2012年3月31日土曜日

古くなった国民新党が瓦解、「新しい」新党に夢??


 新しい政党ができるときには、「古い二大政党」がにっちもさっちもいかなくなったときに、雨後の筍のごとく出てくる。筍なら灰汁をぬけば、おいしく頂けるもの。同じアクでもちょっと強い灰汁をもった連中だから、灰汁抜きなんかできない。

そこで灰汁の所以の一席
 事業所税は、人口30万人以上の都市だけが課税できるもので、総給与額に課税されるものと事業所用家屋の新増築に課税される2種類で構成されていた。

 平成15年(2003年)331日で廃止になった新増設にかかる事業所税は、平成14年度(2002年)で東京都は12億円程度の税額(調定)(全国で300億円超)だった。都当局は毎年国に対して地方財政制度の見直し(←HP2000年の東京都の要望)を要請していたが、そのなかで創設以来1平方メートルにつき6000円である単価を7000円に引き上げるように求めていた。

 この税は、新築事業所用ビルを建設できるという活力の高い事業者が負担することになり、外形課税的要素もある税として貴重なものだった。

税制度が簡単に換えられた
 前置きが長くなってしまったが、この事業所税(新増設分)を廃止するために奔走したのが亀井静香氏だった。東京都は1999年に石原慎太郎が知事に就任した。その直後の税改正だった。2000年には「単価引き上げ」の要望を国に出していながら、2003年には廃止という扱いになった。

 廃止要求は森ビル社長が出し、亀井氏が動いたことだと、森ビル社員の話が伝わってきた。東京都主税局は国とのヒアリングの時にはこの問題を出さぬようにかん口令をしいた。

 廃止後の理由説明では「民間建築投資に抑制的にはたらくもの。都市再生等の観点から廃止する」というものだった。税制なども目にとどかないところでは、画策があるのだということを身近に感じたものだった。さて、石原慎太郎、亀井静香、…が新党をつくったら何をやるというのか。



2012年3月30日金曜日

キムタクも心配しているガレキ処理


 ガレキの受け入れで、自治体の対応に違いがでている。放射性物質がある危険性があるから、当然の心配だ。東京都がいち早く受け入れるということで、すでに焼却がされているが、汚染の程度はどんなものだろうかと気になっている。

 セシウムは焼却すると33倍の濃度になるというし、東京都知事は特異な人だから安全などはあまり心配していないのではないかと疑り深くなる。

 「東京23区清掃一部組合のホームページ」を見ると、焼却灰から検出されているという発表でところによって100ベクレルを超えている。排ガスと放流水からは検出されていないということだ。検査結果を文字通り受け取って良いのかどうかは別の問題で、評価すべきなのだろうと思う。
       HP →東京都23区清掃一部組合
 
 昨日ブログに書いた「みんなでつくる放射線量マップ」で数値を登録する際には「計測機器」の種類を選択することになっているが、その計測機器の数は55種に及ぶ。こんなに多くの計測機器があるのだから、みな同じ数値になるわけがない。精度の違いにばらつきが出るだろう。

 「どんな機械で、どこで、いつ、何を、どこの廃棄物を、何回しらべたか」等々、綿密な測定でなければ、信用できないということになる。当事者がホームページで発表すればいいということではすまされない。

 キムタクがガレキの問題で、質問に答えて話したという記事があった。「がれきの中にどのくらいの放射線量が含まれているか、ってことも含めいろんな問題が関わってくる」「福島で生まれたがれきを福島にというのができれば一番いいとは思うんですけど。できないという現状があるんであれば、それをどうにかする方法を模索していく必要がある」
        HP →週刊女性 4月10日

2012年3月29日木曜日

渓流つりへ高まる期待がしぼんでしまう


 歩いていると、屋根に積もった雪が溶けて流れ出しているのが見える。昨日今日は気温があがって、渓流へいきたい気持ちが膨らんでくる。渓流の水量はどうだろうかと思って歩きながら、小沢をのぞき込むが…まだかな。

 今日のニュースで岩手県の川の漁に自粛要請が出されたとのこと。渓流魚からセシウムが101ベクレルから189ベクレル検出されているという。砂鉄川、大川、衣川、住田川、黒沢の調査によるものと。

 春を渓流で楽しむという極上の楽しみを打ち消されるようだ。ホームページで「みんなでつくる放射線量マップ」(←クリック)というのがあった。「測定位置」と「計測機器」を登録して、情報を共有しようというもの。

 おお素晴らしい物があるなと思い、中身を見ていくと、なんと「電気事業連合会」の仕業らしい。ここにリンクされている「電気企業連合会」をクリックして「?よくある質問」の一つをみてみた。

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よくあるご質問

原子力施設で重大な事故が発生する可能性はゼロとは言えないのではないか?
原子力施設の安全に対する考え方は、どのような場合にも、放射性物質から周辺の人々の安全を確保することです。
たとえば、原子力発電所では、何重もの安全対策、すなわち
・異常な事態の発生を未然に防止する対策
・万一異常な事態が発生してもその異常が拡大し事故に発展することを防止する対策
・更に事故に至っても放射性物質の外部への異常な放出を防止するための対策
が採られています。このように、原子力施設では、仮に機器の故障や運転員のミスがあった場合でも、これがすぐに事故につながることのないような配慮がなされています。

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それにしても、参加型放射能測定とは御念のいったこと。それに、安全性について反省がありませんね。

