2018年6月28日木曜日

天候がおかしい。「雲行き」が変なのは日本の政治も。


モリカケ問題は終わりだとか、そういうムードが広げられている。積極的には「まだやっているのか」という言い方もあるが、まだ済んでいない。世論調査でもそう思っている人が圧倒的に多いのだから、そこのところ新聞もテレビ報道も「忖度」はないのかな。

「そのうち忘れる」のは旨い具合に使われて、ドンファンの事件、日大アメフト問題、ワールドカップ「盛り上げ」と、元自衛官殺人と絶え間なく続く。米朝の会談後は、とりあえずとしても、ミサイル騒動はおさまった。それは結構なことなのに、あとは旨く行かないだろうと、なんとなく「評価しない」ムードを醸し出す。

うまくゆかないのは「交渉」を疎んじる日本政府だろう。圧力一辺倒でやってきて、米大統領が止めると言った後、「対話」に切り替える。北朝鮮に軽く見られると思わないのだろうか。しかし「対話」が本意だとは思えない。拉致問題に「やりたくない」との観測もある。どこまでも敵対状態であることが優先されて、イージスアショア購入や「防衛費2%」へとつなげたいねらいもあるだろう。

 モリカケで追い込まれて、開く国会では姑息にも憲法改正のための法案も強引に通す策をとっている。「働き方改革」と称する残業野放し法案、アメリカ企業のためのカジノ法案も同様に、どんなに問題があってもすり抜けて成立させようという腹だ。今月は国民健康保険の通知がきたが、目をむくような額になっている。区役所には電話が殺到していることだろう。こういった話題は表に出てこないのはおかしい。テレビを見ていると「洗脳」されてしまうみたいに思えてきた。