2011年6月18日土曜日

日の丸、君が代を愛す、国を愛すのとはちょっと違うかな

 日の丸と君が代は歴史的な遺恨を残している。 
 子供の頃、映画を見に行くとニュースの上映をしていた。そのとき「侵略戦争」という言葉を使っていたのを覚えている。

 戦争の道に入ってしまった国のあり方は負の評価としておくべきもの。そのことを抜きに平和は語れない。国がとったこの道は、アジアで300万人以上が犠牲になった。加えて原子爆弾の最初の犠牲者を負うことになった。

 日の丸と君が代は、先導の役割で使われた。今の震災地を見て、戦後の状況を思い出す人も多かったのではないか。好感度が高いとは思えない。

 日の丸と君が代は、現行憲法ができたとき、替わるべきものでなかったのではないか。様々な問題を棚上げしたとしても、歌詞がちょっとね。日本全員の賛意をえられるものなのか。

 日本語は最近乱れてきたというか、変化してきているけれども、「すばらしくいい歌、良い歌詞」がどんどんでてきている。歌い手も。

 国歌でいったら、アメリカの国歌なんか元気が出るような曲だね。こんなこと考えると新しい国歌っていうの造った方が良かったんじゃないかと思う。今からでも良いけど。

公募して「総選挙」なんていうのはどうだろう。

日の丸に礼をしてから、こちらを向く某官房長官。「放射線量はただちに身体に影響が及ぶものでない…」と臆面もなくしゃべる。国民、国を愛しているようには見えないな。

 政治にしてこの有様、こういう国を「愛さなければならない」のだ。起立して君が代を歌わなければ処分するという。よっぽど自分たち、為政者がなしていることに自信がないのだろう。