2012年3月28日水曜日

久しぶりのウォーキングで爽快

 早朝かなり雪が降ったらしく、木々の枝に雪がくっついて重そうだった。全くびっくりの雪だ。この界隈から500メートルくらいで国道にぶつかるが、国道は交通量が多いから降っても道路に溜まることはない。


 ここ三日で二回目の除雪車がやってきた。国道が直角に曲がるその角から林になるから、ここが山間部の始まりみたいに雪がたまる。強い風も吹くので岩手山の麓で通り道になっているようだ。


 東京とは温度が倍違っているという予報だが、さすがに午後のなると気温が上昇して、明るくなってきた。郵便物を出しに10キロ近く麓へ車で下って、郵便局まででかけた。


 ついでに、ほんとうに久しぶりになってしまったウォーキングをした。国道を離れてのコースなので、雪が残っていて轍の跡を歩く。歩き出すとどんどん先にいきたくなって、丘陵をぐるっと回って6000歩ほどになった。気分爽快だ。最近ブログの字がよく間違っているが、これも運動不足のせいかもしれないと思った。


夕方には枝の雪はすっかりなくなった。



2012年3月27日火曜日

山麓もらち外でない


 今日やっと晴れ上がったと明るい空を喜ぶまもなく、雲がわき出して午後からはちらりちらりと雪が舞ってきた。桜が咲くどころでない。今時どうなっているんだろう。

 福島原発の第2発電所は冷却水漏れがあると言うし、民主党の消費税増税論議は世論そっちのけで強行の結論ありきで突っ走るし、年金制度を食い物にしたAIJの喚問で「反省」も「悪さ」も感じられない証言。

 こんなに心配事が重なると、ブログのネタは多くてまとめるのが大変だ。AIJの証言、「だます気はなかった」「博打だとは思わなかった」「取り戻そうと思って続けた」と言うのを聞いて、ただの博打好きとどこが違うのかと思った。

 規制の緩和に走った小泉内閣の「誤り」に民主党の小宮山厚相は「規制緩和したことが前提にあるので、まだ法規制というところまでいかない」と庇う。年金の「安全神話」でも造ろうというわけかどうか。

 近頃企業家と役人のトップが頭を下げることが多いが、「意見聞くときゃ 頭を下げな 下げりゃ意見は 上を越す」なんて言うことではすまされませんよ。野田首相がサミットで原発の問題を、「安全神話があった、教訓うんぬん」などとまあ、日本ではそういう対応には全く見えないことをしていながら言っていただいた。

 そしたら、8時には震度5の地震があった。ちょっと大きいもので、これまた不安のタネ。地震は止められませんが、ほかの人的行為はなんとかしていただきたいもの。

2012年3月26日月曜日

あまやかしは危険


 「電力会社の料金値上げは会社の義務というか権利にあたる」という台詞(セリフ)は、石油ショックの時、日本石油の社長が「千載一遇のチャンス」と言って、国会で追及されて社長交替せざるをえなかったことを思い出した。今回はそれ以上の大きい背景を持つものだから、普通の神経であればそういう言葉が出てくるはずがないことだ。

 一企業が全く自由に政治に介入して、営業に有利な政策や対応をするから、「優遇」に慣れきった立場からの神経ができあがっていると見える。そのうえ、料金値上げは契約ごとだから、更新までは旧でいいという話しは聞いて唖然とする。ただし、枝野大臣が政府の監督者としていくらびっくりしたとしても、国民の側から指摘されていたのでは話しにならない。

 以前に値上げしたときも同様だったのではないかという疑念も湧く。震災と原発事故の結果、日本の政治と企業、報道機関にずいぶんと関心が寄せられるようになった。でもマスコミはことの本質を追及する点では殆ど非力だ。

 先日の朝日新聞は、ジャイアンツの選手の報酬支払額問題で、面も割いて報道した。今必要なのはそんな問題でない。消費税増税と所得税増税の論戦ぐらいは報道してもいいんじゃないだろうか。税が所得の再配分機能をもっていることぐらい判っているでしょうに。

 3月11日に「原発の稼働に反対する」集会が各地で相当規模に行われたにもかかわらず、報道が差し控えられている。日本の将来や生活、健康にかかわることにもっと熱心であって欲しい。そんな報道姿勢でいるのは日本だけだろう。地方新聞はもっとまともな内容で紙面を作っている。

メタボになりそう


 三日も雪が続いて、ウオーキングができない。やむなく見るテレビは、高校野球と相撲。高校野球は名前を知らない高校もでていて、元気にニコニコ笑ってプレーしているところもある。選手が笑いを顔に出せば、気持ちも明るくなるということになる。野球プレーの技量は昔と違って、ずいぶんと高くなっているようで、堂々たるものだ。体格もがっちりして頼もしい。

 白鳳の相撲もおもしろかった。見ているほうも思わず力が入った。こういう相撲なら人気がまたでるだろう。スポーツマンは食事のカロリーは心配ないのだろうと思うが、昨今は食べ物がとても良くなっている。だから体格も向上しているわけだ。我々になると、向上どころか取りすぎに注意!だ。

 運動量はだんだん減ってくるし、美味しい物はどうしても魅力を感じる。飲酒の影響も大きいと思いつつ、「たしなみ」はそうそう削れない。

 厚生労働省がメタボ健診(特定健診・特定保健指導)の実施率が低かったり、メタボ該当者が減らない健康保険にペナルティー(罰則)を科す具体策の検討をしているそうで、まあ努力のうちと言うことかも知れないが、テレビ番組を見ていると変に思うことがある。

