2021年12月28日火曜日

今年の少ない撮影の一つは笠間稲荷、菊祭り

 珍しく年賀状も早く仕上がり、カレンダーも作って年末の「仕事」もきりが付いた。となると、来年はどうなるかという心配と、どうするかという策を考える余裕ができる。コロナのことは言わずもがなで、おんなじ誤りはやってくれるなということしかない。でも経済対策を気にしての転がし対応なのだろうと、悪意をもってこれまでの恨みを沸かす。アベノマスクが廃棄だというこれまたビックリの無責任きわまりないやり方に開いた口がふさがらない。そういえば、倉庫にしまっておく経費も経済対策なのだと、どこまでも悪意のある発想が先行する。

 オミクロン株の感染増で、PCRと抗原検査を無料でやるということだ。そこも一言いいたい。無料でやるとは言ったけど、どれだけやるかは聞こえてこない。いや内緒なのかな。抗原検査は不正確だからやらないといっていたよね。少しは向上したのかな。「費用対効果」と言っていいかどうかわからいけど、PCR検査数は抑えるのかな?働く世代は必要にかられて有料でもやらざるを得なかった。そうだ、有料が経済対策なんだ。「無料分はもうないので有料ならやれます」などということはありませんように。

 さて来年はどうするかと、じっくり考えようと思うけど、なにせ足の痛みと長い付き合いになりそうだし、そんな半人前の実力故、鳴かず飛ばすという風になるのか。コロナ感染低下のスキマで行った退職者会の旅行で、バス組と別れてから笠間稲荷の菊花展示を見たのが、今年の数少ない催事の一つになった。たまに美しいものを見るのも、大いにストレス解消になった気がした。












 

2021年12月22日水曜日

第二次産業とは肌合いが優しいと思った石切山脈

 「石切山脈」は以前テレビ報道で見たことがあり、一度は行ってみたいものと思っていたところだった。「『石切山脈』とは約6,000万年前に海底深くて長い時間をかけ冷えて固まった花崗岩の一種で、日本橋や東京駅、国会議事堂、最高裁判所など 、全国有数の歴史的建造物に使用されてきた」という説明がある。「歴史的建造物」が企画されそのために利用された当時なら、地球温暖化にどれだけの温室効果ガスが…を心配する必要はなかった。しかも使った「花崗岩」がいまだに「現職」であることにちょっぴり感動した。昨今の「都市化」への暴発的なのめりこみ(日本中の山から石灰岩を削り出し、鉄骨と砂利、コンクリートを投入)とは象徴的な違いだ。「持続可能な…」と言い分けめく言葉を使わざるを得ない状況になったのも当然のこと。石切山脈のミュージアム的容姿と、事業の緩やかな活気をカメラから覗いて、感じたところがあった。 















2021年12月19日日曜日

那須烏山の「竜門の滝」はまた立派なもの

 二日目になって前日の宴会とカラオケの残像が頭に残っている。ホテルの前で記念撮影をして、最初の訪問地の龍門の滝を見物した。滝の立派さに驚いて、あちこちで見てきた景色に、また一つ感動が加わった。こんなに立派な滝が、今まで耳に入らなかったのだろう。いつもの旅が「観光情報」頼りになっているばかりなので、見つけられていないことを思い知らされた。計画してくれた退職者会の役員の皆さんには感謝・感謝。滝の落ち込みに降りて行き、しぶきを噴き上げる様子を見ながら、どうやって撮ったらいいのだろうと、頭をひねるがやっぱり一期一会の撮影のゆえ、絵葉書風の写真を撮るのが精いっぱいだ。朝に夕にとバリエーションを変えることができれば…と思うのみ。滝への降り口の手前にあった神社も、この時期の紅葉を配して、なかなかの見栄えのあるところだった。











2021年12月16日木曜日

“小砂焼”はこの地の土が使われた

 栃木県那須郡那珂川町小砂にある「小砂焼(こいさごやき)」、天保時代の水戸藩営御用製陶所という歴史をもっているとのこと。一昨年に写真ゼミの撮影会で、益子と笠間の地を回って歩いた経験があったので、様子は想像するのは簡単だったがちょっと気軽に構えてしまって…(もっとも時間が短くて「撮る」わがままから言ったら、問題にできないが)。とはいえせっかくのシャッターチャンスと気を取り直して、コンパクトカメラ(ちょっといいやつ)をもって、案内の若者の後に皆でしたがった。こうなると空港で有名人を待ち構えて、その瞬間をバシャバシャと「質より量」みたいな撮影をする方法ならいいかなと思った次第。(そうなっただけ)そういう懐の薄さをさらけ出して、ともかくシャッターを押すだけに腐心した。せっかく皆に歴史と技術などの説明をしていただいたのを聞きながらのことで、肝心なところはすっ飛ばしてしまったかもしれない。













 

2021年12月14日火曜日

寺は古めいた雰囲気が素晴らしい 雲巌寺2


  駐車場にバスが停ると渓流が目の前を横切っていた。渓相がよくて、魚もいるのかと思えるほどだった。太鼓橋を渡り少し長めの階段を上っていくと本堂がある。お寺はそう大きくはなくて、観光地によくある派手さはなく、悠然として時を過ごしてきた雰囲気があり、静かなたたずまいだった。京都や奈良にいるのかと思うほどの格式も感じられた。特に今の時期だからこその紅葉やコケの表情が、秋の化粧をまとって、落ち着いた雰囲気を醸し出していた。