2019年8月5日月曜日

跡継ぎのいないさむい現実でも頑張る高齢組

 高齢化が…と日本中のいつでもどこでも語られる。地域のことだけではなく、大概の団体やグループでも「高齢化の波」をかぶって、悲壮な事態を迎えている。自分がかろうじてぶら下がっている釣りの会も同様であり、頼みの若者は釣りを楽しむどころの状態でない、勤労状態であることを実感させられる。

 釣りを楽しむことが、遊んでいて働かないといわれた昔の時期もあったが、今は曲がりなりにも、スポーツの範疇としても言われるようになった。高度成長期の賃上げや、曲りなりに「労働時間短縮」の労働運動であげた成果も、好条件だった。

 いまは釣りの会どこでも会の存続が危ぶまれる状況になっている。つり具の「上州屋」も一路縮小という憂き目にあっている。他者の状況をつぶさには知らないが、テレビで取り上げられる多くの華やかなスポーツでも、メディアで騒がれる一部を除いて、その底辺の実態はどうなっているのだろう。スポーツでも文化でも十分楽しむだけの、ゆとりの時間と賃金が保障されているわけではないだろう。

 先日鑑賞した男声合唱団は70歳代が多数の構成だった。帰りの話題で、ほかの年季の入った合唱団も、高齢化が進んでいて四苦八苦していると聞いた。若い人たちは仕事の都合で、練習時間になかなか来られないという現状を、身近な合唱団もかかえている。

サラリーマン川柳各回位1位を拾ってみた。深刻さを隠して笑いを誘うが、そうでもないと深刻さに負けるというような気もした。

32回 五時過ぎた カモンベイビー USAばらし
31回 スポーツジム 車で行って チャリをこぐ
30回 ゆとりでしょ? そう言うあなたは バブルでしょ?
29回 退職金 もらった瞬間 妻ドローン
28回 皮下脂肪 資源にできれば ノーベル賞
27回 うちの嫁 後ろ姿は フナッシー
26回 いい夫婦 今じゃどうでも いい夫婦
25回 「宝くじ 当たれば辞める」が 合言葉
24回 久しぶり~ 名が出ないまま じゃあまたね~