 食事の時間によく「料理を食べる」番組が結構ある。我が食卓の料理を口に頬張りながら、違う物を食べている人の「美味しい」という話を聞いているわけで、とても変なことになっている。加えて、「ダイエット商品」の宣伝だ。太った人は必ずやせるという薬まがいの食品やら、道具やらの効用を延々としている。

 美味しい物をたくさん食べて金を使い、やせるのにまた金を使い、ダイエットができなければ、健康保険にぺナルティとはなんということだ。こんな食文化でいいのだろうか。明日は歩こう。

2012年3月24日土曜日

一人旅


 朝少し早く起きるだけで、10時少し過ぎには岩手山麓の仙人の家に着く。随分早く移動できるようになったものだ。

 昭和30年頃は蒸気機関車だった。電気で走るのは電関と言った。中学生の夏休みには、山形の故郷に帰るのには準急列車を使った。急行列車は乗ったことはあるのだろうが覚えていない。たしか、親の死に目にあうようなときでないと、使わないといわれていたような気がする。

 米沢アタリまで行くと山間部には入って、随分遠くへ着たものだと思ったものだ。スイッチバックでジグザグに走るときには窓から頭を出して、興味津々で見ていた。暑いから窓はめいっぱい開けて、石炭の燃えかすがよく眼にはいってきたものだった。8時間はたっぷりかかっていた。

 824日は新庄の夏祭り。日程は毎年動かない。あの笛と太鼓と鐘の音が今でも懐かしい。「チャリコ チャラリコ チャラリコ チャンチャン」と奏でる。今はもう変化しているらしい。

 そんこと考えているうちに福島。と、途端に雪の世界に入った。まさかと思ったら、なんと岩手山麓は、その「まさか」で、冬まっただ中の大雪だった。いつもだと仙台を抜けるときは一度雪が無くなるのだが今日は違っていた。仙人の家の桜の木は無論雪をかぶっている。部屋の中の枝打ちされた桜は満開だった。

人動く春、「釣行」の相談


 新宿まで出ていくのが久しぶり。相変わらずの込みようで、西口の通路では、やや遅めにしか反応しない足は、邪魔にされかねない。3人で会うことになっているが、一人の現職者が少し遅れるので、先に飲み屋に入ることにした。

 3月は桜も咲いて冬からの脱皮を感じるが、国や自治体の「予算」は、いまどきが固まり時。その上人事異動があったりして、人が動く。それゆえか宴会などもこの時期多い。

 飲み屋は、入るときは空いていて、メンバーがそろってからは、気の置けない話になる。話題はやっぱり原発と震災。釣りの計画の話が主題で、なんとか目的は達した。帰りがけ満席になった中、顔を知った昔の懐かし面々見つけ、挨拶する。

2012年3月22日木曜日

我が家の桜も咲いた

 義母の病状の検査結果の日だった昨日、皮膚の炎症ができている義父と連れ立って病院に行った。義母のMRI検査の結果は「治った」との説明だ。義父のほうは医師が話をしたが「説明がよくわからない」と妻の話。


 「切るか切らぬか」とことになっていた義母の病状が「治った」というかい離は、どういうことなのだろう。半年後に再検査というから、見放したわけではないだろうと、ともかく無理矢理納得させた。とはいえ、シャキシャキと動ける状態ではないから、本人は釈然としない気持ちだろう。


 帰り道で、「我が家の桜」を見ていこうと少し寄り道をした。公園と言うより広場と言うほうがふさわしい片隅に、今年も咲いた河津桜は、まだ背が低くてそれだけ可愛い。花が、まだ数えるくらいしか咲かないのが「哀れ」。そのうち自慢げにたわわに花をつけるだろうと、思いつつハナミをした。

2012年3月21日水曜日

疑似自然よりも


 スカイタワーの施設内で水族館ができる。オリックス不動産(株)が、2004年から運営している「新江ノ島水族館」でのノウハウを生かして、展示だけでなく憩いの空間、学習機能を備えた都市型の水族館として開設する。

 海水は使わずに、塩と水道水を使って魚が病気にかからないようにするという。開設されれば水族館は子供たちには喜ばれることだろう。この手の水族館というのは随分ある。横浜ランドマークタワー や六本木ヒルズなど、大型の施設として造られている。しかし、都会の中に「疑似自然」を作り上げて親しむということが今の文化だとしたらちょっと寂しい。

 自然の本当の良さは自然の中にあるのだろう。大田区の湾岸部に小さな公園がいくかあって、海に接する場所では、子供たちや若者が貝を探したり、海風に吹かれながらバーベキューをして楽しんでいる。夏にはハゼ釣りもする。

 東京湾ではかつては干潟が広域に存在していた。埋立後は工場立地で海岸線は企業の敷地が占拠して、海で遊ぶことができなくなった。魚も減り漁業者は減り漁獲量は激減した。


 「(独)水産総合研究センター東北区水産研究所・広島大学生物生産学部」が岩手県宮古湾における稚魚調査の結果を発表した。-611 月の調査で 50 種以上の魚類を確認したというもの。東日本大震災で湾岸域は津波の影響は非常に大きかっただろう。が、海域の自然は回復基調だという。



 自然と向き合って、和合と言ったらよいのか、今の言葉でいえば「共生」と言うか、脅威にはキチンと備えつつ尊重する。そういう付き合い方をすれば、相当大きな恵みを人間社会にもたらしてくれることは疑いない。
   → 宮古湾おける稚魚調査


