2018年3月15日木曜日

Facebookに投稿されたコウナゴとイカナゴの漁



海の博物館Sea-Folk MuseumFacebookへの投稿
 「伊勢湾のコウナゴ漁が3年連続で禁漁となる見通しであるというニュース。朝食にシラスがあがることも少なくなるのでしょうか。今はほとんど《ばっち網(2隻の漁船で袋状になった網を曳いて魚を獲る漁法)》で獲られるコウナゴは、昭和初期には、団子状になったコウナゴの群れを大ダマで一気にすくい獲るコウナゴスクイ網漁が盛んでした。当館でもこのコウナゴスクイ網漁の様子を展示していますが、コウナゴの習性をうまく利用したこの漁は鳥羽の答志島や神島で残っています。
ここ数年、漁業にとって各地で厳しいニュースが聞かれますが、獲りすぎた結果なのか、海の環境の変化なのか、懸念されるところです。」

一方、播磨灘のイカナゴは取れ始めたが、少ないということがNETで紹介されている。
今年の玉筋魚(イカナゴ)は成育も順調!
解禁時期も9日間早く(226日)、いかなご(新子)は良質なこと間違いなし!ですが、播磨灘の新子の漁獲量は平年を下回り昨年と同様、漁獲量は少ないとのこと…!
漁期がいつ終わるかは不明ですが、今が旬のイカナゴを思いっきり堪能しましょう!
播磨灘(瀬戸内海)の今年も室津産の新鮮なイカナゴが入荷したようです!

 資源管理が対策とされているが、「海の恵み」は北から南までかなり壊滅的と言えるまでの異変がある。管理の範疇には到底及ばないだけの改変が、自然界に起きている。それはほかの魚種にも表れている。食文化の破壊はいっそうすすんでいる。「イカナゴを思いきり堪能」ということ、自分のところがよければ…と聞こえるのは自分だけだろうか。

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イカナゴは地方名があり、稚魚は東日本で「コウナゴ(小女子)」、西日本で「シンコ(新子)」。成長したものは北海道で「オオナゴ(大女子)」、東北で「メロウド(女郎人)」、西日本では「フルセ (古背)」、「カマスゴ(加末須古)」、「カナギ(金釘)」などと呼ばれる。