2013年9月14日土曜日

ちょっと寂しい秋の渓流

 もうすぐ禁漁に入る渓流釣りに、遠野、豊沢温泉方面に行った。5人の渓流志向者がそろって、「別荘」を利用させていただいての3泊だった。秋の渓流はこれまで経験が少なかったから、どうなることか心配の釣りだった。
 初日は早池峰ダムの手前に流れ込んでいる折壁川へ行って見る。ダム湖の際から釣りができる渓流で、前回はヤマメが結構飛び出して楽しめたが、上流に様子を見に行くと、5人が入るにしてはポイントが少なそうで、今回は断念した。ダム下の岳川へ移動。増水した流れが相当強い。いつもやる5月初旬のときも水が多いが、今回はゲリラ降雨の影響だろうか。難しい中でも、5人合計で15尾のヤメメを確保。

 そこから下流の小又川へ行って見ようと、ヤマメが多い渓流だとの認識一致したところへ移動する。5人がまたバラバラに別れて釣り始める。やはり水量多めで、流れが強いが、深みあり落ち込みありの変化のある流れになっている。厚みがある流れの中からヤマメが目印を揺すって、飛び出した。前回はイワナの竿でやったので、竿をはじかれて悔しい思いを重ねたが、今回は硬調の竿に変えたので係りが良くなった。ここでは合計で15尾と1回目と同尾数だった。

 釣れた尾数の結果からみると、岳川の支流である小又川も、こちらの方が魚の数が多いという認識は違っていたということになるのだろうか。仕掛けの長さや竿やポイントの選び方などを比較してみないとわからないことだ。無論腕前や慣れの差もあるし。

 二日目、遠野方面の小烏瀬川は下流部では水量の多さが目立ったが、山に入ると前回と同様の状態で、上流への移動も難なくできた。奇しくも前回と同じところからのつりで、最初のポイントでも同じ沈み根の穴から良い型の岩魚が飛び出した。幸先良い出だしだった。午前中は合計イワナ中心で19尾確保した。

 水量がちょうどよいので、前回はよくなかった荒川も大丈夫だろうというという提案で、2回目は移動して挑戦してみることに。荒川は最近になって相当入渓者がいるとわかってきた。それはそうだ、立派な舗装林道を降りて支度が済めば、5分もかからずに渓流に立てるところだから。
 勝手知ったる渓流の流れを分担してはいるが、合計で11尾の結果。水量は確かにあって、水色も悪くはないが白い底に砂が相当溜まっている。途中水没したあとが見えたので、そうしたことが影響したものだろう。「荒川」という名称もそれを表しているのかもしれない。