こちらは電波障害の問題で発信している


2012年3月20日火曜日

「全国の水を守る50のプログラム」


 自然環境を守ろうという、トヨタが打ち出した戦略。全47都道府県の50か所で水をテーマにした社会活動をトヨタと地域の人が一緒にやると、12月に発表した。社会と企業、個人が一緒に汗を流す参加型プログラムだという。

 だが、そこはそれだけでない。新型ハイブリッド車「AQUR」の発売と合わせて実施するという商魂が込められている。自動車事故で死亡者を増やし、空気を汚してきたことを気にしてかと、皮肉りたくなる。

 車の利便性は大きいと思うが、最近の事故発生の多さをみるにつけ、交通政策を見直して真剣に考えるべき時でないかと思う。高齢でも自分で運転しないと移動できず、買い物にも医者にも行けないという地方の「足」はどうするのか。道路ばかり作って車の依存症からぬけだせないようではよくないのではないか。車が売れればいいとはならないだろう。


平成23年交通事故
             全国        東京        
発生件数  691932件      51477件        
死者数      4611人        215人         
負傷者数  854489人      58140人         

24時間以内死者数   全国838人  東京58人


■AQUA体験プロジェクト
岩手県 鮭を守ろう「中津川プロジェクト」
秋田県 八郎潟の生態系を守るプロジェクト
宮城県 2012クリーンプロジェクトin伊豆沼
岩手・宮城 みんなの北上川流域再生プロジェクト
山形県 最上川クリーンアップキャンペーン
福島県 磐梯山ジオパークフェスタ2012
茨城県 霞ケ浦の里浜清掃活動
栃木県 未来に残そう とちぎミヤコタナゴ保護プロジェクト
群馬県 多々良沼周辺自然再生プロジェクト
埼玉県 綾瀬川クリーンプロジェクト
千葉県 みんなで守るウミホタルの里海
東京都 みんなでよくする東京湾2012 
http://aquafes.jp/projects/15/
http://aquafes.jp/top/
神奈川県 Kanagawa Beach Creation
東京・神奈川 みんなの鶴見川流域再生プロジェクト
山梨県 富士五湖美化ウオーク
新潟県 佐潟生物多様性保全再生プロジェクト
富山県 黒部生地海岸クリーンアップ大作戦
石川県 いしかわビーチ・リバイバル
福井県 越前にコウノトリを呼び戻す田んぼ
長野県 考えよう!諏訪湖の水辺環境ヒシ取りプロジェクト
岐阜県 長良川クリーン作戦
静岡県 相良海岸のアカウミガメを守ろう
愛知県 なごや「港の森」「風の道」づくり
三重県 素足で走れる海岸へ 町屋海岸清掃プロジェクト
滋賀県 川端里山水辺ツアー
京都府 保津川保全プロジェクト
大阪府 淀川干潟ウォッチング
兵庫県 いなみ野ため池環境保全プログラム
奈良県 吉野町河川環境美化事業
和歌山県 はしもと里山保全ウォーターアクション
鳥取県 カジカガエルを守ろうプロジェクト
島根県 清流高津川住民一斉清掃
岡山県 明日へ残そうみんなの宝 旭川の源流・新庄村
    SOCIAL FES!!2012
北海道 歴舟川プロジェクト
北海道 石狩川水環境プロジェクト
青森県 八甲田自然で体験学習
広島県 宮島腰細浦海岸清掃活動
山口県 椹野川もり・かわ・うみ自然再生プロジェクト
徳島県 新町川クリーンアップ作戦
香川県 さぬきの水辺の生物を守ろう運動
愛媛県 重信川の自然再生、松原泉句会ライブ
高知県 柏島「海の中の森づくり」プロジェクト
福岡県 和白干潟クリーン作戦と自然観察
佐賀県 佐賀城址公園お濠のハス再生運動
長崎県 ホタルの住む浦上川へ
熊本県 天草の海とアカウミガメを守ろう
大分県 別府市亀川地区の冷川をホタルの観賞名所に
宮崎県 カヌーに乗って大淀川をきれいにしよう
鹿児島県 藺牟田池ボランティアクリーン作戦
沖縄県 沖縄の海を元気にするフェス「ビタミンSEA」

2012年3月19日月曜日

若者が元気で働けるようにならないと

 若者の雇用の実態が大変なことになっている。内閣府の調査結果で、一昨年就職した若者は569,000人だった。このうち辞めてしまった人は199,000人。無職やアルバイトとなっている
140,000人。


 二人に一人が再就職できないでいるとのこと。政府に雇用の責任を果たさせることが必要ということは言える。企業が新規採用を絞っているのに、政府は効果的な手を打っていない。公務員の採用も減らすということまでしているから、就職口は余計狭まってしまう。


 「ゆとり教育のマイナス」を言う人もいるが、それは現状を見ていない。労働条件が整ったよい職場だったらそう辞める若者はいないのではないか。ついこの間まで「休暇が取れて、給料が高くて、残業がない」という企業を若者が求めていたはずだ。


 労働条件がいまどれだけのものか。「過労死」「躁鬱症の増加」「賃金の低下」「残業代の未払い」など、マスコミにでてくるものだけでもその環境をうかがうことができる。つい最近でも、「パワーハラスメント」の実態が報道されていた。


