2014年2月6日木曜日

都知事候補者の一本化はできない

2014/02/03~脱原発候補の一本化を呼びかける記者会見」があった。


以下、上記HP(Independent Web Journal) の一部コピー
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 「脱原発都都知事選候補に統一を呼びかける会」は23日、日本記者クラブで記者会見を開き、細川護熙・宇都宮健児両氏の「候補統一化」を、改めて求めると発表した。同会は、会見後に両陣営を訪問し、一本化への協議を要請すると説明した。
会見者 むのたけじ氏(「たいまつ」 発行人)、澤地久枝氏(作家)、落合恵子氏(作家)、吉岡達也氏(ピースボート共同代表)
 同会が両候補に要請する内容は下記の4つ。
1. 両陣営は、確実な都知事当選を目指して候補者を一本化し、選挙運動で協力する。
2. 両陣営とも、目標「原発ゼロ」に合致する政策内容の具体化とその実現に努める。
3. その他、2020年オリンピック、社会保障など諸政策についても協力関係を強める。
4. 以上の方針実施を確かなものとするため、新知事は選挙後に辞退側候補に都政への参与を求め、事実上の連立体制を組む。両陣営は予めその約束を協定化する。
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 「脱原発都都知事選候補に統一を呼びかける会」は告示前に、一度一本化の記者会見をした。双方の立候補予定者に直接会うこともなく、文書による「要請」をした。脱原発しかないできていなかった政策と、都政全般にわたって詳細に政策を発表している候補者とは相当のかい離があるし、一方は使者と合う意思はないとはねつけ、政策討論の申し入れのもノーという状況下では、一本化などの工程はありようもなかった。今になってまた、統一を望む声が「双方」に強くあるからと、再び今度の行動となったという。
「一度は統一化を断念して細川氏の支持を表明していた。しかし選挙戦も残り一週間を切った今になって、再度『一本化』を申し入れる理由は何なのか」との疑問がだれしも湧くところだ。

後段の「座間宮ガレイ」氏がこの件に関して、舌鋒鋭く批判しているので、映像を搭載したが、見ることができるだろうか?

さて、その際に発言した数人のコメントがこの行動にはいっていることに、一徹な考えをもっているわけでない状況が見えた。

前国連大学副学長・武者小路公秀氏
 Facebookで統一化を求める議論を始めた。すると『宇都宮さんを裏切るのか』という抗議の声が届いた。私は、宇都宮さんを支持する考えは変わらない。細川さんの方から宇都宮さんに話し合いを呼びかけるよう提案したい」

作家・落合恵子氏
 「都知事選は自治体の首長選挙ではなく、国政も左右するもの。宇都宮・細川両候補の得票率が、脱原発を抱えていない候補の得票率を上回った場合、私たちはそれをどう考えればいいのか。名護市長選、南相馬市長選の流れを切らないようにしたい。これは、どちらかの候補に降りて欲しいというものではない。
 『話し合いの機会を下さい。もう一度考えてくれませんか』ということ。今、脱原発の陣営が分裂している。選挙後、両者が一つにまとまる期待も込めています」

【落合恵子氏へのインタビュー取材】
IWJ「一本化の動きについて、改めて」
落合氏
「今日の会には、やむにやまれない思いで座った。さっき会見でも言いましたが、やはり(呼びかけが)遅すぎたと思います。本当は、両候補の方に座っていただいて、本当の意味で中立という形で話し合っていただく会を作るべきでしたが、私たちは非力でした。
 『今になってなぜ』という思いは私も持っている。しかし、ただやっぱり負けたくないというか、この国の命運がここにかかっているということで動き出した。遅すぎたと言われれば、私の感覚では、そうだったと思います。私だってさっきまで、(会見へ参加することを)迷っていたんですから。こういう会を開くことで、私たちは傷つく人を少なくしたい。でもそう言いながら、この会を開くことが誰かを傷つけている可能性もある。

 私たちはやっぱり選挙の有り様も、同じ思いで、金曜日の官邸前も今でも一緒じゃないですか。そのことを大事にしていかないと、誰が喜ぶのでしょうか。私たちは誰を敵とするのか。敵という言葉は悲しい言葉だけれど、傷の中で、学び合う私たちでありたいと、心から思います。私は、何度も申しますが、両陣営から距離をとって、自分の一票を一生懸命使います。それしかできないです。ただし、一票を一生懸命考えて使います。

 私がやることは選挙に行こうと、やっぱり、行かないよという人も大勢いるので、今回の選挙の重要性を語りつづけるしかないですね。どこに入れましょうというのは、本来、民主主義の基本を考えれば、自分で決めて自分で一票を使えばいいんですから」IWJ・ぎぎまき)

記者会見当日の座間宮ガレイ氏

zamamiyagareiさんのライブ