2013年10月20日日曜日

我が家も限界集落

 「限界集落(げんかいしゅうらく)とは、過疎化などで 人口の50 % 以上が65歳以上の 高齢者になって 冠婚葬祭など社会的共同生活の維持が困難になっている 集落を指す、日本における概念」と説明されている。

 テレビで、限界集落を尋ねて集落の人と触れ合うという番組をやっていた。二人の訪問者が「突然ですが」と現地で会った人に声をかけて、日常の話をする。番組の紹介がHPにあった。どこかでやっている旅番組の焼き直しみたいなものという印象だった。4組が観光的気分で訪問して、地元の人とかかわる。

番組ホームページがあった


書きだすとこんな具合
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Ⅰ さっそく宿泊交渉し、宿泊させてもらうことに。宿のご主人は漁師ということもあり、豪快な船盛りやアワビなど、新鮮な海の幸を存分に堪能した。山側の集落を訪れると、花が満開に咲いたソバ畑を発見。近くにソバ屋さんを発見した2人は、ソバ打ち体験をしてみることに。

Ⅱ 炭焼き名人と出会ったり、大自然の中でたくさんの絶景ポイントを発見したり、おいしい空気と水、あたたかな人情ですっかり心癒される旅となった。

Ⅲ 豪快な船盛りやアワビなど、新鮮な海の幸を存分に堪能した。山側の集落を訪れると、花が満開に咲いたソバ畑を発見。近くにソバ屋さんを発見した2人は、ソバ打ち体験をしてみることに。

Ⅳ 潮風をあびながらゆったりとした時間を過ごすことができた。

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 番組で描くとなるとこんなものかと思うが、もうちょっと突っ込んだものにならないものかと感じた。「限界集落」のワードは、1991年に長野大学教授である大野晃氏が、高知大学教授時代の1991年に最初に提唱した概念なのだそうで、旧国土庁が1999年に行った調査では、やがて消え去る集落の数は日本全体で約2000集落以上とのこと。これとて14年前の話。

 中野区では世帯の5割以上が65歳以上の独り暮らしという。そういえば我が世帯の場合も限界集落適用条件に当てはまっている。 なにも遠い山のなかのことではない。都議会で「認可保育園を新設・増築する場合の用地確保を援助する」条例提案が否決されたと聞いたが、財政がないわけでないだろうに一体何を考えてるのか。2020年のオリンピック開催ばかりが鮮明で、いかがなものか。子供が増えることが一番の経済効果だと思うけど、大法人ばかりが肥えていくのでは、日本全体が限界集落になってしまう。