2012年6月13日水曜日

手長エビも昔はよく釣れたとギャラリーが言う

 座った足元に一日中水があるのは小潮の時という条件を満たすために、13日の設定となった手長エビ釣り。ただ、日曜日でないのでまだ現職で働いている人は参加が難しい。が、96歳の現職会長が楽しみにしているつりだから、お許し願って多摩川へとはせ参じた。

  会長は国道陸橋下のいつものポイントに陣取って、さっさと支度を完了して、竿を下す。自分の荷物も自力で持って、杖を突きながらでも釣り場に来られるのはうれしいことなのだろう。耳が遠くなったのはしかたがないとして、眼鏡もかけずにエサをとても小さな針につけて投入できるというのも、すごいことだと感心する。
 
 釣り始めこそ、我が会独占の釣り場だったが、ポツポツと釣り人が集まり始めて、午後には私たちのほかに5、6人ばかりが熱心に釣りをしていた。

 会長よりは少し若いだけのMさんも、この日のために「しっかりと」準備して、根がかりで針を取られてしまったときの針も準備していた。最近は、釣りの腕が上がって必ず結果を出すから感心する。

 それにひきかえ己となれば、去年の仕掛けを使って訛った針でやっているものだから、手長エビが当たっても針にかからない。再三のバラシで見かねたMさんが針をあげると、手を差し伸べてくれた。そう、それからはポツポツと釣れ上がって、釣りの気分に浸ることができた。

 釣りのあがり(終了)は、14時としていたのにいつも粘りを見せる会長が、13時過ぎには片付け始めた。車まで運ぶ荷物が多いから手伝おうとしたら、大丈夫とことわりながら、来年はもうだめだなと言った言葉が、ちょっと重く感じた。釣果は会長がトップで41尾、Mさんは23尾私は17尾。

こんなのも混じる
 気合を入れて