2013年7月31日水曜日

気になる太郎さんとNETの威力

 東京で当選した山本太郎氏のインタビュー記事があった。一人で何ができるのか、どうやっていくのかということが、質問の一つのテーマになっている。
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――どこから手をつけていきますか。
 「一議員が国会で出来ることは本当にわずか。議員バッジやJRのフリーパスを使って全国に飛び出していく。原発だけでなく貧困や労働など『世の中おかしいよな』と思ってる人たちと、国民的な運動につなげていけるんじゃないかな。でも、本当の政治って、そういうことなんじゃないですか。なんか、もう自分は代表に選ばれた、委任状をもらったから、自分たちで決めます、という話ではないですよね」
 「今は1議席しかないけれども政権を取りにいかないとダメ。バカみたいと思われるかもしれないが、政権を取らないと変えられないと思うんですよ」
――国会ではどこかの政党と手を組みますか。
 「これが一番難しいんですよねえ。国会の中でかあ。まず、仲間が見つかるか、ということですよね。うん、見つかると思うんですよ。いろんな分野で覚悟を決めてやってる議員がいる。自民党の中にもいらっしゃると思う。たとえば、民主党でいうなら、長妻昭さんというのは、年金や生活保護の問題で、すごくリスペクトすべき人だと思う。そういう人たちに『勉強させてください』とコミットして一緒にやっていけば良い。どこの党とやるかではなく、個人だと思う」
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 政党とははどことも一緒にやる気はなくて、「人」個人とやっていくというちょっとよくわからない考えだ。「脱原発」がおおきな公約だろうが、その意思を生かすのにそれでいいのかと、いささか疑問だ。その先に、政権を取らないとできないと見通しであれば、政党抜きにどうやって政権に加わっていくのか。それとも個人の集合グループで新党結成という古くなった「離合集散」に道なのか。わからない。

 NETを使った選挙運動が、どういう結果と効果を生んだかの話が出されている。
 22日「ホームで隙間に女性が…乗客ら車両押して救出」というニュースが、美談としてNETに紹介されて広がったが。一週間後になってもテレビで扱われ「世界中に広がっている」とされている。読売新聞の社員(記者?)が乗り合わせて写真を撮ったものが出回っているが、この広がり方をNETで拾ってみた。

22915分頃 事件発生
  1132MSNニュース更新(読売新聞) 
221220slashheus
221250分ガジェッタ―Z
221257Livedoorまんふら
221257分2chNode
211313分アニゲー通信
221324YOMIURI ONLINE
221545分「飛行機、電車が大好きな中一ブログ」
221934
  共同通信(47ニュース)
221934分新潟日報モア
221934Infoseek楽天ニュース
22日時間不明Kolnet(河北新聞社)
23日東京新聞朝刊
23ANNニュース映像ユーチューブ
231837分テレ朝MEWS 


 これが全部ではないだろう。NETでの広がり方(拡散)がすごいものだと改めて実感した。このNETニュースは読売新聞が発信元だが、今は個人の端末機器から発信できるから、ある意味恐ろしい情報が、空中を飛び交っている。選挙戦中にも首相の発言や各地の様子が伝えられていた。政治における影響力もこれから大きくなっていくように思える。