2011年8月6日土曜日

散歩の文化は、食文化と相互依存

 ウオーキングに出ると、若者も年配の人もよく走ったり歩いたりしている。若い人は走っている人が多い。労働の質が相当か変わってしまったから、ともかく運動不足解消ということが、生活必需文化になった。

 健康器具の宣伝もすごいし、気を使って(金を使って)いる人も多い。カロリー過多の要因もある。「これおいしい」という番組や「早食い競争」のテレビ番組が、過食ごころをくすぐる。

 「メタボ社会」には摂取カロリーを減らすことは、いまや社会の課題。一定体重以上の就職排除みたいなことにならないとも限らない。まずいものを食べようというのでは説得にもならないが、「美味しいもの」から「満足感のある料理」への食文化の転換がいる。

 正直、おいしいものは悪くない。しかしこれだけなんでも食べ物が手に入ってくるのに、なんで「インド洋のクロマグロ」でなくてはならないのか。

 手前みそだけれども、西湖で釣るヤマベ(オイカワ)は、唐揚げ、マリネ、塩焼きなどで十分美味しく食することができる。東京湾でこれから旬になるハゼも天ぷらは最高。マグロに凝っているひとはいるでしょうけど、身近な魚もカロリー源として貴重。

 釣りを楽しんでから、食べるのは現代社会ではもっとも合理的な食文化といったらちと言い過ぎかな。そこで一句。美味な物食べては痩せる身の不幸。