 別のニュースだったが、富士重工のディスクトップの組立工場が被災して、生産が止まった。その教訓から、緊急時には別の工場でその生産ラインを動かすようにしたという。その「研修」は、「一挙手一投足」を管理して無駄な動きを排除して実施したという。


 「生産性向上」のために、こんなことが職場に実在している。こういうことが当たり前で、黙って従わない方が間違いということでは済まない。「就職がめんどくさい」と若者に言わせているのは誰なのだ。


 秋葉原の大量無差別殺人は、非正規雇用の若者だった。職場から放り出されることを気に病んだ。犯したことは許されることではないが、その背景にあるものが、誘因となったことには違いない。


 若者が元気で働いて、賃金や労働条件も保障されることで、結婚できる条件を整え、子供も育てていけるとなれば、日本の将来に希望がでてくるというものだ。そうならないと社会的なマイナス要因は増え続けてしまう。

2012年3月18日日曜日

墓参り全員集合


 娘が障害者用のレンタカーを借りて、迎えに来た。墓参りにはいつも借りていた大きい、座席の移動ができて乗降できる車は、店が使用しなくなったという。それでミニワンボックスカーを借りてきた。

 同じように座席が動くが、助手席なので勝手が違う。本人以外の乗降が自由になるので、結局動きやすい面もある。曇りの天候で、そのせいか中央高速も空いていて、なんなく墓に着いた。

 手数が多いから、墓の掃除も早々にできた。いつものように帰りは蕎麦屋によって昼食。早めだったから入ったときは空いていて何よりだった。

 もう一つの恒例の「買い出し」は例によって山のように商品を仕入れて、車使用のメリットを最大限生かすことになった。帰りの道路は渋滞があって、一日仕事になったが、昨日奈良へ日帰りした息子も同行して、家族全員の「絆」を保った。


2012年3月17日土曜日

新しくなって失うもの


 大阪と青森を走る寝台特急「日本海」がなくなってしまうとか。それも「老朽化や利用者の減少」だということ。ほんとかなと思う。老朽化は新しく車両を作ればいいんだし、利用者の減少は、新幹線だってそうなんじゃないかな。20%割り引くだの30%割引をして集客している。

 早く目的地に行って早く帰ってくるのばかりが能でない。景色をゆっくり楽しみながら、旅をするのもまたいいものだ。普段あくせく物事に追い立てられているのだから、ゆっくり行く旅を選択できる方がいい。

 新幹線の売り上げばかり優先させて、JRが投げ出したローカル鉄道は必死だ。被災した三陸鉄道の復旧だっていまだに一部だけの復旧だ。山田線などは見通しもない。

 「東京スカイツリー駅」が誕生した。と言っても業平駅の成り代わりだ。「世の中に  たえて櫻の  なかりせば  春の心は  のどけからまし」とうたった在原 業平はどう思っているだろう。

 名前は残せという要望もあったらしいが、変える必要があるのかと個人的には思う。「スカイツリーがなかったら春の心はのどけからまし」と喧騒を嘆いているかもしれない。

 ことを新しくするときは、過去のものには重きを置かないのは日本式。大事なものを失っていかないのか、吟味が必要な気がする。

2012年3月16日金曜日

東京湾の汚染調査拡大


 東京湾のホットスポットが拡大、移動していることを受けてやっと国が動き出した。研究者の調査で、荒川、江戸川河口の36地点でモニタリングした結果が放映された。荒川河口で8308ベクレル、10476ベクレル、12月には511ベクレルと増加しているというショッキングな結果だった。


 文部科学省や環境省が、東京湾の水質や海底土壌、海洋生物についても調べることを新たに決めたという(15日毎日新聞)。一年に5キロメートル動くということだから、継続した調査が当然求められる。


 テレビ報道ではモニタリングは4月以降、水揚げされた魚、海藻、貝類、食品など頻度を多くして調べるということだった。東京湾を憩いの場としている人々釣り愛好者に限らず多い。アサリ掘り、海水浴、のり、貝養殖、遊漁船など影響をまともに受けている。徹底した調査をしてもらいたいと思う。そのことで、風評被害防ぐことにもつながる。


 2月19日の東京労釣連の総会で、原発事故の責任を問い、対応を求めての決議を採択した。この方向が一歩進んだことは歓迎したいが、放射性物質の汚染の実態は拡大して判明してきている。→決議


(週刊朝日315日)配信====================
「わたしたちと原発」(朝日新聞出版)の企画で、測定キットを使ったセシウム計測に挑んだ。つまり、セシウムは雨水がたまりやすい所に集まっているというのだ。そんな場所は私たちの身の回りにも少なくない。

  そこで、分析・計測機器の分野で実績のある堀場製作所(京都市南区)のシンチレーション式環境放射線モニタと放射能簡易測定キットを購入。首都圏ではホットスポットが比較的多いエリアとされる千葉県市川市の記者の自宅や近所の公園などで、土壌や落ち葉、水を採取し、それぞれに含まれるセシウム濃度(ベクレル値)の測定を試みた。


 結果は、自宅の樋の下の土が1キロあたり583ベクレル、裏庭のコケが1298ベクレル、近所の公園の池の泥が2057ベクレルなどだった。
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2012年3月15日木曜日

上越市の地滑り

 上越市板倉区国川は頸城平野の際にある。頸城平野は、地図で見ると見渡す限りの田園だ。上越市が出身地である我が年寄りは、「上越市の」としか言わないテレビ報道にどの辺だろうかと心配していた。


