2011年10月25日火曜日

ハゼの被曝を調べるについてのウンチク

 東京湾のハゼ釣りは、相当人気が高いし特に釣りの会にとっては、釣る魚種としては欠かせない存在だ。
 東京湾のハゼは「江戸前の魚」のひとつとして伝統的に愛されている。江戸時代には旗本や、大店の旦那そのおかみさんまで広く釣りを楽しんでいた。

  江戸前の魚は味が良いと言われてきた。東京湾に流れ込む河川は多いから、山からもたらされる「成分」が多様であることによるものとされる。

  和竿を使った釣り研究会を毎年実施しているが、この和竿も「伝統工芸品」として東京都の指定を受けている。
   →東京労釣連ハゼ釣り研究会

  正月前には「落ちハゼ」を釣って、年越しの料理に備えるという生活習慣がいまでもあちこちに残っている。(松島湾のハゼもしかり)

 この時期のハゼはやや難しい釣りとなるが、盛期のつりとなればとっても賑やかな、レクリエーションとして根強い人気を誇っている。

ここはお台場


 放射性物質の魚に対する影響調査は、「流通されているもの」と、絞り込まれている。というより、あまり調べる気はないからやらないというほうが正解かな。

  魚でも、白魚、鮎、ワカサギなどはセシウムの影響があると発表されている(農水省HP)が、社会生活のあらゆる分野で放射性物質の影響がどういう実態にあるのかは、「自主的調査」に放っておかれている。

  この放漫さを怒らずにはいられないが、いまは影響を調べたいし、「安全なハゼ」を文化的伝統として心配なく味わいたい。

  それで、なんとか放射性物質のハゼに対する影響を調べてみようと、今日の釣りの会議での結論となった。