2017年10月21日土曜日

まず、くだらないといいたくなる総選挙

なぜ解散するのかが不明な選挙
公示日寸前でできる新政党が選挙活動する選挙
モリカケ隠しがかすれてくるように見える選挙
政権党の党首の遊説先を内緒にする選挙
三極と言いながら、自民党、希望の党、立憲民主党だけに比重を置くメディア
何回も調査して、自民党圧倒的有利とする結果を固定させる報道
政党ができてもいないのに、支持率を回答させるマスコミ
争点を整理できない報道
北朝鮮を利用しまくる選挙
カネがあればテレビ広告をいくらでも出せる選挙

 公示後にこれだけの報道をしたことは、かつてなかったことだとも言えると思う。これも話題につきない事柄があったことがあった言えるのだろうか。でも公示ギリギリで出てきた政党に、天までとは言わないまでも、持ち上げた挙句の果てに風が止まったとまでおちょくられて、まあ確かに根も葉もないこととは言えないけれども、それによって自民党が圧倒的という選挙の結果を占うとは、なんと劇場風に貶められた政治だろうかと思わざるを得ない。

 だからこそ憲法9条改正や戦争法、共謀罪、原発再稼働、むろんモリカケ問題などに対する争点をしっかり見据えた報道を、していくべきだし、見抜いていくことが必要なのではないかと思う。そして、政権選択=二大政党論はこれまで成り立っていないということも見ておかなくてはと思う。小選挙区制は民意を反映しないという点を、封じ込めたままでいいのか。

 そうであっても、政党選択をしなければならない。世論調査の結果を参考にするのもある面必要だ。おもしろいことに、消費税税率の引き上げ、憲法9条の問題が、論争となって表に出てきていることは今回の特徴でもある。日本が堂々と戦争可能な国になることは何としても避けたい。