2022年7月26日火曜日

あれ!同じ席じゃありませんか。

  えきねっとの申し込みが「eチケット」でという疎ましい扱いになって、しばらく利用していなかった。ちょうどコロナの感染や、岩手への往来が不要になったうえ膝の障害が重なって、利用する目的はなくなっていた。

 このところ「再生治療」の効果があったのか、膝の具合が改善してきたようで、寝返りの度に痛みを感じるようなことはなくなった。で、ちっと遠くへ出かけてみるかと思い立ち、新幹線の予約をしてみることになった。「eチケット」はスイカで改札を抜け、乗車席へ「券なし」でいくというシロモノ。

 なにをどうすればいいのかウンウンうなりながらなんとか、スイカクレジットカードの登録をして、申し込みをすませ目鼻がたったと思った。ところが「大人の休日クラブ」の割引が適用されていない。電話をしてみると、手順に失敗があったらしい。変更手続きの案内をしてくれて、割引の適用が受けられるようになった。

 そして当日、スイスイとスイカで改札関所を無事すり抜け、乗車位置へどっかと座わった。これで安心と思ったのもつかの間、「座席が間違っていませんか」と声をかけてきたご婦人。いや間違っていないと座席の位置のコピーも確かめてみたが、ご婦人の乗車券と一致している。車掌を捕まえてということになったものの、どこにいるのかもわからない。

 ご婦人は、まあお座りくださいと譲ってくれた状況。改めて自分のメールを確かめると、変更のメールが届いており、割引適用にする際に初回の申し込みをキャンセルしたことで、別の座席に変更していることがわかった。

 ちょうどご婦人が戻ってきたので事情を説明して、お詫びをした。申し込みから変更まで、メールが複数たしかにきている。しかも予備に登録しているアドレスにまで「ご丁寧」にメールが送信されていて、いちいち見ていられるかという気分にもなる。デジタル社会とは、ほんとに便利というより、とても自己責任的だし、やっかいなものだと改めて思った次第。