2013年11月7日木曜日

釣り好きが逝く

 木更津港にイワシが寄っていると、聞いて出かけた浜ちゃん。釣れて釣れてどうしようもなかったという。アミコマセを買い足して、また釣った。組合の幹部をずっとしていて、釣りの会の行事にも可能な時には参加してくれた。組合運動でも釣りのうまさと調理のうまさを生かして、活躍していた。釣りの道具は安物でも「弘法筆を選ばす」、仲間を集めては熱心に釣りに行っていた。だいたいダントツの腕前だった。

 来年は組合の仕事を退いて、これから先楽しめると喜んでいた。まだ、65歳をすぎたところだった。釣りの会では若手に属する人だ。腎臓を傷めて人工透析をする合間に、先月13日には釣りの会の行事で青野川にハゼ釣り一泊旅行に行った。そのとき、魚籠を持ち上げて、「これだけ釣った」と重そうに見せてくれたのが最後だった。木更津のイワシを思う存分釣った翌日に逝ってしまった。あまりに突然に。合掌。