2014年9月26日金曜日

鈴虫が細々と鳴き、蚊が元気


 なにか遠慮がちに鳴き出している鈴虫。虫の音は年を追うごとに、鳴き競うことが少なくなり、ほんの申し訳程度に声を出している。「あれ松虫が鳴いている♬チンチロチンチロチンチロリン♬~」という唱歌もいまや、絶滅危惧種のようだ。昔は煩いと思うほどだったのに、今や生息できる条件がなくなってしまった。とりわけ都市部には壊滅的になくなってしまった。
 セミの場合は大概6年もかかって、地上に出てくるのだから、地上の改変にはびっくりすることだろう。林だったり森だったり、木が植わっていたところが、消失してしまったら出てきたときにどうしていいものやらこまってしまうだろう。同じ木の枝に付く蝉の抜け殻はは、そうした事情だろう。
ウォーキンングに出かけたときで見つける木々は、建物の敷地や周囲によく見るが、昔はきっと林だったのだろうというところや、大きな屋敷の跡の庭が放ってるところがある。注目していた、大きな庭のある林のようなところも、なにかほかの用途に使うような気配がある。神社はさすがに「保全」されているが、ほかはなくなるばかりだ。

 わが娘は、間違いなく自分の血を引いていると見えて、蚊に刺されると痕がひどい。家に入ってこないように、窓や戸を開けるときに大騒ぎする。最近その蚊もいやに小さいのが飛んでいて、家の中では、捕まえるのが難しくなってきた。むろん目と運動神経劣化の原因があるが、考えるにやぶ蚊などが生きていく環境がなくなっているのではないかと思う。網戸とエアコンは大概の家にあるから、蚊も繁殖していくのに大変なのだろう。それは蚊が嫌いなものにとって結構なことであるが、その結果より小さいものが増えてくるようになったらまた困る。

 蚊がだって馬鹿にできない。原発集会の場所を止めるくらいの影響を持っているのだし、(集会を邪魔したのは誰だ?)、そんなところまで国際化する必要はない。2000万人も日本に来ることになったら、くっついてくるモノはいろいろあるだろうとは、余計ない心配かな。
 
ブラジルでデング熱をブロックする働きを持つバクテリアに感染させた1万匹の蚊を放出するのだとか。でも、その蚊は人を刺さないのかね。

 
デング熱を根絶やしにする蚊が登場