2013年9月28日土曜日

下手の釣り好き

 会長が、今年はハゼ釣りにあまり行っていないとのことで、例会をすることになった。来年定年になる「若手」が、休暇を取って参加するということになって、7名(も)の出陣になった。横十間川に通っているSさんが、「ハゼは小さくて痩せている。カラアゲにしたら骨を食べているようだった」と、教えてくれたので、やっぱり木更津に行くことにした。今年良く釣れていた場所に、ほんの数日前に行って見たHさんは、そこで20尾釣ったあと別の場所で50ばかり追加したということだ。

 前日は台風一過で幸いだったものの、その影響はいかばかりかという心配もある。まあ何とかなるかなと気持ちを盛り上げながら、現地に着いて始めてみると、心配のほうが当たったようでハゼのアタリは一向にない。地元の人が釣っていたバケツを覗くと、良い型のものを30尾ほど持っていた。7時ころからやっていたそうで、間もなく引き上げていった。会長は釣り場を横十間川と決めていたらしくて、4メートルの竿を使っていた。2時間ほどで、他の人は数尾程度だったのに、会長は18尾を獲得していた。去りがたい会長をせかせて、ヤエンガに移動することにした。


 ところがどっこい、そこも厳しい。およそ港の半分ほどを歩き回って、二カ所で集中しているハゼを釣ったが、30尾に満たなかった。皆悪戦苦闘しているようだった。足場がコンクリートなので、移動も安全で高齢軍団にはよかったが、もうちょっとなんとかという思いで終わってしまった。2.5mほどの水深だったが、そこから上がってくるハゼも手ごたえが面白い。

 もう時期を外しているので、基本的には数を期待するのは無理なのかもしれない。「温暖化」で落ちていくのが遅くなれば、楽しめる期間は長くなるのではと、こんなときには、手前勝手に思ったりする。休日と違って、帰りの道路も混雑するだろうからと、5時半のレンタカー返却時に間に合わせるべく、帰途に着いた。会員さんの宅配を済ませて、レンタカー営業所には1分の狂いもなく着いた。それだけは予定通りだった。