2011年10月31日月曜日

洪水なんてへっちゃら?

 タイの洪水はますます酷くなっている。テレビに映し出される人たちの生活は、わりとあっけらかんとして見える。

 本当にそれだけかどうかはわからないが、洪水慣れみたいなものがあるのだろう。しかし今回は降水量が違った。日本だけでない豪雨が襲った。

 
 それがきっかけであったとはいえ、降水量が多ければダムは放流をしなければならないという「宿命」を負っているから、ダムが生活を洪水から守るという効用は信用はしないほうがいいことになる。

 
 信用してかどうか知らないが、人件費の安さを見込んで日本から進出(経済侵略か?)した企業が、工場が使えず製品不足になって、日本の商品供給にも影響している。

 
 タイの工場で右往左往する日本人と、水につかっても平気で肉を焼いて売っているタイ人、それを買いにいく人とのコントラストは、申し訳ないが面白い。
 
 自然を侮ることはできない。完全にコントロールなどできない。ある部分では自然と「溶け合って」生きるという生き方が、タイの人に見える。