2012年8月18日土曜日

外れない報道をお願いします


 今日の朝日新聞天声人語に、大阪維新の会について書いている。橋下氏の動きに「思想は保守、小さな政府と分権、手法はトップダウンだろうが。まずは彼らが描く日本と公約見定めたい▲A党派イヤだからB党、B党がダメなのでC党……。かれこれ20年、有権者は早指し将棋よろしく『直感の一票』を投じてきたが、いよいよ長考の時である。むろん新聞やテレビも。次が「外れ」なら国が詰む。」と。

 橋下氏がやっていることや、「維新八策」をよく見て考えろと言いたいのだろうが、それなら大手新聞社が、十分な有権者が戸惑わない記事を構成すべきだ。「直感の一票」はマスコミ自身が、新党が出てくるたびにを持ち上げて、報道したことだ。自覚されていないのか。

 「長考の時」を新聞テレビがのんびりしている場合ではない。有権者、国民生活への影響に視点をあてた記事をどんどん書いてもらいたい。「次が外れなら国が詰む」は国民生活よりも「経済」(財界)への心配か。消費税増税も煽り立てて、強行に手を貸したことは忘れてませんよ。大飯原発の再稼働、危険なオスプレイの唯々諾々配備容認、これだけで十二分に「外れ」だ。