2022年8月7日日曜日

読書すると眠れなくなるのは

 本を読むのが好きでないけれども、まったく嫌いというほどでもない。「本読み」が退職後の大きな仕事と決意していながら、なかなかうまく実行できないでいるのが困ったものだ。やりたいことがいくつもあって、本読みを先行してというわけにもいかないし、課題として背負うのも重くていやだし、ゆるゆると自分にあった落としどころはないものかと悩む。悩みが生じてくるのは「断捨離」の課題が一方に見えるからで、物理的には本の置き場もなくなってくるあり様。

 ともかく捨てるまえには読まなくちゃならないと、方策もなく無茶苦茶に紐解いてみるなんてこともやってみる。知らない知識がこれでもかと迫られてきて、やっぱりそれで素直に片付かない。読んだというちっぽけな満足感は残るのが唯一の成果。二日ばかりやってみた読書は、眠り補充の好材料になる。読んだ翌日に早く目が覚める。頭が刺激で興奮したわけかと一時期思ったがそうでもなくて、前段の居眠り補充のためらしいと分かってきた。これでどこか、脳の一部でもよい効果を生み出してくれるといいと思うのだけど…。

 撮った写真も断捨離の対象になる。その気でやるのはまた同様に、妙な「もったいない」気分が始末できないから。「もったいない」は、かつては日本の良き文化だったから自分のせいだけでもない。いずれにしてもどこかで捨てられる運命にあるのだから、願わくば自分の手で整理してやるほうがいいかも。撮られた写真からしてもいい。写真は「勝手に撮って放って捨てた」とは言わないだろうけど。でもそれなりの熱意をもって取り組んだものだから、やたら削除すればいいというものでもない。整理のパターンを考えだしてやるのがいいだろうか。

先日の京都先斗町で撮った写真は9年前に同じ場所で撮った。こんなことしているうちは断捨離できないのかな。

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