2017年1月14日土曜日

荻窪へ出て、善福寺川を下ってみた

~善福寺川、神田川のカモたちが悠々自適ライフ~
 環七通りから西およそ5キロくらいだろうか。荻窪駅からこんどは東南方向に下ってみた。東南方向といっても、川はかなりの蛇行をして下っているので、相対的に東南方向になっている。環八通りにかかる橋から川沿いの道に入り込んだ。

 ここには川一面に水草が繁茂している。水の透明度が高くて、水草が流れに揺らめいているのが、「東京」にくくられるイメージと真逆のシーンみたいに思えた。太陽に照らされて輝いてところに、カモがたくさん就餌行動をしている。観察していると、グループで行動しているようだが、1~3羽でも動いている。

 就餌のときは、水草の上にある「何か」をついばむ、泳ぎながら足が川底に届くところでは、足をばたつかせて川底をかく乱して浮いてきた「何か」を頭から水に潜って食べる、もっと深いところでは90度転回して…つまり真っ逆さまになって「何か」をあさっているのが見えた。こんなことは知っている人もいるのだろうが、肝心なことはこの場でカモの就餌が可能になっている条件だ。

 エサがないところには当然集まらない。就餌ができるところを学習している。エサが繁殖できる条件がその場の川の構成にあるということだろう。水草が繁茂できるきれいな水、根を張れる川底、太陽光、それから水草の養分となるもの。カモの糞も水草の養分になっているのかもしれない。

 善福寺公園まで来ると、川としての機能に着目した岸の造成が考えられているように見える。現在は川には近づけないが、川近くまで人が寄って遊んだと思しき仕様ができている。水流を弱めるための穴を構成し、水生生物をも考慮した思われるパーツが作られている。スズガモだろうか、水流の変化の生じた場所で、水に潜ってエサを追っている姿が見える。













スズガモらしき鳥、水中でエサを追っている