2012年1月1日日曜日

デジタル社会の功罪


 私のようなものが言うことではないかも知れないが、今は情報を自分で求めないと本当のことが見えにくくなっている。そんな実感を昨年は強く持った。

 真なるもの、肝心なことをテレビは伝えないし新聞も書かないい。これは今に始まったことではないが、情報を持たない物にとっては、愚民政治支配に取り込まれる危険にさらされているということだ。

 恥ずかしいことだけれども、例えば原発の汚染水を海に流すことは国際法に違反するということ。これは知らなかったことで、ホームページをあちこち見ていてわかったことだった。

 自分のブログにも載せた農水省のホームページは、魚への放射性物質の影響を測定してまとめている。これをメールマガジンで配信している。

 メールマガジンと呼ばれるメールニュースは登録することで定期的に送信してくる。小泉純一郎という昔の首相はたしか200万人以上が登録者になったというから、これが悪政維持の力のひとつに働いたのだろう。

 大阪の橋下徹のツイッターは45万の「読者登録=フォロワー」がある。(選挙後3万以上も増えている)

 ここで流される情報は、新聞社も当然掴む作業はしているだろうが、それも記事として使うということ。生な情報は違う物になる。

ツイッターの一説
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プルトニウムのプルト君です、原子力発電はCO2を出さないエコでクリーンな発電だけど、1秒間に70トンの海水を7上げて海に流してじゅんかんさせているのはここだけの秘密
議会承認なかったんですか!?RThttp://www.kakehashi.or.jp/?p=4896 ( #iwakamiyasumi4 live at http://ustre.am/sQYS)  東京都23区の区長たちが集まって、トップ会談でがれきの受け入れがきまったという。議会の承認なしで。
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ここまでくると、文化だと思える。

 ネットを通じた民主化運動が去年は広がった。独裁国
チュニジア「共に立ち上がろう」、エジプトのムバラク政権30年は1ヶ月で崩壊、リビアのカダフィー大佐は国民の情報網YouTube(映像サイト)で追い詰められ、倒れた。

 日本もネットの果たす役割と「参加者」は震災以降ずっと多くなったということだ。皆にとって有益な情報はどんどん使い求めて、発信することで社会運動も発展するのではないかと期待を持っている。