくことは、「都市部」では特に配慮が必要なのではないかと思うのだが、気にする話はあまり聞いたことがない。

 近所の某会社の住宅跡地が、一時広場として利用されていた。ここに小中学生が優先して使える競技場が造られ、合わせて災害時の井戸やトイレなどの施設も造られた。半分ほどは樹木も植えられて、土に触れられるようになっている。ここに、以前鉢植えの桜を解放するため、むりやりお願いして植えてもらったのだが、その桜も無事に育っていた。(植えてもらったことはナイショ)この桜は「早咲き」ですでに葉だけになっていた。工事中だったので観ることができなかった。