2016年10月8日土曜日

パリ協定批准、あれれ忘れてた日本?

 最近、出かけるたびに雨に降られることが多くなった。このごろすっかり雨男に変わってしまったと冗談に話すが、昨今の台風の発生や損時期でもないときの風水害がすさまじい有様で、冗談を言っている状況でない。すっかり熱帯地方と変わらなくなってしまったのかと言っても過言でない。

 気候変動枠組み「パリ協定」の批准について、政府は民進党の質問に答えて、パリ協定の承認手続きを11日の閣僚会議で決定を目指すと回答した。日本の批准が政府によって後回しにされていて、国会にかけられずにいる間、米国、中国、インドに続いて欧州連合も4日に批准を承認した。これにより協定の発効の必要条件をクリアして、11月上旬にも発効することになった。

 伊勢志摩サミットで「早期批准」を宣言に取り入れていたということなのに、今の国会では、所信表明演説では一言も触れていなかった。忘れちゃったのかなとでもいう以外に評価のしようもない。まったく恥ずかしいことだ。こんな状態で「常任理事国入り」をしたいなど言えた義理ではないだろう。

 企業活動にマイナスになることはできるだけ回避していくという甘さがそうさせる動機になる。温室ガスの排出規制には投資が必要なことは素人でもわかる。しかし持続可能な社会を求めるとは国際的な課題としても言われていることだ。「…は日本は世界から何番目」と言われること批判されることが多いが、世界では常識であっても日本では遅れていることが多くて、それだけ政治の程度が低いとみられることで、恥ずかしい限りだ。

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