2014年5月18日日曜日

パソコンの遠隔操作ウイルス事件で真犯人を名乗るメールがあった

 パソコン遠隔操作ウイルス事件の真犯人を名乗るメールが関係者に送られたことで、新しい展開があるのかとの「期待」がでてきた。35日に高裁の拘留停止決定で一年余り拘束されていた片山氏が保釈された。8回の公判を終わった段階での「真犯人」からのメールについて、落合弁護士は真犯人である可能性はあるが、慎重な分析が必要とコメントしている。片山氏本人が真犯人を装っているとする検察側の物言いも、それに備えての対応を取っていたと言う。

片山氏のコメント
BLOGOS
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まず公判をやっているときに、確定ではないが真犯人からメールが来たらしいと聞いて、いざ来たとなったときに言われるであろうことは、"自作自演だろう"ということを弁護士と私も予想をしていました。

拘置所から出るとき、PCは押収されたままだったんですが、新しく買うPCは弁護人の管理下にある方がよいということで、自作とか改造はしない、1台のみということにして、さらに通信を記録し続ける「パケット警察」というソフトを入れ、そのパスワードは弁護士の野間さんが管理しています。それをもって、怪しい通信はしていない、と言えるように備えていました。

(公判中の)今日の117分に来たとのことで、それすら必要は無くなったのではないかと思います。犯人がアリバイがある時刻を選んで送ったのかはわからないですけど、メールの内容は、経路検索をした場所がほぼ全部合っていますので、信憑性は高いように思います。
としては、これをもってこの裁判を終わりにしてほしいと思っています。
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落合弁護士は
片山氏が別人を装ってやったとすれば、もっと公判中での主張に反映させていたはずだと述べ、警視庁内部にこうした行為に及ぶ輩がいるとうことも一応考えられると「考察」を公表した。
落合弁護士は「自称真犯人メール・可能性についての考察」をブログに書き込んで、1真犯人2被告人3警察関係者4第三者の可能性を推察し、1か3当たりの可能性が高いという気がすると書き込んでいる。

 犯人を仕立て上げる構造は、これまで冤罪を生んでいるのに、「国家権力」のほうは一向に改められないから、またかとどうしても考える。確定的な科学的根拠もなしに、犯人にされるのではたまらない。