2013年3月13日水曜日

横浜・海の近くで超大商業施設オープン

 横浜市みなとみらい21地区に商業施設「MARK IS(マークイズ)」が621日にオープンする。物品販売、飲食店、体験型施設などで189店舗が入るとのこと。三菱地所が造る大ショッピングセンターだ。みなとみらい駅と直結して地下4階地上6階の建物で、延べ面積は後楽園球場の2.48倍もある。

 美術館や公園と一体になっており、屋上には果樹園と菜園が設置されて、収穫体験のイベントもされる。5、6階には自然をテーマにした体験施設ができる。セガのデジタル技術を使い、BBCが50年分撮影した自然映像を見せるとか。

建築概要
所在地:神奈川県横浜市西区みなとみらい3-5-134街区)
発注者:三菱地所
設計者:三菱地所設計
施工者:大成建設
竣工時期:2013530日(予定)
オープン時期:2013621
主構造:鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造
階数:地下4階、地上6階、塔屋1
延べ面積:116189.73m2

 子供連れの家族が、訪れて楽しむことができる。雨風も心配はないが、せっかく海の近くにいながら、その香りを運ぶ風も海水にも触れないで、映像で自然に「接する」という、商業施設でいいんだろうか。海で遊んだ経験を持つものとしたら、疑問と物足りなさを感じる。

 福島の原発から出る汚染水を海に流すことに、違和感をもたない子供たちが増えることになるのではないか。この施設でも当然ながらLEDは利用するということだが、冷暖房・上下水道でも新たな電力量を必要とする。原発をなくすという命題を放っているというより、考えちゃいないということになるのだろうか。

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