 新聞には地域名が書いてあったので、グーグルの地図検索にかけてみると「航空写真」では田園風景が見える。親戚のあった新井から東10キロ程度のところだと、パソコンをみせると「ふーんそーか」と安心した。


 平野が山にかかる際にある。道路より山側に建てられた家なのだろう。家の裏に3枚くらいの田んぼがあってその後ろが山になっているようだ。


 様々な事情があってその位置に「新築」の家を持ったのだろうと思うが、こんなことになるなど想いもよらなかったことだろう。板倉区国川は、山と平野のほんの間際だから雪解けのころは水が多く出ていたと考えられる。際には沼地が細く点在しているようで、水流となって支流をつくり、関川に合流して、直江津港まで流れていく。


 元は田んぼだったところに家が建てられたのだろうか。これも「減反」ということがかかわっているのではないか。考えすぎかもしれないが、全国4割でも減反を迫られた田んぼの処理の結果だとしたら、これも政治が絡んでいることになる。田んぼのままだったら被害が違っていた…。

2012年3月14日水曜日

痛みを分かち合う中身は


 岩手山麓の仙人に家へ行くときは、盛岡から銀河鉄道に乗りついで、滝沢駅まで行く。鉄道は言わずもがなで、第三セクター。JRの民営化と同時と切り離されて今は、学生を多く乗せて走っている。通学時間帯はともかく、そのほか休みの時期になるとさびしいもので、盛岡まで買い物か医者などのためにつかう高齢者を乗せている。

 トイレ付で、ついこの間まで、車内に扇風機がついていた。駅に列車が到着すると若い女性の運転手さんが、飛び降りてきて駅員さんのかわりに切符を受け取りに走ってくる。人件費の削減努力もここまでくると、物悲しくなってくる。

 東京の我が足では、丸ノ内線も運転士一人の管理になって、電車が遅れたりすると運転しながら遅れを詫びたりする。ホームの乗降の安全確認もやりつつ、車掌に寄っていた仕事もこなすという。ストレスも相当たまることだろう。一人の業務がどれだけの価値、利益を生んでいることか。

 今日は春闘の回答日。ニュースでは「組合側にとって、厳しい内容」と他人事のようにいっているが、アナウンサーも他人事ではないだろう。蛇足ながらこういうときに「公務員の賃金が安い」ことが使用者にとって役に立つ。

 総じて賃金の少なさが企業の内部留保を拡大することになっていく。ここに消費税率を引き上げるなどということになれば、個人消費には相当の影響が出ることは間違いない。

 住民税の申告書を書きあげて、税の合計を計算したら44万円を超える額になった。所得税、住民税、国民健康保険、介護保険を加えると、収入の14%強の負担になる。

 これに払ったであろう消費税の税額だが、10万円以上は払っているはずだ。総計54万円を負担しているわけだから、十分に痛みは分かち合っているよと言っておこう。

2012年3月13日火曜日

久しぶりに校正会議に出席


 つりの会報のゲラができて、校正をする。この作業を毎月やっている。たかが8ページの会報でも、編集内容を決めて原稿を依頼してから、印刷に持ち込むまでが一山ある。

 何を今月は載せていくのか頭を悩ましているのがT編集長。原稿を依頼して簡単に応じてくれる人もあるが、説得で応じる人もいる。たまには原稿を持ち込んでくる人もいるが、いずれの場合もそのまま「完成品」とならない。

 しっかり見直しして非の打ちどころがないようでも、校正作業になると訂正した方がいいという箇所が出てくる。素人の集まりだからそれは当たり前なのだろうけど、要は文章を作り上げるという訓練が体験のなかに少ないということなのか、どうしても必要で大事な作業になっている。

 数人の「素人」の目で見ると文殊の知恵以上の知恵が浮かんできたりする。本人の意図、原稿の趣、正しい文字、表現など「こうじゃないの」ということが結構出てくる。

 まあ地味な作業にはなるが、その場で意見をやり取りするのがまた結構楽しい。釣りの会の活動内容や、釣り談義まで話が及んで脱線することもしばしばある。

 つりの会の活動も、会員が減ったり、高齢化で世代交代したりと難しい運営になってくる。素人集団の腕を磨いていいものができるようになればいいと思っている。

2012年3月12日月曜日

確定申告

 確定申告は、ここ何回か国税庁のホームページから確定申告の入力をして、プリントして税務署へ持って行って申告していた。昨年の申告では、白内障の手術で医療費がかかったので、医療費控除ができて還付金があった。


 意図したわけではないが、左と右の眼の手術は二年ほどの時差がったので、2回医療費控除を受けたことになる。白内障の手術は現在日帰りでも扱うらしいが、順天堂医院は4日ほどの入院で手厚く面倒を見てくれた。もちろんその「滞在費」はかかったからその金額が大きかった。


 ことしはそれもないので、いくらか所得税を払わなくてはならないだろうと覚悟して、確定申告書のフォーマットに数字を打ち込んでいった。年金の源泉徴収票の年金額と源泉徴収額、社会保険の支払額を記入すればできあがり。税額は1700円とでた。


