2014年8月11日月曜日

台風接近で雨が降り、ときたま雨が上がるとき狙う釣りも…。

 



 82日、朝から釣を諦めさせるには十二分の雨降り。なんとかしてやりたい気持ちはあるが、この降り様ではと泣く泣くあきらめて、ドライブに出かけることにする。雨がひどいと道路にも影響が出るのではないかと思いながら、室戸岬へ行こうと下り始めて間もなく、道路遮断の表示が。11時までは通行できないと工事関係者が話す。回り道はないというから、ふうてんの身をしょうがなく山の方へ車を回転させた。

 昨夜、温泉のレストランの女子が、自分の家の近くは素晴らしいところと紹介してくれたのを思い出して、魚梁瀬(ヤナセ)に向かうことにしたのだ。しかし途中、雨が気まぐれのように間欠しながら降っていて山道の暗さも、少々恐怖さえも感じる。「道路に砂利が落ちているところは崩れやすいんだって」などという話題で余計気になってくる。対向車もあまりない細い道路をしばらく走ると、ダムに行き着いた。展望台を探し当てて眺める景色はなかなかのものだった。

 女子の話のように、なるほど景色はとても素晴らしい。そのとき、降り立った瞬間だけ雨が止んでいた。春や秋にはよほどの景色だろうなと思う。幸運にも写真を何枚か撮ることができて、ドライブの甲斐を賞することができた。



 温泉に戻ってきて、またちょうど上がりそうな雨をにらみながら、よし釣りをやろうと身支度を整えて、川に降りたら途端に雨が降ってきた。それもなまじな降り様ではない。おまけに雷まで鳴りだしてきた。熱意は天に通じない。ウーンダメだとギブアップ。夕餉にまた、地酒と焼酎を飲みほして、明日の帰京日の朝に淡い期待をかけることになった。レストランの女子は、車で通う道で崩れた砂利をみると、手袋をして道路の砂利をどけるのだとか。馬路村の良さをしきりと教えてくれた地元を愛する心意気が伝わってきて、有名温泉地で聞くような表面ばかりの案内とはちがった気持ちをもたせてくれた。