2016年2月29日月曜日

能登、曽々木海岸のおもしろさは

 先日のブログで、「泣かず飛ばず」と書いてしまった曽々木海岸は、これまでも立ち寄ってはシャッターを切ってきた。同伴者の身分であるゆえのことで、リーダーになると撮影場所の選定にその軋轢もまたあるだろう。そんなことは斟酌なく他人事のように言うのも実は失礼になる。

 駆け出しの「写真や」にとっては、選択された場所を決めるという重責を免除されているわけだから、あまりに勝手な言動はまずいかなと、少々の反省もしている。正直なところ、どこでもシャッターを押せばいいのだから写真は撮れるわけだし、曽々木海岸は、「自然美と豪快な断崖風景」という観光が前面に出されているところで、能登観光のスポットとしてかかせないところなので、ここを除くわけにはいかないのだろう。

 この2月の時期には、海風がすさまじく吹き荒れて、今回は風雨があたるという絶好(?)の機会に遭遇した。海風で岩に当たった波が豪快にはじかれる場面は、写真には確かにいただける。ゆえにそれプラスアルファーのものを手にしなくてはならない。「観光資源」とここで暮らしてきた「証」の、せめて匂いでも撮れればというところだ。