2013年1月7日月曜日

東京に人と金がこれ以上集まってどうなる

 将来、東京は2倍で地方の6割は人口半数以下になると、国土交通省がみているのだとか。東京にそんなキャパシティがあるのかどうかわからないが、作り上げるとしたら、駅のホームにいくら防護壁を作っても押されて破壊するような状態になるのではないか。

 高層ビルと事業所がいやというほど増え、マンションが林立して、コンビニが幅を利かせ商店街は小売店が壊滅。住宅街は生活の場として魅力のないところとして切り捨てられる。自然をもとめてまでとはいわなくとも、都会生活を止めて田舎暮らしを選択する人も少しずつ増えている。

 地方のコミュニティさえ、現状で消えそうなのに、まだひどくなるとすれば、地方は無くなるということ。人が生活の場をなくしてしまったら、次代への継続はない。こんな予測は日本が目指してきた結果ということになっている。

 それならどうするのかということをまともに考えるべきところ。「国土強靭化計画で200兆円」とかの投資が、選挙後の私たちの選択にさせられた。ダムや堤防、新幹線に高速道路などにお金を印刷して、ばらまく。拾うのは建設業界と銀行。

 人が少なくなる所への電気供給?水道供給?治水?役立たない堤防?物流以外は必要度が少ない高速道路?観光以外にさして役立たない新幹線増設?国土交通省の予測の内容に、どれだけの対策になるのかまったく見えない。