 それから、申告書の印刷に展開しようとしたら「年金が400万円以下で他に所得がない場合は申告不要。ただし、住民税の申告が必要な場合がある」との説明がでてきた。


 そこで、区役所住民税係へ電話したら、住民税の申告は必要だという。電話を切ってから思ったのが、所得税の確定申告をすれば、住民税の申告は必要ないのではということ。


 もう一度区役所に電話して、確かめてみると所得税の申告をしても住民税では捕捉できない場合があるらしい。住民税の申告書は送ってもらうことにしたが、所得税の税額1700円はどうなるのか?と思ったら、申告をしないわけだから結局「実質減税」ということになってしまうらしい。


 儲かったみたいと思ったが、先の税制改正で住民税の負担額が相当増えていることを思い出した。それに介護保険だの国民健康保険だのという別の税ががっちり取り立てられているのだから、儲かったどころでない。わずかなサービスと言った方がいいかも。

2012年3月11日日曜日

絆その2


 109日に見た被災地の現状。宮古から結局釜石まで通り抜けた。道路は障害なく車が行き交っていた。動いていたのは車だけだった。
穴の開いたような集合アパート
きれいに積まれたガレキの塊
地盤沈下してところに被っている透明な海水
無くなった駅
岸壁を乗り越えて道路に飛び込んだ船







 どういう言葉で表せばいいのかわからない。見たことも聞いたこともなかった情景をともかく撮るしかなかった。目的だった行く先の、何回かハゼ釣りに行った山田湾の織笠川、山田線の駅は跡形もなかった。

 川の橋で釣りをしていた人、船を2艘流されたと言っていた。釣り仲間が後から来て、どこそこでは釣れているという話を交わしていた。救われた思いがした。釣りどころではないという感情という、われわれの勝手な思いは、地元とは違った一面的な感情だったと思い知らされた。川と海の境目に作りかけていた大きな水門の白いコンクリートが光って見えた。脇の港は破壊されていた。

 川の南にある高台の「道の駅やまだ」は今回も、休憩地だった。「絆」の文字入りTシャツ。衆議一決買うことに決めた。「絆」は現地で生まれた言葉だ。



2012年3月10日土曜日

 絆は自由を縛るという意味も内包する。しかし、それほど固いむすびつきという意味でいいだろう。ともかく助っ人にいくという、こういう折にNPOや団体が自主的に現地にいって、「損得抜き」に支援した。


 こういったことの厚情をこれほど実感を持って、感じたことはない。特に福島原発の事故にたいしての国の対応などをみていると、その交流の価値の大きさを感じる。


 支援した人たちがそのリアクションで現地で励まされる。元気をもらうなどというヒューマニズムの一面を教えてもらった気がする。この機に結婚した人も出てきたし、普段はほったらかしの間柄の人に連絡したり、なにかできることを懸命に考えたり。日常で忘れていた、「忘れてはならない大切なこと」を思い出させてもらった。


 何ができるわけでもないが、とりあえず記憶からなくしてはならないと考えて、津波の映像をユーチューブから集めて記録した。どう生かせるかはさておいて映像記録としておいた。


 次には現地に行きたいという気持ちが湧いてきた。岩手山麓の仙人のところから、日帰りで可能なので、従妹と親父と一緒に「行っていいのか、邪魔になるのじゃないか」という疑念を頭の隅に置いたまま出かけた。10月9日のことだった。


 最初に見たのが、堤防の内側に点在する車の群れだった。現実に見た最初の光景だった。やっぱりこれがたくさんあった報道の現実性を受け止めるに十分な光景だった。



2012年3月9日金曜日

徹底的に長期に放射能汚染の調査が必要


 NHKが放射線物質の調査を徹底してやるべきだと、アナウンサーがコメントした。これ自体重要なことなので、やっとNHKもそうなったと思うところ。

 チェルノブイリの状況を昨夜のテレビでやっていたが、長期に(今でも)放射線の測定をしており、メッシュで定期的に変動を調べている。低かったところでも気象条件などで、線量が上がっていく場合もあった。国家予算の2割を使ってこれにかかわる政策をしていると。

 その中で、ミミズの検体を調べたら高濃度の汚染があったということだった。日本でもこれが、渓流魚に影響することがあるのではないだろうか。栃木県の16漁協が、渓流魚の放射能汚染によって解禁時期が延期になっている状況を受けて、「キャッチアンドリリースで」と県に申し入れたとのこと。福島や栃木県の渓流魚は線量が比較的高い。

 渓流魚はミミズが大好きだと言われる。もう何年か前だったが、ちょうど今頃、ヤマメの発眼卵放流のカゴの回収で秋川の支流に入ったときのこと、ちょうど雨の後だったときだった。ドバミミズがぞろぞろと歩き回っている場面を見た。あまりの多さにびっくりしたことがある。

 このミミズ、大きいからイワナを釣るときには絶好のエサになる。ミミズは腐葉土がエサ場だから、腐葉土にセシウムがあれば蓄積される。森の落ち葉にも当然付着しているだろうし、渓流に流れ込んで有機物から水生昆虫、魚へ蓄積していくことになるだろう。

 そんなことより、人間の生活に大きな影響を受けている方が問題だというのも当然だけれども、自然を生かした風、太陽光、水力(無駄なダムは除く)、波浪、地熱など再生可能な方法をないがしろにしてきたことが今の事態を生んだ。

 少なくとも掛け違ったボタンを戻す道に行かなくちゃならないだろうと思う。水産庁の調査(と言っても各都道府県の調査の集計)でも渓流魚が対象になってきたのは当然だ。つり愛好者の権利にかかわっている。

2012年3月8日木曜日

公務員の退職金2950万?


