2013年2月2日土曜日

また、海に放射能汚染水を棄てるのか


 福島原発の原子炉冷却汚染水を海に捨てると、東電が発表している。漁協に了解を求めてからやると、前回の反省はしているが、到底納得できるものではない。タンクに溜め込んだものが満杯になったということだが、気持ちだけで言えば原発を容認する不逞の輩に送ってやりたいと思ってしまう。第一、原発稼働を続けるということは、今回に限らず、繰り返す危険性を増大させるということだ。

 活断層の上に日本列島がのっているようなものだから、少なくとも原子力発電は止めるというのが、ベストなことであってもその選択は今ないわけだ。こういう経験を何回も繰り返すという将来まで含めて、容認するわけにはいかない。

 漁協者は生業でやっているわけだが、それだけでない人の生活のなかでも海の恩恵を様々うけ、共生している。これを無視することができるのか。そうでなくとも、環境の悪化で海産物の自力再生は及びもつかなくなっている。福島には、サケが遡上する川がいくつもある。放射性物質が山にも運ばれることになるだろう。また、茨城県沖まで広がることは否定できなし、海洋汚染を承知でやってしまうことで、海とつながる他国の了解を得られるとは思えない。

 NETをみたら、小出裕章京大助教授の話がでてきた。

 巨大タンカーを使って保管するという提案だ。今25万トンと言うことだから、10万トンタンカーを使うということなら、現実的な方法ではないかと思えた。