ドジョウが迷惑するような結論を出してもらいたくないTPP参加問題。
子供のころ山形の田舎に帰って、「ドジョウ掬(すく)い」をやったことがある。あの踊りそのものの格好でザルで足で掻いて採った。
そのころは田んぼもしっかりしていたのだろう、水がきれいな水路がたくさんあった。「トゲウオ」などという子育てをする魚がいた。(いまは絶滅したかな?)
ドジョウを採ってどうしたかはさっぱり覚えていないが、食べたのだろうと思う。ドジョウは骨が固いから、柳川で食べるのは好きではない。
そのドジョウもいまはご多分にもれず、生息環境が狭められて壊滅的に減っている。
佐渡では水田魚道を造って、トキのエサとして「育成」しようと努力している。生態系の破壊を修復する作業が「生産性」でなく、すすめられているということ。
自然を取り戻すことは大作業だ。日本の原風景を取り戻すこと大賛成。
TPPは農業に壊滅的な打撃を与える。大規模法人、農家しか残れないことになる。ドジョウが生きていくような水田はいらないことになるだろう。
水が導水されればいい、それも効率的にとなれば、ドジョウが生きていく場はない。ドジョウに恨まれちゃいけないよ。
リンク→農林水産大臣賞を受賞、愛知の「ドジョウのすめる水田づくり」