 朝日新聞の一面で大きく書いてある。公務員はなんて贅沢なんだろうと誰しも思ってしまうだろう。ごく一部の官僚ないしお偉方はもらうだろうけど、60数万人の国家公務員がみなそんな処遇を受けているはずはない。

 それに、退職金は年々削減されている。支給月数がどんどん減ってきている。そして、「人件費削減」で月額本俸自体が減額になるから、この影響だけでも相当減っていく。民間に比較して高いとしているが、賃金を抑え込まれている民間の支給との比較をしている。

 人事院は、政府が人件費の二割削減をすることに、人事院制度の趣旨から賛成していないはずだ。それでも退職金が高いというのはどういうことだ。実態として削減をされてしまうわけだから、二重に不届きなことだと思う。

 公務員の人件費は高い方がいいとは思わないが、あれこれの事情で民間の賃金が低くなり、その低い方に合わせろということはおかしい。経済政策の失敗は政府の責任以外のなにものでもない。そのつけを被せられるのは納得できないことだ。

 昨年の大震災の復興の教訓として、自治体の相互応援が役に立っていて、各自治体にその受援計画が少ないとNHK解説者が言っていた。国や県には窓口がないから、大切なことということだった。

 しかし実際の自治体職場もこれまでの定数削減でギリギリの仕事をしているところがほとんどだ。立川市の「孤立死」に市役所が対応しなかった非を煽るようなマスコミ報道があるが、専門に回ってみて歩くような職域は多分ないだろう。やったとしても兼任でしかない。

 良いことではないが、公務員とて大阪府警のように自分の職域で業務成績をあげないと、出世もできないし給料もあがらないという処遇なのだから、忙しければ成績に残るような仕事をかいつまんでやるようにもなる。

 民間の労働条件がいかにひどいものであるのか、昨日添乗員の残業代支払いを求めた裁判で「106万~372万円を支払え」と支払い命令がでた。阪急交通社の子会社が「みなし労働時間」として支払わなかったことについての東京高裁の判断だった。

 こういう民間の「低賃金構造」と比較して公務員賃金が「高い」と、ことさら宣伝することに意図的なものがあるのではないか。住民の福祉向上のために必要なサービスは、公務員を増やさなくて実現しない。

2012年3月7日水曜日

電動歯ブラシ復活、シェーバーは替え刃で

 電動歯ブラシが、充電ができなくなった。P社の電動歯ブラシは結構高価だったものだ。78年は使ったものだからもう寿命かと、買うことを考えたが、電池を変えることができないのかと思いついて、ネットで検索したら、機種が少し違うがやっている人がいた。


 ネジをはずしてみたまではよかったが、ツメがかかっていて外れない。頭の方をすこし叩いたりしてみたけれどもそれ以上はびくともしない。ダメかとおもいつつ何気なく電源をいれてみたら、なんと動きだした。


 そういえば相当昔、ラジオやブラウン管テレビが動かなくなると叩いて一時直したことを思い出した。


 しばらく動いているから、もう少しは使えるかもしれない。充電をしてみたら、しっかり動いている。B社シェーバーの方も大分古くなったのでこの際買い替えをしようかと思っていた。


 これもネットで調べるうち、替え刃でも対応できることが分かった。電動歯ブラシとシェーバー両方を購入となると、前回並みで3万円にもなる。この際日本経済の消費拡大に組しないことに決めた。


 消費税引き上げなんかになったら、電動歯ブラシは廃棄して手動歯ブラシに。シェーバーは旅行先で手に入れたカミソリで間に合わすことにしよう。髭なんか毎日剃らなくたっていいんだから。

2012年3月6日火曜日

蠢くのは虫だけでない

 今年はうるう年だったから、啓蟄は5日だったのかな。日中気温があがったので、夜のウォーキングのときは、生暖かい空気が混じっているようだった。

 家を出てすぐ、カエルが「ひき逃げ」にあって、つぶされているのを見た。暖かさに慌てて、出てきたものだろうか。可哀そうな。

 昼間は家の周りを猫が回って歩いて、夕刻には鳴き声をあげたから、春の訪れを告げたのかもしれない。

 一昨日の4日に、つりの会の総会を開いたが、仕事やほかの計画行事に3人もぶつかっていた。そう、3月なると「人」も動き始めるのだと、改めて思った。

 本来一か月前にやっていたものだったから、その時分は人の動きも「啓蟄前」で少なかったのだろう。

 人間の方の動きをよく表すのは「蠢く」。これも春と虫だけれども、この言葉はネットで見るとあまり良い意味に使われていない。広辞苑によると「はっきりした動きでなく、全体がわずかに絶えず動く」ということで、こちらの方が春先の動きの緩慢さを表しているようだった。

2012年3月5日月曜日

山や森のセシウムが魚に


 水産庁から、東京奥多摩の天然イワナ、ヤマメからセシウムが検出された。32日に「各都道府県等における水産物放射性物質調査結果」が発表された。

 いずれも暫定規制値500ベクレル以下ですが、福島の阿武隈川は当然ながら少し高めでており、群馬県烏川、薄根川上流、温川などの天然ヤマメ・イワナでも検出されています。

 栃木県那珂川、箒川、荒川、小百川(日光)でも検出。渓流つりファンとしては怒り心頭です。

単位ベクレル/Kg

 

東電が家庭用の電気料金を10%値上げ申請するつもりだと報道していた。いったいどういう神経をしているのか。社会正義や企業倫理はいったいどこまで落ちてしまっているのだろうか。