2013年4月6日土曜日

悪天候の前に


 岩手山麓に置いてある道具が、いくつか入用になって、急にでかけることにした。山麓にいる時間が長くなる分だけ、あれこれの荷物が置き離しになっていて、この春の渓流釣りに必要なものを持って帰る必要があった。

 ここ岩手の仙人は落ち着いているので、東京にいる期間が伸びてしまった。傍に着いていなければならないわけでもない状況で、従妹の都合の兼ね合いもあってここはご無沙汰となっていた。

 東京にいると、「仙人候補生活」と違って、生の生活に浸ることになるので、これまでの関わり合いがまた復活になる。特に望んでいるわけでもないが、酒を飲むという機会も当然のごとく増える。家の年寄りも、心臓の働きが60%近くまで回復となって、いわゆる病人というスタイルからは回復を見せている。元気な分だけこちらも、こちらの活動領域を広げることになる。

 朝起きて思い立って、NETで新幹線の申し込みをした。低気圧が東京では午後から翌日にかけてとおり、悪天候になるということなので、今日早めにいくなら、帰りも荒れた期間は避けられそうだと決めて、家を出たが駅につくと、支線ゆえ、電車の数が少なくて、申し込みの時間に間に合わない。やむなく家に戻って、東京発の出発時間を一時間遅らせた。

 岩手山麓はまだ、雨も降らず曇り加減だった。天気予報では相当の悪天候を再三告げていたが、静かな事前に到着してなによりだった。